基礎化粧品と一口に言っても、具体的にはどういったものを指すのでしょう?
今更人にも聞きにくい基礎化粧品について詳しく見ていきましょう。
基礎化粧品とされるもの
基礎化粧品と、メイクアップの為のコスメは異なります。基礎化粧品とは、メイクアップする前の素肌に、不足した栄養素や水分を補給し、肌をキレイに整える、いわば肌を清潔・健康にするための化粧品のことを言います。
基礎化粧品には
*洗顔目的…クレンジング、洗顔料
*保湿の下準備目的…ブースター
*保湿目的…化粧水、乳液、クリーム、ジェル
*美白、美容目的…美容液、マスク、パック
*部分ケア目的…アイクリーム
などが含まれます。
基礎化粧品で一番大切なのは、化粧水と乳液で、その他のクリームや美容液はサブアイテムとしてプラスしていく形でいいでしょう。
各化粧品の役割
◎クレンジング
クレンジングはメイクや毛穴の奥に詰まった皮脂や黒ずみなど、主に油性の汚れを落とします。
化粧品は油でできています。油は油で落とすのが最も効果的なので、クレンジングも油分が多く含まれているものがほとんどです。
肌に負担をかけたくない場合は、オイルタイプよりは落とす力が劣りますが、クリームタイプやミルクタイプのクレンジングがオススメです。この点に関しては自分のベースメイクの濃さで選ぶといいでしょう。
◎洗顔
肌の表面に付いた汗、皮脂、ホコリなどを洗い流すのが目的です。
しっかりと泡立て、手のひらではなく泡で顔を洗うようにすると肌への刺激や摩擦を少なくできます。
起床後も、前夜につけた乳液が残っていたり、寝汗によって肌が汚れていたりもするので、ベースメイクの前にしっかりと洗顔するのが大切です。
◎ブースター
ブースターとは、化粧水の前につける導入美容液のことです。
角層を柔らかくして、化粧水が奥まで浸透しやすくするプレ化粧水のようなものです。洗顔後にブースターをつけると、いつもより保湿効果があることを感じられるでしょう。
◎化粧水
洗顔をすることによって、本来肌に残っているべき皮脂まで洗い流してしまい、乾燥肌の原因となります。
洗顔後、肌がつっぱるような感じがするのは、肌の水分量が不足しているためです。この状態を放っておくと、皮脂が過剰分泌され、べたついた肌になってしまいます。
ここで化粧水をたっぷりと顔につけてあげることで、不足している水分を補給することができます。
◎乳液
化粧水の後に塗ってあげるのが乳液です。化粧水を塗るだけで終わってしまうと、肌表面の化粧水が蒸発してしまいます。この蒸発を防ぐ為に、水分を肌に閉じ込めるよう蓋をしてくれる役割を持つのが乳液です。
乳液自体にも肌に必要な栄養素や水分が含まれているので、化粧水だけでは賄いきれない分をカバーするという役割もあります。
◎クリーム
クリームは乳液と比べると少し硬めで油分が多い特徴があります。
役割は乳液とほとんど変わりはありませんが、肌の水分をしっかり蓋をする点ではクリームの方が有効的です。
◎美容液
美容液には、肌に欠けている栄養素を補う役割があります。
肌がくすんでいたり、日焼けが気になったり、美白を目指している場合に、肌の健康を取り戻すための栄養素が入った美容液を使用するといいでしょう。
美容液の中にはメラニン生成を抑制する成分や、肌のターンオーバーを促す成分、整肌作用のある成分が入っている場合が多いです。これらの成分によって、普段の肌をキレイに保つことに加え、今よりもより美しい肌に回復させてくれます。
◎パック・マスク
美容液が染み込んだマスクを肌にぴったりと貼り付けることで、時間をかけてじっくりと美容液を肌に浸透させることができます。
毎日使用しなければならないアイテムではないので、自分の生活に合わせて決めたリラックスタイムや、デートや人前に立つ日の前日など、ここぞという日の前の日に使って肌の調子を整えることができます。
いかがでしたか?
基礎化粧品には様々な種類があり、その役割も1つ1つ異なります。化粧水と乳液をベースに、自分の肌に合わせた基礎化粧品を選んで、より美しい肌を目指しましょう!
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