冬の悪習慣、知らない間にやっていませんか?

冬の悪習慣、知らない間にやっていませんか?

日に日に寒さが厳しくなってきましたが、寒くなると気になるのが乾燥。身体を温めるためにやっていることや普段意識しないでしている行動が、もしかしたら肌の乾燥を招いている可能性が…!冬の保温と保湿について改めて知識を深め、寒さと乾燥から身を守りましょう!

悪習慣その1:熱いお風呂に入る

寒い季節は身体を温めるために、自分でも気づかないうちにお風呂の温度が高く設定してしまいがち。しかし、お湯の温度が40度を超えてしまうと、肌の保湿成分である皮脂や角質層にあるセラミドが落ちすぎてしまい、肌の乾燥を招きます。また、寒いからと言っていつもより長くお風呂に浸かることも、必要な皮脂などを流してしまうことにつながります。お湯の温度は38度ほどを保つようにしましょう。

併せて、必要以上に肌を乾燥させないようにするために、入浴前の水分補給をしましょう。入浴時には、いつも通りにお風呂に入ったとしても、コップ1杯以上の汗をかくと言われています。事前に水分補給をし、汗で水分が抜けすぎないようにすることが大切です。また乾燥しづらい入浴剤を使用したり、身体を洗うときのボディソープやタオルを見直したりして、冬場の入浴での乾燥を最小限に食い止めましょう。

悪習慣その2:入浴後、洗顔後、手洗い後に保湿しない

冬の時期は、寒さで肌の血管は収縮しがちです。血管が収縮していると、身体の水分の蒸発を防ぐ皮脂の分泌が少なくなってしまいます。その結果、肌の水分はどんどん蒸発していき、乾燥してしまうのです。寒さだけでなく、冬は空気も乾燥しています。寒さと空気の乾燥が合わさって、冬場は肌が本当に乾燥しやすい時期なのです。ただでさえ皮脂分泌が少なくなっているときに、入浴・洗顔・手洗いなど、皮脂を落とす行動を行うと、想像以上の乾燥を招いてしまいますので、入浴・洗顔・手洗いなどのあとは、必ず保湿を行いましょう。

悪習慣その3:暖房の効いた部屋にずっといる

冬場に使う暖房器具は、適切に使用しないと乾燥を招きます。実はエアコンなど風が吹き出す暖房器具に限らず、「部屋を暖めること」によって、部屋の空気は乾燥するといわれています。理由としては、気温が高い方が空気中に存在できる水蒸気の量が多くなりますが、水蒸気量が変わらないまま部屋を暖めることで、相対的に部屋の中に存在する水蒸気量が下がり、乾燥を感じるようになるのです。エアコンでの乾燥が顕著に感じられるのは、空気が循環しているから等の理由が挙げられますが、どのような暖房器具でも、乾燥を防ぐためには加湿が必要となるのです。また乾燥は風邪などのウイルスの繁殖に好条件になってしまいます。暖房器具を使用する際には、加湿器などでの加湿をするようにしましょう。併せて、換気を定期的に行うようにしましょう。加湿器での換気をしすぎると、エアコンや家具などの裏にカビが生えてしまうことがあります。それらを防ぐためにも、定期的に空気を入れ替えることで、加湿および乾燥のし過ぎを防ぐことができます。

悪習慣その4:日焼け止めをしない

冬は夏ほど紫外線が強いわけではありませんが、だからといって日焼け止めをしなくていいわけではありません。冬は血管が収縮することにより、皮脂の分泌がされにくく、肌を保護する機能が働きづらくなっています。そのため、冬の日焼けは肌への影響が強くなってしまうと言われています。さらに、紫外線は日焼けを起こすだけでなく、水分の蒸発を促す性質もあるので、肌が乾燥しやすくなるのです。日差しが夏ほどきつくないからといって、日焼け対策を怠っていると、思わぬ肌のダメージを受けてしまうことになりますので、外に出る際には日焼け止めやUV効果のある化粧下地などを活用し、紫外線から肌を守るようにしましょう。

悪習慣その5:栄養の偏った食事

寒い時期は、夏より食欲が増すだけでなく、味の濃いものを好みがちです。なぜなら、寒くなると体内でエネルギーを使って発熱させようとするため、その分のエネルギーを食事によって供給する必要があるからです。体内で熱を作るためにある程度の食事の量は必要ですが、食べ過ぎは禁物です。また食事量が増えると塩分摂取量が増えることにもつながりますが、過剰な塩分は体内の塩分量のバランスを崩し、肌の乾燥を招きます。なぜなら、過剰な塩分を薄めるために、細胞内の水分を使って体内の塩分量を適切に保とうとするため、細胞が必要な水分を失ってしまうためです。必要以上の食べ物を摂取しないようにするだけでなく、栄養バランスに気を付けて食事をするようにしましょう。

悪習慣その6:お酒をたくさん飲む

クリスマスや年末年始などイベントごとが多い冬は、お酒を飲む機会も多くなるかと思います。しかし、多量のアルコールもまた肌の乾燥を招きます。アルコールを体内で分解するためには水分が必要になります。併せて、アルコールには利尿作用があるため、水分がどんどん体外に排出されてしまうのです。お酒を飲む際には、飲むお酒と同量の水を飲むことが望ましいとされています。乾燥を防ぐだけでなく、アルコールの分解もスムーズに行うことができるため、次の日にお酒が残りにくくなります。アルコールは楽しく飲んで、同時にしっかり乾燥も防いでいきましょう。

最後に

いかがでしたか?実は寒い時期に何げなくやってしまっていることが、お肌の乾燥を招いている可能性があるのです。肌にとって乾燥は、シミや肌荒れ、ニキビなど、さまざまな肌トラブルの原因になってしまいます。「冬だから肌の乾燥は仕方ない…」とあきらめず、そのメカニズムと対策を知って、いつでも潤った美しい肌を目指していきましょう!

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