髪に白髪が…!?原因と対処法!

髪に白髪が…!?原因と対処法!

鏡を見ていたら髪に白髪を見つけて、1本ならまだしも、なんだかたくさんある…!と愕然としてしまった経験はありませんか?白髪が目立つと、一気に老け込んだように見えてしまいますよね。白髪があると、5~7歳くらい老けて見えてしまうそうです。最近は年齢に関係なく、20代でも白髪に悩んでいる方が増えてきているようです。髪が白くなってしまう原因とその対策をご紹介します!

白髪とは

そもそもなぜ白髪ができるのでしょうか。実は髪はそもそも白色をしていますが、メラニンを生成する細胞であるメラノサイトが働き、メラニンによって黒い髪になります。白髪になるのは、そのメラノサイトが正常に働かなくなってしまうためです。

白髪になる原因

メラノサイトが正常に働かなくなってしまう原因はよくわかっていませんが、加齢や遺伝、ストレス、高熱、薬の副作用などが関連しているといわれています。

遺伝

若白髪は遺伝も関係していると考えられています。親に白髪が多いと子どもも白髪が多くなる傾向にありますが、実は白髪の遺伝についてはまだ根拠が示されていないのです。必ずしも遺伝が関係しているとはいえませんが、ご両親や祖父母に若白髪が多い方がいる場合は、ご自身にも白髪が多い可能性があります。

加齢

歳を重ねると、メラノサイトの働きが低下します。そのため、30代中盤頃から白髪が目立ち始め、50代前後で半分近くが白髪になる方が多いようです。ただし、加齢における白髪についても個人差があるため、50代でも白髪が非常に少ない方もいます。

ストレス

遺伝的な要因での若白髪でない場合は、ストレスが要因になっていることが多いといわれます。学校生活や仕事において過度なストレスがかかっていると、自律神経が乱れることで筋肉の緊張や血管が収縮し、血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなることで血液を通して供給されるはずの栄養分が供給されず、髪を黒くするメラノサイトの働きが衰えてしまい、色素が定着せず白髪のまま生えてくるのです。

また、ストレスにより、体内の活性酸素が増えすぎることで、白髪が生えてくるという可能性もあります。活性酸素は、我々の身体を細菌などから守るために体内に存在していますが、増えすぎると、健康な細胞まで破壊してしまいます。ストレスがかかると、一時的に体内の血行を悪くします。これが元に戻るときに多量の活性酸素が発生するのです。活性酸素は頭皮の正常なメラノサイトを破壊してしまい、その結果、白髪になると言われています。

現代生活

スマートフォンやパソコンを注視することでも白髪になりやすいと言われています。画面を中止することで眼を酷使してしまい、眼球付近の筋肉が凝り固まってしまいます。筋肉が凝り固まることにより、血行が悪くなり、疲労物や老廃物を蓄積させてしまうのです。それが悪化すると、おでこや頭皮、こめかみの筋肉なども固まっていき、頭部の筋肉が固くなってしまいます。筋肉が固くなり血行が悪くなると、白髪を増やす原因になるのです。

栄養不足

過度な食事制限を行うダイエットや偏食は栄養が不足してしまい、メラノサイトに栄養が行かなくなると白髪になってしまいます。また、妊娠中や授乳期などは、身体が自分の栄養よりも赤ちゃんへの栄養を優先してしまうので、知らず知らずのうちに栄養不足になり、白髪が増える原因になっている可能性があります。

睡眠不足

睡眠不足は言うまでもなくNG。ストレスの原因になるだけでなく、血行不良を起こします。さらに成長ホルモンの分泌を減少させてしまうため、髪自体の育成が抑制されてしまうのです。睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンが睡眠不足により少なくなり、髪の育成やメラノサイトの働きを滞らせることがあるのです。

白髪を増やさないために!

若白髪は、生活習慣を見直してみることで黒髪の戻る可能性があるともいわれています。以下に、白髪を黒髪に戻すための習慣や対策をご紹介します。

紫外線から頭皮と髪を守る

メラノサイトにダメージを与える紫外線はできるだけ浴びないようにしましょう。とくに分け目は紫外線を集中的に浴びてしまいます。そのため、定期的に分け目を変えたり、髪用の日焼け止めスプレーをしたりして紫外線対策を行うことが有効です。

ヘッドスパや血行促進マッサージ

先述の通り、血行が悪くなると白髪の原因になりやすいため、マッサージ等で血行を促進しましょう。頭には筋肉が無く、自分で動かすことができません。マッサージで血行を促進し、栄養の届きやすい頭皮をつくりましょう。

髪を黒くする食べ物を摂る

バランスの良い食事はもちろん大切ですが、特に髪にいいとされる栄養素を含んだ食物を摂り、白髪の対策をしていきましょう。以下に挙げる栄養素は、白髪だけでなく、黒髪を保つために必要な栄養素です。

ヨード

細胞の成長を助けてメラノサイトの働きを活性化して、髪の毛を健康な状態にします。

海藻類(昆布、ひじき、わかめなど)、魚介類(いわし、さば、かつおなど)

※妊婦の方が摂取しすぎると胎児に影響があるといわれていますので、過剰摂取は避けましょう。

チロシン

メラノサイト内でメラニンになる成分です。

乳製品(チーズ類)、果物(バナナ、アボカド、りんごなど)、魚介類(かつお、まぐろ、たらこなど)、大豆、ナッツ類(アーモンド、大豆、落花生、豆腐など)

チロシンをメラニンに変えるための酵素、チロシナーゼの働きを活発にさせるミネラルです。

豆類(大豆、納豆、カシューナッツなど)、野菜類(ごぼう、にんにく、パセリなど)、穀類(そば、さつまいも、玄米など)、魚介類(えび、かに、ほたるいかなど)、果物(あんず、プルーンなど)

ビタミンB12

メラノサイトの機能を活性化し、メラニン色素を増やす効果が期待できます。

魚貝類(あさり、赤貝、はまぐり、さんま、あゆ、いわしなど)、牛・豚のレバーなど

どうしても気になる白髪は

ヘアカラー

人からよく見えるところに白髪がたくさんあって気になる…という方は、ヘアカラーをすることをおすすめします。気になることがストレスになってしまうと、余計に白髪を増やしてしまう原因になります。一旦はヘアカラーなどで目立たなくし、上に紹介した対策をして、徐々に白髪を少なくしていきましょう。

白髪を抜くことはやめましょう

白髪が気になるからといって、抜くことはやめましょう。白髪を抜いたからといって、増えることはまずありません。しかし、同じ毛穴から次に生えてくる髪は、ほとんどの場合白髪です。また、無理に抜くと、毛根を傷めることがあります。次に生えてくる髪の成長にとってもよくないので、抜くのは避けたほうがよいでしょう。生えかけの短い白髪はピンと立つので、余計に目立つ結果にもなります。また、白髪を探して鏡の前で何時間も…というのは時間の無駄です。白髪を抜くことは根本的な解決にはならず、むしろ頭皮を傷つけてしまうことになりかねませんので、意味のある対策に時間を使ってみてください。

まとめ

いかがでしたか?まだ若いから…と思っていても、実は意外に悩んでいる人が多いのが白髪の問題。白髪の対策は髪自体にもとてもいい効果があります。美髪を目指してコツコツケアを続けてみてはいかがでしょうか?

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