スマホが老け顔を加速させる?!

スマホが老け顔を加速させる?!

今や私たちの生活には欠かせないスマホ。プライベートだけではなく仕事でもスマホを使っている人も多いはずです。インスタやTwitter、Tiktokなど、ついつい長時間見てしまって、気がついたら寝る時以外ほぼ身につけているというヘビーユーザーの人たちも多いです。そんなスマホの習慣が実は老化を加速させていると知っていましたか?毎日欠かさず持ち歩いて見ているものだからこそ、その習慣が体や美容にも大きく影響しているんです。今回はスマホの美容への影響をしりつつ、予防法も解説します。

みんな思っている以上にスマホを使っている

皆さんはスマホを一日のうちどの程度使っているか把握していますか?2018年に行われた調査によると、スマホや携帯電話を操作する時間は1日あたり103分にものぼります。特に若い世代は、従来の電話や検索・ゲームなどの目的だけではなく、人間関係を作る上で欠かせないアイテムになっています。仕事中はもちろん、寝る直前までSNSをチェックしていたり、朝起きて真っ先にメールをチェックする…など依存気味の人が多いのも事実です。それでいて、スマホの使い方については気を使っていないという人もとても多いです。一日中触っているにも関わらず、使っている時の姿勢・時間・ブルーライトなどを気にせず、習慣的に使うことによって、美容やアンチエイジング、健康だけではなく精神的な部分にも大きな影響を与えています。

「スマホを触る」影響だけではない

スマホによる美容への悪影響はなんとなく知ってはいるという人も、スマホを充電する段階から影響があるという事まで知っている人は少ないです。寝ている時、ベッドの上やベッドの近くでスマホを充電していませんか?実はスマホから発生する電磁波は距離が近いほど影響が大きく、自分自身の頭の近くで充電すると健康に影響を及ぼすと言われています。寝室にスマホを当たり前に持ち込んでいる人が多いですが、実はそれだけで影響があると知っておく事も大切です。また、日中もポケットなど体に近い場所にしまっておく人がいますが、これも避ける方がいいと言われています。移動中は鞄などにしまって、なるべく体から離しましょう。

何故スマホは美容に悪影響?

ただスマホを使っているだけなのに何故美容に悪影響と言われるのでしょうか。まず、スマホを操作する時の姿勢や習慣が美容やアンチエイジングに大きく影響します。スマホを操作する際、たいていの人は肩が前に丸まって猫背になりやすくなります。最初はきちんと姿勢を正しているつもりでも、長時間の操作によって猫背になりやすく、やがてそれが習慣になってしまい、スマホを使ってないときでも猫背の姿勢になりやすくなります。猫背は顔のたるみや二重あごの原因に鳴ると言われており、老け顔を加速させてしまいます。さらに、スマホを見る時に首からがくりと頭を垂れる形も、顎下の筋肉を緩めてしまい、顔のたるみの原因となります。通勤途中の電車の中や家でくつろいでいる時間など、長時間スマホをみすぎて首の後ろや肩が疲れている人は首の使い方に要注意です。加えて、長時間画面に没頭すると顔が無表情になり、顔の筋肉はゆるんだ状態に。顔全体がたるむ原因につながります。特に注意したいのは、口角。口元のゆるみで、口角が下がって口元や頬がたるんでいきます。画面も近いので、眼精疲労を起こしやすく、目の周りの筋肉が緊張しやすくなります。緊張状態が続くと、クマやたるみの原因になる他、頭痛や目の充血・目のかわきなどの原因にもなっていきます。顔だけではなく、猫背による巻き肩によりバストを支える大胸筋の血流が悪くなると、ハリのないバストになり垂れ下がりやすくなります。また、背筋が衰えるため、脂肪がバストから脇や背中に流れやすく、いわゆるおばさん体型な体つきになりやすくなります。もちろん、美容だけではなく、常に画面を近くに見る事で近視の原因にもなってしまいます。

生活習慣の変化から美容へ影響が出ることも

夜寝る前、ギリギリまでスマホをいじっていませんか?スマホのブルーライトは脳を刺激し、メラトニンの分泌を抑制してしまい、寝付きが悪くなったり睡眠が浅くなる原因になります。睡眠中はアンチエイジングに欠かせない成長ホルモンが分泌される時間帯。通常であれば入眠後最初の3時間で成長ホルモンが最も分泌され、日中の紫外線などで受けたダメージを修復するのですが、睡眠の質が低下すると、成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌の回復が間に合わなくなることで肌荒れやシワの目立つ老け顔をつくります。また、交感神経が優位になり、不眠やストレスの貯蓄の原因にもなります。免疫力が低下するので、大人ニキビを引き起こす可能性もあります。

スマホ老化の防止方法

スマホをなるべく使わない…といっても、なかなか手放せないというのも実情ですよね。まずスマホを使う際に気をつけるべき事を確認しましょう。

スマホに向ける視線に注意

スマホを見る時、スマホの画面をみるために視線をかなり下におとしたり、顔をうつむけたりしていませんか?顔がうつむくと頬の肉や顎の肉が重力で垂れ下がってたるんだ状態になってしまいます。その状態が長く続くと、顔のたるみや浮腫み、顔に脂肪がつく原因になります。また表情筋を動かさないので顔の筋肉も動かず、血行が悪くなり、ほうれい線や首のシワの原因にもなります。スマホを見る時は画面をいつもより少し上げて見るようにしましょう。なるべくうつむいた姿勢にならないよう高めにもって、首まわりが緊張しないようにすることがおすすめです。うつむき姿勢は巻き肩の原因にもなるので、特に注意したいポイントです。

ブルーライトカットのシートや眼鏡を利用する

デジタルディスプレイから発せられるブルーライトを過剰に浴びると、メラトニンの分泌を抑制してしまい、なかなか入眠できない・眠りが浅いくなるなどの原因になります。また、交感神経が優位になってしまい不眠やストレスの貯蓄の原因にもなります。加えて、ブルーライトによる刺激が肌の活性酸素を発生させ、くすみやシワ・小じわ・乾燥などのトラブルを引き起こします。普段からスマホを長時間利用するという人は、ブルーライトカットの保護シートを利用したり、ブルーライトカットの眼鏡を利用するようにしましょう。

寝る直前にスマホを触らない

寝る前のスマホいじりが良くない事は既にお伝えしたとおりです。脳が活性化されて寝付けなくなり、睡眠不足や成長ホルモン分泌の抑制などに繋がり、アンチエイジングから遠のく生活になってしまいます。ベッドの中でスマホをいじってそのまま寝落ち…というのもよくありません。スマホなどから発生する電磁波は距離が近いほど影響が大きいと言われています。スマホを寝室に持ち込むとどうしても気になって触りたくなってしまうので、リビングに置いて置くなどして、スマホを触らない癖をつけるようにしましょう。

長時間使用を避け、定期的なストレッチを

長時間のスマホ使用によって、表情筋や首回り、背中などが凝り固まり、血行が悪くなります。画面に集中し過ぎず、時々筋肉を動かすようにしましょう。首をゆっくりまわしたり、肩回しや背伸びをするだけでも緊張はほぐれます。

スマホ依存から抜け出す

色々な対策として一番良いのが、スマホ依存を抜け出すということでしょう。まず自分がどれくらいスマホ依存になっているのか知る事が大切です。スマホ内のアプリなどでスマホを一日にどれくらい使用しているのかわかる場合は平均時間をチェックしましょう。本を読む時はスマホではなく紙の本を買ってみる、料理もスマホではなく料理本を買ってみるなど、可能な限り置き換えしてみましょう。夜寝る前はスマホをチェックするかわりにハーブティーなどを飲んでゆっくりする時間にしましょう。頭を休めてリラックスする時間を作る事でしっかり眠れるようになります。また、SNSデトックスする習慣をつけるのもおすすめです。常にSNSをチェックしてしまうという人は、三日間だけSNSをチェックしない等、期間を決めてSNSの利用を控えるようにしてみましょう。あまった時間で部屋の掃除をしてみたり、お菓子を作る時間が出来たりするのでおすすめです。また、デトックスを習慣化する事で、自然とスマホ依存から脱却することができます。

まとめ

コロナ禍で家に閉じこもっていた生活からスマホを使う時間がぐっと増えてしまったり、在宅勤務でスマホを触りがちになってしまったという人は多いのではないでしょうか。スマホの触り過ぎはアンチエイジングや美肌への影響だけでなく、健康やメンタルにも大きく影響します。ついついスマホを触ってしまいがちという人は、まず手からスマホを離す時間を意図的に作るようにしましょう。美肌やアンチエイジングというとお手入れのことばかりに気がいってしまいがちですが、毎日の習慣も正しく見直しましょうね。

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