顔のたるみの原因のひとつに「バッカルファット」と呼ばれる余計な脂肪分があります。
バッカルファットを整形手術によって除去し、若返り効果や小顔効果が得られます。
バッカルファットとは?
頬の内側の深い層にある脂肪の塊のことを言います(別名:頬脂肪体)。バッカルファットは若い時は頬の横にありますが、加齢によって次第に下垂し、顔のたるみやほうれい線など女性が気になるふけ顔の原因になります。
バッカルファットは元々人体に必要のない脂肪なので、除去しても問題ありません。バッカルファット除去はデメリットよりメリットの多い美容整形です。
バッカルファット除去
日本ではまだメジャーな施術法ではありませんが、海外セレブや著名人の中では当たり前のように除去しています。その影響もあり、日本でも人気が徐々に上がってきています。
バッカルファットを除去することで、頬のたるみやほうれい線を改善し、更に小顔効果も期待できます。今まで痩せなかった丸顔がスッキリとシャープになることも。一度除去すると元に戻ることがないので、半永久的な効果が得られます。
バッカルファットの摘出は口腔内から行います。口腔内を数ミリ切開し、必要な分だけバッカルファットを取り出します。局所麻酔をするので、施術中に痛みは感じません。
基本的には顔のたるみが気になる人に向けた施術ですが、たるみがまだ出て来ない20〜30代のうちにバッカルファットを除去しておくことで、将来の起こりうる老化現象(たるみ・ほうれい線・マリオネットライン)の予防にも繋がります。
ある程度年齢を重ね、たるみが酷くなってからバッカルファット除去を行っても、効果が十分に発揮されないこともあります。
元々頬がほっそりしている人は、バッカルファット除去をするとかえって頬こけの原因となる可能性があるので注意しましょう。
<バッカルファット除去が向いている人>
*顔のたるみやほうれい線を改善したい
*小顔になりたい
*フェイスラインをすっきりさせたい
*ブルドッグ顔の予防がしたい
*マリオネットラインの解消・予防
*半永久的な効果が欲しい
<バッカルファット除去が向いていない人>
*頬こけが気になる
*お金をかけたくない
バッカルファット除去のメリット・デメリット
◎メリット
顔のたるみ改善、小顔効果、老け顔防止の効果が得られます。目に見えた効果が期待できるアンチエイジングとして人気です。
また、バッカルファットの摘出は口腔内から行うので、顔に傷跡がつきません。そのため、周りかから手術を受けたことがわかりにくいです。
◎デメリット
頬のたるみの原因がバッカルファットではなかった場合、バッカルファットを除去してもたるみが改善されない可能性があります。その場合、たるみの原因は筋肉の衰退や皮膚組織の緩みかもしれません。
また、バッカルファットを除去しすぎると、頬がこけて老け顔の原因になる恐れがあります。元に戻ることがないので、本当にバッカルファットを除去しても大丈夫かどうかをしっかり医師と相談しましょう。
バッカルファット除去の流れ
バッカルファット除去は医療行為になるので、美容外科や美容皮膚科で施術を受けます。
①クリニックで相談
最初にクリニックで診察を受け、希望のフェイスラインを伝えた上でどの程度の量のバッカルファットを除去していくかを相談します。人によってはバッカルファット除去だけでは希望通りのフェイスラインになれず、その他の手術との併用を勧められることもあるでしょう。
②局所麻酔
施術当日は、無菌の手術室に案内されます。
口腔内に局所麻酔をしますが、極細の針を使うので痛みはそこまで強くありません。
③バッカルファット摘出
メスで口腔内を数ミリ切開し、そこからバッカルファットをつまむようにして摘出します。
摘出が終了したら出血をしていないかの確認をし、医療用の糸で切開部分を縫合します。麻酔含め、施術時間は30〜1時間程度で終わります。
止血の為に20〜30分ほど安静にします。最後にケア方法の説明や内服薬を処方され、施術は終了です。
洗顔やシャワー、メイクは当日から可能ですが、激しい運動など再出血の可能性がある行為は控えましょう。
④ダウンタイム
比較的ダウンタイムは少ない施術ですが、数日〜1週間程度は腫れが出ることがあります。
メスを使って切開しているので、麻酔が切れたら痛みが出てきます。しかし強い痛みはあまり出ず、処方された痛み止めで対処できるでしょう。
施術費用
バッカルファット除去の費用はクリニックによって異なります。
安いところで20万円前後、高くても30万円以内で済むことがほとんどでしょう。
まとめ
バッカルファット除去によって、頬のたるみやほうれい線、小顔効果など自力ですぐ効果が得られないような顔の改善が可能です。これにより若返りも期待できます。
顔に傷跡が残らず、ダウンタイムも少ないので、比較的手軽にできる美容整形と言えるでしょう。
しかし向き不向きがある施術なので、医師とよく相談した上で施術をしていくかを決めることをおすすめします。
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