すっかり秋めいた気候になってきましたね!日中と夜の寒暖差もかなり出てきましたね。夏場は暑い=紫外線が気になる!ということで紫外線対策をした人も多かったと思います。でも、しっかり対策ができなかったという人も中にはいるかも…!?ふと気がついたらお肌にシミができている、なんてこともありますね。歳を重ねると気になってくると思います。
シミができる最大の原因である「紫外線対策」はもちろんですが、体の内側からのシミ対策って意識していますか?夏はもちろんですが、紫外線は年中降り注いで私たちのお肌にダメージを与えているんです。
ここでは、シミ対策になる食べ物を紹介しますのでぜひ参考にしてください!
体の中からもシミのケア!
新陳代謝が追いつかないほどにたくさんの紫外線を浴びてしまうと、黒色メラニンが肌に沈着し、それがシミになります。普段から、日焼け止めや日傘などで紫外線から肌を守るようにしましょう。特に顔は、化粧品の下地に日焼け止めが含まれている物もあるので、そういった商品を積極的に使うことがお勧めです!
また、あわせて体の内側からのシミの対策をすることも重要です。抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、βカロチン(ビタミンA)、メラニン色素の沈着を抑制するL-システイン、新陳代謝を促進するビタミンB2などを意識して摂取することで、シミ対策になります。
具体的に…シミ対策になる食べ物
ブロッコリー
茎の部分には、レモンの2倍のビタミンCが!
抗酸化作用のあるスルフォラファンも豊富に含まれています。
カボチャ
ビタミンCが多く含まれており、その他にもビタミンE、βカロチン(ビタミンA)も含まれています。
トマト
シミの元になるメラニン。そのメラニンを作る酵素である『チロシナーゼ』の働きを抑えるリコピンが豊富に含まれています。
キウイ
ビタミンCといえばレモン!とイメージする人も多いと思いますが、ビタミンCが1個当たりレモンより多い果物があり、それがキウイなんです!ビタミンEも豊富に含まれています。
その他…玄米
ビタミンやミネラルが豊富で、シミの下になるメラニンの排出を促す作用があります。さらに、メラニンを作る酵素チロシナーゼの働きを抑えるフェルラ酸も含まれています。
シミ対策になる食べ物…一体いつ、どのくらい食べるのが効果的?
シミ対策には、主に抗酸化作用のあるビタミンCが重要なことがわかりました。しかしそれをいつ、どのくらい食べたら効果があるのか確認していきましょう!
1日でまとめて摂取しても効果なし!?
厚生労働省によるとビタミンCの1日の必要量は100㎎と言われています。100㎎という量は、イチゴなら5粒くらいなので、意外と簡単に摂ることができます。ただし、ビタミンCを消耗する場面が日常的にとても多く、ストレス・喫煙・アルコールの摂取や激しい運動でも大量に消耗してしまうんです。また、コラーゲンの生成や免疫機能を高めるためにも消費され、風邪やインフルエンザなどの感染症のときにはさらに必要量が増加してしまいます。
そのため、必要量は100㎎と言われていますが、消費されることを考えると、1日で2000~3000㎎ほどの摂取が理想だと言えるでしょう。しかし、ビタミンCには『1回の摂取上限値』というものがあり、1度に吸収されるのは最大で1000㎎と言われています。1000mg以上摂取する場合は、数回に分けて摂取することで、無駄なく吸収してくれます。つまり、ビタミンCは“こまめにとったほうがいい”と考えられます。
ビタミンCを効率良く摂取する方法
野菜・果物などの『食品』からビタミンCを摂取するのであれば、効率的なのは生で、そしてできるだけ新鮮な状態のものを食べることがお勧めです!
ビタミンCはとても壊れやすく、水溶性なので、
- 水に長くさらさない
- 加熱しない
- 新鮮なうちに食べる
以上3つがポイントです。
単純に野菜の量をたくさん食べられる、という点でいうと野菜を切って茹でるという方法が最も量を担保できますが、『ビタミンCの摂取』という点でいうと、お勧めはできません。
つまりビタミンCの効率的摂取を考えると生で食べることが理想的!もし茹でる場合でも、茹でてから切るという流れにする方が、ビタミンCはより多く摂取することができます。
また、野菜を買って、冷蔵庫に置いておくと1週間ほどでビタミンCの量が半減するというデータもあります。毎日、生野菜や果物だけで2000〜3000mgを摂取するのは難しいので、ドリンクやマルチビタミンなどのサプリメントを補助として摂取すると良いでしょう。
ちなみにサプリメントはビタミンの含有量が高いので、一度にたくさん飲むのではなく、分けて飲むようにしましょう!
ビタミンCを朝摂ると、日焼けしやすくなる…!?
そうなんです…ビタミンCに含まれる“ソラレン”という物質には紫外線の吸収率を高めてしまう作用があるのです。具体的には、ビタミンC含有量が高いキウイ、レモン、グレープフルーツ、赤パプリカやレモンティー、アセロラジュースなどを摂取することで、紫外線の吸収率が高まり、シミができやすくなってしまう恐れがあります。
なので、シミのためにせっせとビタミンCを摂取していたつもりが、実は日焼けしやすくする状況を逆に作っていた、なんてことも…!
そのため、お肌に良さそうだから、朝にフルーツを食べよう!ということで柑橘系の果物を摂取しないように気をつけてください。また、ビタミンCが入った化粧水や美容液もあるので、そういったものは極力朝使用するのは控えるようにしましょう。
とはいえ、絶対にNG!というわけではありません。ソラレンは摂取してから数時間で体外に排出されるので、もしも朝にビタミンCをサプリや食べ物、飲み物で摂取してしまった時は、そのあとのUVケアをきちんと行えば大丈夫ですし、日差しが落ち着いてくる夕方以降に摂取するのは何も問題はありません。
しかし、心配な人は『なるべく朝にビタミンを摂取することは控える』ということを念頭に置いておくと安心ですね。
まとめ
以上、シミ対策について、そしてシミに効く食べ物、主にビタミンについて見ていきました。(ちなみに、ビタミンには副作用はないので安心してくださいね!)
夏が終わり紫外線対策がおざなりになりがちですが、紫外線は年中私たちの肌に降り注いでいます。ビタミンを摂取するタイミングに気をつけて、引き続きしっかり紫外線対策をしつつ、シミのケアを身体の中からしていきましょう!
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