垢すりってお肌によくない?効果とやり方

垢すりってお肌によくない?効果とやり方

韓国旅行といえば垢すり!一時期は、韓国のパッケージツアーには垢すりプランが入っていて当たり前になっていましたが、肌をこする垢すりって実際は肌によくないのでは…?そもそも垢ってなんなの?自宅でやるにはどうすれば?など、垢すりの疑問にお答えします!

そもそも垢って?

肌を強くこすったときに出てくる、消しゴムのカスのようなもの…この垢は、主に肌の古い角質です。皮膚の最も外側にあるのが角質で、代謝によって新しい角質ができると、古いものが垢として排出されるようになっています。垢がメラニン色素を多く含んでいたり、砂やほこりと混ざったりしていると、黒っぽい色になりますが、そうでない場合には、本来は白っぽい色をしています。

一般的に、垢は汚い・不潔とされていますが、不必要に肌から取り除いてしまうと、肌を外敵から守る機能や水分を保つ機能が失われてしまいます。しかし、放置しすぎてしまうと、皮膚の代謝が悪くなったり、体臭につながったりすることがあるため、適切なケアが必要でもあります。

垢すりの効果

不要な垢を取り除くことによって、体にはどんな効果があるのでしょうか。実は嬉しい効果がたくさんあるのです!

美肌になる

古い角質=垢が肌に残っていると、くすみの原因になりますが、それらを取り除くことできれいな肌が現れます。また、ターンオーバーを促進させることにもつながるため、シミなどができにくい肌を維持することができるのです。

血行促進

肌表面をこする垢すりは、皮膚に適度な刺激を与えることができます。これにより、全身の血行やリンパの流れが良くなり、老廃物を排出しようとする動きが活発化します。血行・リンパの流れが改善すると、肌の血色がよくなり、代謝を良くします。

ストレス発散

後述しますが、効果的な垢すりを行うためには、ゆったりと入浴をすることが必要となります。リラックスできる入浴はストレスを軽減します。また、垢すりで溜まった角質が落ちていく様子を見るのは、すっきりしてストレス発散にもなりますよ。ただし、垢がたくさん出るからと言って、ごしごしとこすりすぎるのは禁物です!適度な力加減で行うことが、皮膚表面のマッサージにもつながります。

体臭予防

体臭は、皮膚に溜まった皮脂汚れや老廃物が酸化し、細菌が発生することで臭いが発生します。これらの皮脂汚れや老廃物を垢すりによって定期的に洗い流すことにより、体臭を予防することができます。

自宅での垢すりのやり方

実はメリットがたくさんの垢すり。グッズがあれば、自宅でも実施することができます。垢すりに必要なものと、やり方の手順をご紹介します!

準備するもの

①垢すり専用のミトンやタオルを用意します。タオル状のものだと、手が届きづらい背中の垢すりも簡単に行うことができます。100円ショップなどにも売っています。

②保湿用の化粧水や乳液、クリームを用意します。垢すり後は肌が乾燥しやすくなります。自分の肌に合った保湿剤を使いましょう。

やり方

ゆっくり湯船に浸かる

垢すりがやりやすいのは、皮膚がふやけている状態。垢もやわらかく、落としやすくなっています。その状態にするために、湯船に浸かって体全体を温めましょう。理想は額に汗をかくくらい。半身浴などでもOKです。発汗作用のある入浴剤などを使ってもいいですが、垢すり前にはシャワーで体を洗い流し、入浴剤の成分を洗い流してから行うようにしましょう。

あかすりをする

湯船から上がり、垢すり用のミトンやタオルを濡らして垢すりを行います。大切なことは、ゴシゴシこすらないようにすること。垢すり用ミトン等は、垢が出やすいようにザラザラとした表面になっていますが、ゴシゴシとこすってしまうと、不必要に肌を傷つけてしまいます。軽い力で肌を撫でるように垢すりを行います。垢すりは、垢が出てこないとやった気にならないかもしれませんが、肌のターンオーバーはいつも一定というわけではありません。垢が出ても出なくても、無理にこすることのないようにしましょう。全身を行う場合には、首筋や肩、腰回りや足の付け根など、普段の入浴の際にあまり意識して洗うことのない部分も忘れないように垢すりしてみてください。また、垢すり前にボディソープなどで体を洗う必要はありません。

保湿をする

垢すり後の肌は、摩擦による刺激でダメージを受けた状態です。このまま放置してしまうと、肌荒れや乾燥、かゆみの原因となってしまいます。垢すりが終わったら、石けんやボディソープのたっぷりの泡で体を優しく洗い、お風呂を出た後は化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿をしましょう。また、垢すり用のグッズはカビなどが繁殖しないようにしっかり洗って乾燥させて、古くなったら新しいものを購入して使うようにしましょう。

垢すりする際に気を付けること

どのくらいの頻度で行うのがよい?

垢すりの頻度は、10日〜1ヶ月に1回程度を目安にしましょう。やりすぎてしまうと、肌を傷つけてしまうことになりかねません。また普段の入浴で余分な皮脂や汚れは落ちていますので、垢すりで落とすのは、普段の入浴で落としきれずに溜まってしまったものです。そのため、過度に行う必要はないのです。また、週に何回も垢すりをすると、本来肌を守ってくれるはずの角質まで落としてしまうことになり、美肌には逆効果になってしまいます。そのため、10日~1か月に1回程度でよいのです。

顔は垢すりしてもいいの?

体と同様、顔も垢すりをしてもかまいません。しかし顔の肌は非常にデリケートですので、垢すりでこする際には丁寧に行い、保湿もしっかり実施するようにしてください。

最後に

垢すりはゴシゴシこするイメージがあるかと思いますが、実は撫でるように行うのが正解。正しく行えば、ツルツル美肌を作るための大きな力になってくれるものです。垢すり後はいつも以上に念入りに保湿を行い、垢すりの効果を持続させましょう。また、全身くまなく垢すりを行う方法として、スーパー銭湯や垢すり専用サロンなどもあります。自分で行うよりもしっかりと不要な垢を落としてくれますし、ケアも万全です。たまのスペシャルケアとして活用してみてはいかがでしょうか。定期的な全身メンテナンスで、美ボディを作り上げていきましょう!

スキンケアカテゴリの最新記事