夏の脱毛あれこれ


夏になると肌の露出が増えてムダ毛が気になりますよね。脱毛業界は夏は一番人気が出て利用者が増える季節となります。近年は美肌効果も併せている脱毛サロンなどもあるので、肌を露出する夏こそ脱毛したいという人も多いです。そんな人気の夏の脱毛ですが、メリットデメリット、気をつけたいことなど色々あります。夏に脱毛をする人に、夏脱毛のポイントをまとめます。


夏脱毛のメリット


他の季節と比べると、夏は脱毛をする人がとても多い季節です。夏に脱毛をする最大のメリットは、肌を見せる機会が増える季節にムダ毛の処理から解放される点です。一度脱毛すると、一定期間それが継続されるので、薄着のファッションを楽しむ際、自己処理の煩わしさが軽減されます。また、自己処理の場合によくあるカミソリ負けなども防げるので、肌が綺麗な状態を保てるというメリットがあります。効果面だけではなく施術中もメリットがあります。脱毛は、脱毛機器の光を照射する前に、照射部位に脱毛専用ジェルを塗布します。このジェル自体が冷たいだけではなく、施術中は塗りっぱなしの状態になるため、体を冷やし、冬の施術が辛いという人も多いです。特に照射範囲が広い施術の際は、風邪を引いてしまったという人もいます。その点夏は冷たさをそこまで気にせずに施術を進められるというメリットがあります。


夏脱毛のデメリット


夏の脱毛はメリットも多いですがデメリットも多いと言われています。夏は紫外線の強い季節ですので、日焼けや日光による肌の刺激が起きやすくなります。脱毛後の肌はデリケートで敏感になっているため、日焼けや日光浴を行うと肌への負担が増え、炎症や色素沈着のリスクが高まります。色素沈着は、メラニン色素が過剰に産生され、肌の表面に沈着することで起こります。特に日焼けや紫外線の影響を受けた肌は、色素沈着しやすくなります。したがって、脱毛後の肌は十分な保護が必要です。日焼けや紫外線への曝露を避け、帽子や日傘、適切な日焼け止めの使用など、肌を紫外線から守る対策を取ることが重要です。また施術で使う機器によっては、日焼けした肌に施術できないタイプもあります。状況によってはせっかく予約しても施術を断られてしまう可能性があります。これらの点から施術前後は外でのアクティビティなどに制限が出てしまうことがあります。きちんとしたスケジュール管理が大切です。さらに、夏は暑く湿度も高いため、脱毛後の肌が湿った状態が続きやすくなります。これによって雑菌や細菌が繁殖しやすくなり、感染症や炎症のリスクが増えます。


夏の脱毛施術を受ける際に注意すべきこと


施術前


施術前の1週間はスクラブやピーリングなど、刺激の強いケアを避けましょう。肌のバリア機能を保ち、施術中の痛みや炎症を軽減できます。施術前の自己処理は必須です。ただし、カミソリやシェーバーでの処理に留め、毛抜きやワックスは避けましょう。これにより、毛根をしっかりと残すことができ、効果的な脱毛が可能となります。また、施術前に日焼けをしないように注意することも重要です。日焼けした肌は火傷や色素沈着のリスクが高まり、施術を受けられない場合もあります。目安として、脱毛の2週間前からは特に日焼けしないような対策をしましょう。日焼け止めや日傘などを積極的に利用してください。


施術後


施術後は肌が敏感になっているため、十分なアフターケアが必要です。まず、施術当日はシャワーのみで、湯船に浸かるのは避けましょう。また、激しい運動やサウナ、プールなども控えるようにしましょう。施術後の肌は乾燥しやすくなるため、保湿を徹底することが大切です。日焼け止めを塗ることも忘れずに、外出時には日焼け対策を徹底しましょう。特に脱毛直後の日焼けは色素沈着を起こしやすいので、対策が大切になります。日焼け止めは一日一回ではなくこまめに塗り直しするようにしましょう。また、脱毛箇所に摩擦や刺激を与えないように気を付けましょう。タイトな衣服や帯、水着などが脱毛後の肌に擦れることで、炎症やかゆみが起こる可能性があります。ゆったりとした服や肌に優しい素材を選ぶことが大切です。


夏のは医療脱毛?エステ脱毛?


脱毛を検討している場合医療脱毛とエステ脱毛どちらにすべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。それぞれもメリットデメリットをお伝えします。


医療脱毛

効果の高さと永久性 医療脱毛は、高出力のレーザーを使用し毛根を破壊するため、永久脱毛が可能です。夏に脱毛を始める場合、数回の施術で効果が得られるため、夏の後半にはムダ毛処理の手間が減ります。

短期間で完了 医療脱毛は施術回数が少なく済むため、夏に脱毛を始めると秋までに結果が見えてくることが多いです。通常、5〜6回の施術で効果が得られます。

安全性 医療機関で行われるため、万が一トラブルが発生してもすぐに適切な医療処置が受けられます。また、脱毛をしていい肌なのか不安がある場合も医療脱毛の方が的確な指示をもらえるというメリットがあります。夏になると汗疹ができやすい、肌が荒れやすいなど肌トラブルが起きやすい体質の人は、照射が可能かどうかを判断してもらえるので安心して施術できます。

痛みが強め 高出力のレーザーを使用するため、痛みが強い場合があります。特に日焼けした肌や敏感な部位では痛みが顕著になることがあります。施術が出来ても照度のパワーを落とす必要が出てしまう場合もあり、効果が半減する可能性が出てきます。

日焼け対策が必須 日焼けした肌は施術が難しいため、夏の間は徹底した日焼け対策が必要です。施術後も日焼け対策を継続する必要があります。夏に肌を焼きたいと考えている人はあらかじめスケジュールを立てて行動しないと施術が受けられなくなってしまったり、肌トラブルを招く可能性が高くなってしまいます。

予約の取りづらさ 夏は脱毛施術の予約が一年で一番多い時期です。早めに予約を取らないと希望日に予約が取れないこともあります。スケジュール管理が必要なので、仕事や子育てなどで忙しい場合に、理想の脱毛完了期間までに脱毛が終わらない可能性があります。


エステ脱毛

リーズナブルな価格 サロン脱毛は医療脱毛に比べて費用が低いため、夏の間に始めるのに負担が少ないです。キャンペーンや割引を利用するとさらにお得に施術を受けられます。

痛みが少ない 使用する機器の出力が低いため、痛みが少ないのが特徴です。痛みに敏感な人や初めて脱毛を受ける人に適しています。

リラックスできる環境 サロンではリラックスした雰囲気の中で施術を受けられるため、夏のストレス解消にもつながります。

効果が一時的 サロン脱毛は毛根を一時的に弱らせるだけで、永久脱毛ではありません。夏に始めても、長期間の効果を得るには定期的な施術が必要です。

施術回数が多い 効果を実感するまでに多くの施術回数が必要です。通常、10回以上の施術が必要となり、夏の間に全ての施術を終えるのは難しい場合があります。

日焼け対策が必要 医療脱毛と同様に、日焼けした肌には施術が難しいため、夏の間は日焼け対策が欠かせません。ただし、医療脱毛と違い専門的な視点で肌の状態を見てもらえないというデメリットがあります。医療脱毛であれば、万が一肌トラブルが起こってしまった場合に施術を受けた脱毛機関で薬を出してもらう事も可能ですが、エステ脱毛の場合はあらためて皮膚科で診てもらう必要があります。


どちらを選ぶにしても日焼けはNGです。特に医療脱毛は高出力のレーザーを使用するので、日焼けした肌では施術が出来ません。また、痛みに強い弱いなどの個人差によってもどちらが向いているか変わってきます。不安がある人はカウンセリングの際に状況を相談するようにしましょう。


ケアが面倒な人は秋冬に脱毛しよう


夏は海などで日焼けをしたい人や、ケアをこまめにするのが苦手な人や仕事などの関係で日焼け止めをこまめに塗れない人は夏ではなく秋から冬に脱毛を始めましょう。夏に比べると紫外線も弱いので、夏ほど神経質にならなくて良いというメリットがあります。特に顔の脱毛を考えている場合は夏より秋冬がおすすめです。ただし、冬も肌乾燥や施術の際の冷えなどのデメリットがあります。どちらが自分の生活に合っているか見極めましょう。


まとめ


夏の脱毛は人気がありメリットも多いですが、一方で万全な日焼け対策が必要であったり気をつけるべき点も多いです。せっかく脱毛して綺麗になろうとしても、肌トラブルや色素沈着を起こしてしまうと意味がありません。汗の量も多く、肌が不安定になりやすい時期でもあるので、日焼け対策をしっかり行って美肌を育てるようにしましょう。また、夏は予約が取りづらいシーズンでもあります。場所によっては希望をする日に施術が受けられないという事もありますので、脱毛期間はスケジュールをしっかり立てて、やはめに予約をするよう心がけましょう。万が一日焼けしてしまった場合は無理に施術に行かずにキャンセルする心を持つことも大切です。計画的に動いて夏の脱毛を成功させましょう。

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