ボトックス注射とは?

ボトックス注射とは?

最近人気のプチ整形。その中でもボトックス注射とは一体どんなものなのでしょう?

1.成分

ボツリヌストキシンというボツリヌス菌(毒素)から抽出されたタンパク質の一種。アセチルコリン分泌阻害のために一過性の筋肉麻酔を生じさせます。ボツリヌス菌は毒性が高いですが、ボトックスはそこから毒性を取り除き安心して使用出来ます。

2.効果

ボトックスは筋肉の動きを抑制する力があり、筋肉による顔面のしわ(目尻や眉間等のしわ)を目立たなくさせます。基本的には表情じわにはボトックス注射、無表情でも出てしまう深いしわにはヒアルロン酸注射で使い分けられています。ボトックス注射と違ってヒアルロン酸注射は筋肉の動きには作用せず、表情に影響は与えません。疾患によっても変わってきますが、注射1回で効果が持続する期間は2〜4ヶ月と言われています。また、効果は約1週間程度で現れます。

3.おすすめの適応部位

<しわ・小じわ>

上記に述べたように、目尻、眉間、額などの表情じわを目立たなくさせるのに効果的です。ボトックス注射をした部位の筋肉の動きが止まることによって、表情じわが深くなるのを防ぎます。

<えら治療>

食べ物のそしゃくなどで発達したえら部分の咬筋(こうきん)に打つことで、えらの筋肉を縮小させ、ほっそりとした輪郭へ。小顔効果に繋がります。

<たるみ>

微量のボトックスを皮膚の薄いところに注射するマイクロボトックスリフト。これは筋肉の表面繊維だけの働きを弱め、顔表面のリフトアップに効果的です。

<ふくらはぎボトックス>

肥大した筋肉を縮小させることでふくらはぎを細くさせ、部分痩せが可能です。

<わきが・多汗症>

目に見える美容だけでなく、多汗症の治療としても効果的です。神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を阻害することで交感神経が弱まり、発汗が収まります。

4.治療法

病院にもよりますが、カウンセリングを受け、希望に沿った治療法を決定。注入希望箇所の化粧を落とし、ボトックスを注入します。その際、希望者によっては麻酔クリームを事前に塗布する場合も。注射後は比較的すぐに帰宅が可能です。

5.まとめ

いかがでしたか?ボトックス注射は一口に言っても、効果が期待出来る箇所の多いプチ整形です。メスを使わず痛みの少ない方法で、気軽に治療を受けることが出来るでしょう。

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