シアバターとは?

シアバターとは?

近年、様々な保湿アイテムが販売されていて、中には使ったことのないアイテムも沢山あるのではないでしょうか?新しいものに挑戦するにも、リスクを考えると手を出しにくいですよね。
今回はそんな保湿アイテムの中でもシアバターに注目してみます。

シアバターとは?

シアバターとは、アフリカのサバンナ地帯に生息しているアカテツ科のシアーの木の種子から採れる植物性の天然油脂のことです。産地では古くから調理用や化粧品、燃料などにも使われてきました。他にも痒み止め、切り傷、擦り傷、やけどの治療や、日焼け止めなど、万能薬としても利用されています。

現代では石鹸・クリームなど主に化粧品として注目を集めています。
保湿力が非常に高く、乾燥肌や敏感肌の人には特に人気です。シアーの木が生息している地では赤ちゃんにシアバターを塗る習慣があるとも言われています。
シアバターは植物性の油脂ですが、常温では固形です。肌に塗ると体温で溶け、肌になじみます。その為、オイルではなく「バター」と呼ばれています。

使用方法

◎ボディスキンケア
日中や、お風呂上がりのボディーローションや保湿クリームとして使うことができます。入浴後の温かい体にシアバターを塗れば、潤った肌をそのままキープすることができます。
また、乾燥が特に気になる肘や膝、かかとを優しくケアしてくれます。さらに、ガサガサになりあかぎれやひび割れしてしまった部分にも利用できます。アイバーム感覚で瞼や目元にも使えます。

◎リップケア
シアバターは唇にも使うことができます。自然由来の安全性の高いシアバターは口に入っても安全で、皮膚の薄いデリケートな唇にも安心して使用できます。特に乾燥が気になる場合はパックがおすすめです。
パックする場合…シアバターを唇に厚めに塗り、その上からラップをし、数分置きます。それだけで潤いのあるリップになります。
化粧前は勿論、口紅を塗った後に塗るとリップグロスとしても使えます。自然なツヤが楽しめるでしょう。

◎ハンドケア
保湿成分が沢山含まれたシアバターは、ハンドクリームとしても使えます。手のひらで少し温めてから、なじませてください。
また、爪に塗るのも効果的で、手軽にネイルケアもできます。天然素材なので、塗ったあとすぐでも赤ちゃんに触れることができます。

◎日焼け止め
シアバターは保湿効果だけでなく、紫外線から肌を守る効果もあります。主にシミ、そばかすの原因となるUVB波を防ぐ役割があります。
しかし、たるみやシワの原因となるUBA波に対する効果は薄いので、長時間紫外線を浴びる状況の場合は日焼け止めとの併用がおすすめです。
通常の日焼け止めクリームと違って、肌に優しい天然素材なので、洗い流す必要がないのが嬉しいポイントです。また、日焼けしてしまった肌のダメージケアにも効果が期待できます。

◎ヘアケア
シアバターは肌だけでなく、髪の毛にも使うことができます。少量ずつ手に取り、毛先からなじませていくと髪の毛にツヤが出て、まとめやすくなります。
保湿力が高いので、沢山つけすぎると髪の毛がべたついてしまうので注意しましょう。
また、ドライヤーやアイロンを使用する前に髪にシアバターをなじませておくと、熱によるダメージから守ってくれます。

注意点

<使用量>
シアバターは保湿効果が高いので、使用量が多すぎるとかえってベタついてしまいます。肌につけ過ぎると乾燥肌が逆にオイリー肌になってしまうことも。
手に取った後は手のひらで少し温めてから使うことで、伸びが良くなり、つけ過ぎ防止にもなります。

<精製タイプと未精製タイプ>
シアバターには精製タイプと未精製タイプの2つがあります。

*精製タイプ…採取したシアバターを精製し、参加を促す成分や不純物を取り除いたもの。香りはほぼなく、白色です。不純物を精製する際に、肌に有益な成分もごく微量ですが一緒に取り除かれています。薬品を使用するので、自然由来にこだわる方は気になるかもしれません。しかし精製することによって成分が安定し、品質を変えずに長期間保存することが可能となっています。

*未精製タイプ…油脂を採取したそのままの状態のもの。ナッツのような香りがあり、クリームがかった白色または薄い茶色をしている。精製タイプよりも栄養素が高いと言われている。

まとめ

保湿アイテムと一口に言っても、その適応箇所はいくつもあり、万能な保湿アイテムのシアバター。自然由来なので肌トラブルを起こす人も少ないでしょう。是非使ってみてはいかがでしょうか?

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