マスクを日常的にすることが多くなった昨今、鼻から下の顔を外でさらすことが少なくなってきました。マスクで隠れているからこそ、マスクをしたままこっそりキレイを目指しませんか?今回は顔の美容、特に鼻から下の美容についてご紹介します!
マスクの下でほうれい線対策
ほうれい線は老け顔の要素ともいわれ、女性であれば消したいしわのひとつではないでしょうか。ほうれい線の主な原因は顔の筋肉のたるみ。表情筋を鍛えることにより、顔のたるみを解消し、ほうれい線の対策を行っていきましょう。
表情筋とは?
顔の表情を作る筋肉であることから表情筋と呼ばれていますが、まばたきをしたり、口を動かしたりするなどの、顔の動きを支える筋肉すべてが表情筋です。表情筋は非常に複雑な動きをすることにより、人の感情を表現することができますが、実は20~30種類以上の筋肉があると言われています。
表情筋も筋肉ですので、足や腕、腹筋と同じように、使わないと衰えます。また、加齢によっても衰えるため、きちんと鍛えておかないと、顔のたるみを加速させるだけでなく、顔に感情が現れにくくなってしまい、「愛想がない人だ」と思われてしまうことにもつながりかねないのです。
表情筋を鍛えよう!
マスクをしている間にこっそり、そしていつでもできる表情筋のトレーニング方法をご紹介します!
口輪筋(こうりんきん)を鍛えてほうれい線対策!
口のまわりを輪のように囲っている筋肉を口輪筋と呼びます。口を開けたり閉じたりするときに使います。トレーニングをするときは、まず口を閉じ、舌を鼻と唇の間(鼻の下)に置きます。次に、舌を時計回りに動かしますが、舌に力を入れ、口輪筋を押すようにして動かします。口の周りを5周ほどしたら、同様に反時計回りにも動かします。
「お」と「い」の口でほうれい線対策!
「お」を発音するときのように口を開きます。この時、口の中にたまごが1つ入るくらいの空間を開けることを意識してしっかり口を開きます。また、同時に目を動かし上を見るようにすると、目元のたるみの解消にも効果があります。顔を動かして上を見るのではなく、目だけを動かすことを意識しましょう。5秒ほど「お」の口をキープした後、ゆっくりと「い」の発音の口にします。この時は、口角を左右にしっかり引き、頬の筋肉(頬筋(きょうきん))が上に動いていることを意識しましょう。
マスクの下であごのケア
顎が二重顎になっていませんか?これも一因に表情筋の衰えがあります。顔の筋肉が衰えることで、顔の肉が下に下がります。その影響で、顎に肉が溜まったようになってしまうのです。
舌出しトレーニング
まずは首を後ろに倒し、顔が床と平行になるくらいに上を向きます。そのまま舌を出し、鼻先に舌を付けるイメージで舌を伸ばします。そのまま5秒ほどキープし、ゆっくり元に戻ります。
あいうえお体操
口を「あ・い・う・え・お」の形に動かすだけです。ただし、大切なことは「表情筋を意識すること」。いつも通りのしゃべる口の大きさだと、表情筋のトレーニングにはなりません。口を大きく開けたり、横に動かしたりと顔全体の筋肉をあえて動かすつもりであいうえお体操を行いましょう。
マスクの下で唇のケア
「どうせマスクだし」「してもマスクについちゃうし」と、ルージュやリップを塗らないままマスクをすると、マスクの着脱を繰り返すことによって唇が荒れてしまいます。なぜなら、マスクをしている間は息などによって保湿されているものの、マスクを外した時に一気に水分が蒸発します。そのため、唇が荒れてしまうということが起きてしまうのです。まずはそうならないように未然に防ぐことも大切ですが、唇が荒れてしまった場合のケア方法をご紹介します。
リップを塗るときは汚れをオフする
唇の荒れを改善するには、定期的にリップクリームを塗ることで水分の蒸発を防ぐことが重要です。何度も何度も塗り直す必要はありませんが、食事のあとや歯磨きのあとなどは塗り直すことが望ましいでしょう。リップクリームを塗る前には、必ずティッシュや水で汚れを落としてから塗るようにしましょう。汚れが落ちていないと、新たな荒れの原因になってしまいます。また、汚れがリップスティックに付き、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
リップは縦塗り
リップクリームを塗る際には、唇に対して平行に塗るのではなく、縦に塗るようにしましょう。唇には縦にしわが入っており、しわに合わせてリップクリームを塗ることで、リップクリームの保湿効果をより高めることができます。
リップはUVカット成分配合のものが望ましい
肌が日焼けするのと同じように、唇も日焼けします。紫外線を浴びることで、乾燥や荒れの原因になりますので、UVカット成分が入っているものを使用すると、荒れを軽減することができます。
マスクの下でひげのケア
放っておくと、気づかない間に生えてくるのが鼻の下のひげ。マスクをする生活に慣れてしまうと、ひげのお手入れもおろそかにしてしまいがち。マスクを外した時に「しまった!」ということがないように、定期的にお手入れをするようにしましょう。
剃る際には専用のクリームやジェルを使おう
鼻の下のひげを剃る際には、顔の産毛を剃るのと同様で、できる限り肌への負担が少なくなるようにしましょう。特に鼻の下は形が複雑なため、無理に剃ろうとすると傷を作ってしまう可能性があります。シェービング専用のジェルやクリームを使うと、負担を最小限に抑えることができます。
入浴中のシェービングはNG
また、お風呂でのシェービングは避けるようにしましょう。お風呂に入ることにより皮膚がふやけます。ふやけた肌にカミソリや電気シェーバーをあてることにより、必要以上に肌を傷つける可能性があるのです。ひげを剃るのは、お風呂前などにするようにしましょう。
シェービング後は必ず保湿
肌への負担を少なくしてシェービングしたとしても、カミソリが当たった肌はダメージを受けている状態。シェービング後は必ず保湿をするようにしましょう。
マスク生活のうちに脱毛しよう!
実は顔も脱毛サロンやクリニックで脱毛することができます。顔の脱毛は、毛を剃る手間をなくすだけでなく、化粧ノリを良くする効果などもあります。マスク生活で肌が荒れやすくなっていることもありますので、セルフシェービングで負担をかけるよりも、サロンやクリニックで処理をしてもらうことが、将来の自身の肌を守るための選択肢になる可能性が高いのです。
最後に
マスク生活に慣れたとはいえ、まだまだ不便で手間であるのが正直なところ。しかし、相手に見えないからこそ、その間にできるトレーニングやケアをすることで、マスクを取ったときの印象をぐっとアップさせることが可能です。マスクをしているからこそいつでもできる「こっそりトレーニング」をすることで、将来の自分の美しさを作りながらマスク生活をも楽しんで過ごしましょう!
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