エステ光脱毛サロンの脱毛方式理解してる?-契約前に知るべき大切なこと

エステ光脱毛サロンの脱毛方式理解してる?-契約前に知るべき大切なこと

機械による脱毛は大きく医療レーザー脱毛とエステ光脱毛の二つに分かれています。それぞれメリットデメリットがありますが、悩んだ末にいざエステ光脱毛を選んだとしてもサロンの種類が多くてどこに通うか悩んでしまいますよね。サロンの通いやすさや金額で決定する方も多いですが、脱毛方式も実は重要な検討材料です。情報収集の際、どのサロンがどの脱毛方式を採用しているのか注目していますか?なんとなくで光脱毛を選んでいる方はぜひ脱毛方式にも注目してサロン選びをしてみてはいかがでしょうか。同じエステ光脱毛というくくりでも脱毛方式によって脱毛の仕方も異なり、それぞれの機械のもつ強みが異なります。なんとなくエステ光脱毛を検討してしまっている方は、それぞれの脱毛方式の特徴を知り、ご自身の肌質や毛質、脱毛希望範囲に合わせてサロンを決めるのがおすすめです。

脱毛方式の種類

脱毛サロンの施術は「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」「ニードル(美容電気)脱毛」の大きく4つに分かれます。それぞれ施術にかかる時間や痛みの程度、得意範囲がことなりますので、どの施術が自分に合った方法なのか確認しましょう。どの脱毛方式を採用しているのかは、各サロンのホームページ等に記載がありますので、自分が検討しているサロンがどの脱毛方式を採用しているのかチェックしてくださいね。

IPL脱毛

IPL脱毛は毛の黒色(メラニン色素)に反応しやすい光を照射する、スタンダードなタイプ脱毛です。毛の黒色に反応する光なので、ワキやVIOなど濃い毛には効果的です。脱毛の施術直後には変化がありませんが、約1~2週間ほどすると毛が抜けていきます。一般的に施術のペースは毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回で、6回目くらいから脱毛の効果が実感できます。要するに脱毛効果が実感できるようになるには1年ほどかかるという事は覚えておきましょう。12回ほどすると自己処理が楽になり、18回ほどすると自己処理しなくても気にならなくなります。毛量の多い部分は施術で多少痛みが発生します。自宅用の光脱毛機もこのIPL脱毛タイプが多いです。ただし自宅用の脱毛機はパワーを抑えてあるので、脱毛サロンに通うより回数を重ねる必要があります。また、手の届く範囲のみになるので、手でしっかり照射できないような箇所の脱毛を希望する場合はサロンへ通うのがおすすめです。

IPL脱毛のメリット・デメリット

メラニン色素に反応するので、濃いムダ毛が気になっている人に効果が期待できます。また、一度に広い範囲を照射するので、1回の施術時間が短いというメリットがあります。ただし、メラニン色素に反応するという事は日焼けした肌にも反応してしまうという事になります。日焼け肌は照射によってやけどのトラブルが起こる可能性があるので照射できません。ホクロのある部分も照射できないので注意が必要です。また、色素の薄い産毛には反応しないのでいくら施術しても効果を感じられにくいというデメリットがあります。

IPL脱毛方式を採用しているサロン

キレイモ、銀座カラー、シースリー、エピレ

SHR脱毛

サロンのホームページなどで脱毛が早く終わるとよく謳われているのがSHR脱毛です。SHR脱毛は、光脱毛の中でも最新の脱毛方法で、毛包という毛に栄養を送る部分に弱い熱を繰り返し当てることでムダ毛が生えにくくなるという脱毛方式です。毛質に関係なく効果を発揮します。低温照射なので、IPL脱毛と比較して痛みが少なくて済みます。IPL脱毛と違い、施術後数週間で毛が抜ける、というような劇的変化はなく、「毛が生えるのが遅くなる」「毛がほそくなり薄くなる」というようなムダ毛の変化が現れます。IPL脱毛は「今生えている毛を無くす脱毛」SHR脱毛は「これから生える毛への脱毛」とイメージしてください。

SHR脱毛のメリット・デメリット

SHR脱毛はメラニン色素に反応しないので日焼けした肌や地肌の色が黒い方も施術が受けられます。ホクロのある部分にも脱毛可能です。IPL脱毛では難しかった産毛への効果があるのもメリットです。ただし、日焼け肌に施術できるといっても施術直前に日焼けすると肌が敏感になっている状態なので施術によって肌トラブルが発生する可能性があるため避けましょう。SHR脱毛の最大の魅力は脱毛完了までのスピードの速さです。2~3年かかるIPL脱毛と比較して、SHR脱毛は最短6か月で脱毛が完了します。SHR脱毛は毛周期に関係なく脱毛ができるので、2週間~1か月おきに脱毛ができるためです。デメリットは「今生えてる毛」が無くなるわけではないので、最初は効果を感じにくいという点です。最新式の脱毛なのでまだ取り扱いをしているサロンもIPLほど数多くはありません。実績もまだまだ少ないため、安心のために実績の多いサロンで…と思っている方には選択肢がかなり狭まります。全国展開をしているサロンなどであれば取り扱っている店舗も多いので、事前に調べておきカウンセリングの際は疑問点などをしっかり伝えて解消しましょう。

SHR脱毛方式を採用しているサロン

ストラッシュ、ラココ

SSC脱毛

SSC脱毛はIPL脱毛から派生した脱毛方式ですが、IPL脱毛よりも穏やかな「クリプトンライト」という光を使う肌に優しいタイプの脱毛です。肌への負担が気になる方、極度に肌が弱くて心配という方におすすめです。VIOやワキでも痛みが少なめで、痛いというより温かく感じる程度となります。肌荒れややけどの心配がないですが、その分効果も穏やかなので脱毛というより制毛・抑毛という方が正しく、サロン通いを止めるとまたムダ毛が発生しやすい傾向にあります。即効性がなく効果を感じるには時間がかかるので、即効性を望みたい場合はIPL脱毛を選ぶようにしましょう。

SSC脱毛のメリット・デメリット

SSC脱毛で使用するジェルは植物由来成分でできており、イソフラボン、サリチル酸、セイヨウシロヤナギ、メントールなどで構成されています。肌のトーンアップや毛穴の引き締めなどの美肌効果があり、ムダ毛を減らすと同時に肌がきれいになるという一石二鳥の脱毛です。黒ずみ改善の効果もあるので、自己処理で黒ずんだ肌も脱毛に通う事で少しずつ薄くなるという効果が期待できます。脱毛に時間がかかるので、効果の実感は得にくいですが続ければ確実に効果が出ます。脱毛効果が出るのに時間がかかってもいいので美肌効果も得たいという方にはおすすめです。IPLと同じくメラニン色素に反応するので、日焼け肌や肌の黒い方は肌トラブルが起きる場合があります。

SSC脱毛方式を採用しているサロン

ミュゼプラチナム、脱毛ラボ

ニードル脱毛

電気針を使ってひとつひとつの毛根にダメージを与える脱毛です。ニードルを毛穴に挿入し、電流や高周波を流すことによって毛根にダメージを与えて毛が生えないようにさせる方法です。ニードル脱毛には「電気分解法」「フラッシュ法」「ブレンド法」「絶縁針脱毛」の4種類があります。電気分解法は針から微弱な電流を直接流し毛根にダメージを与えます。フラッシュ法は高周波の電流を流すタイプです。ブレンド法は電気分解法とフラッシュ法を混ぜた方法で、ニードル脱毛を行っているサロンでは基本的にこのブレンド法かフラッシュ法のどちらかが使用されています。絶縁針脱毛は医療行為になるので医師もしくは看護師が施術する必要があり、脱毛サロンでは取り扱っていません。

ニードル脱毛のメリット・デメリット

ニードル脱毛は毛穴に直接針を刺すので肌の色に関わらず施術できるというメリットがあります。また毛の太さに関わらず脱毛を行う事が可能なので、産毛の薄い顔の脱毛や色素の薄い毛の脱毛に向いています。毛量を調整して脱毛できるので、VIOの施術を希望する人におすすめです。デメリットとしては毛穴に直接ニードルを指すので痛みが強いです。痛みに耐えられず途中で施術を止めてしまう方もいます。痛みについて心配がある人は、いきなり脱毛の契約をせずに体験があるクリニックで痛みの程度を知ってから契約することをおすすめします。またIPLなどの光脱毛と違い一本一本にアプローチする施術なので、施術に時間がかかります。一回の施術で脱毛を終わらせる事が出来ないため、長期間サロンに通う必要があります。金額面も光脱毛に比べてかなり高額になるので、他の脱毛サロンと金額をよく比較してから契約しましょう。

サロンを比較するときは使用機器やプランのチェックを

それぞれの脱毛の特徴がわかったところで実際にサロンを選ぶ時、そのサロンで使っている機器やプラン内容もチェックしてください。

  • 複数の種類の機器を使用している→万が一機械が自分の肌に合わなかったり、痛みに耐えられない時に、機器を変更できるというメリットがあります。また、一般的に脱毛機器が新しい方が痛みが少ない傾向にあるのでマシンがいつのものなのかをチェックしましょう。
  • 脱毛機の認定がある→日本エステティック振興協議会の認定がある脱毛機は、国の監修のもとで制作された研修を受けたスタッフが脱毛機を使用するので、サロン選びの一つの基準にできます。
  • シェービングが無料か有料か→背中やうなじなど自分でシェービングができない部分は必然的にサロンでシェービングすることになります。シェービングが有料で何度も通うとそれなりの金額になってしまう事があります。シェービングが無料のサロンもあるので、契約する時にプラン以外にかかる費用もよく確認してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。サロンを選ぶ際は金額ばかりに目がいきがちですが、きちんと効果がでるよう自分の脱毛箇所や毛質・肌質を踏まえてどの脱毛方式を採用しているサロンなのかをきちんと調べましょう。何も調べないでカウンセリングに行くと、その場の流れで契約してしまう人もいます。カウンセリングに行く前に、HPなどから情報を得て、疑問点をまとめておき、カウンセリングの際に全部解決するのがおすすめです。痛みに不安がある場合は、体験をやっているサロンで一度体験し、痛みに耐えられそうかどうかを確認しておくと契約時にも安心できます。脱毛は決して安い買い物ではありません。高いお金を払う分、自分が満足する結果が得られるように、自分に合ったサロンをきちんと選びましょう。

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