”アイプチ”で気軽に憧れの二重に!

”アイプチ”で気軽に憧れの二重に!

二重だと目が大きく見え、魅力的な目元になるため、二重に憧れる女性は多いです。美容整形には中々手が付けづらいですが、気軽に自分で二重にすることができる方法に「アイプチ」があります。
手軽に自分でできることから人気で、利用者も多い「アイプチ」とは一体どんなものなのでしょうか?

アイプチとは?

「アイプチ」とは、人工的に二重を作り出すメイク道具のことです。接着材でまぶたの皮膚をくっつけて、二重のラインを作ることができます。

元は、コスメを開発しているイミュという会社が作った二重コスメの商品名でしたが、世間的に「二重コスメ」のことを「アイプチ」と呼ぶことが一般的となってきました。今では様々なメーカーがアイプチを販売しており、ドラッグストアやバラエティーショップなど、身近なお店で数多くの商品を幅広い価格帯で取り扱っているので、手軽に購入することができます。
今では、アイプチは10〜20代の女の子の中ではとてもメジャーな化粧品となって、定番のコスメアイテムです。

一重の方だけでなく、元々二重の方が理想の二重幅まで広げたい時や、片方の二重だけ安定しない方、左右の二重幅が違ってアンバランスに見えてしまう方にもよく使われています。

二重にするためには、一番の理想としては「美容整形」でしょう。一回の施術で確実な効果が得られるので、永久的に二重が持続します。しかし美容整形は「リスクがあって怖い」「高額な費用がかかる」という様々なデメリットがあるので、美容整形をするには抵抗を感じる方が多いです。

その反面、アイプチでは美容整形を行わずに、安全に自然な二重まぶたのラインが作れることが特徴です。勿論かかる費用も、美容整形と比べると大変お手軽な価格です。その効果は一時的であり、綺麗な二重を形成する為にはある程度のテクニックが必要ですが、上手になると本物の二重のようにすることができます。
また、人によってはアイプチを使用し続けた結果、まぶたに二重のラインのクセがついて、アイプチを使用しなくても自然な二重になっているという方もいらっしゃいます。

寝ている時はまぶたを動かさないので、その状況を利用した就寝時専用のアイプチも販売されており、昼間のアイプチと両方使うことで二重のラインはより定着しやすくなるでしょう。

個人差はありますが、自然に二重が定着する可能性は低くはないので、二重整形を考えている方は、まずはアイプチを試してみるのもいいかもしれません。

アイプチの種類

アイプチには種類があり、大きく分けて「粘着タイプ」と「非粘着タイプ」の2種類があります。

粘着タイプ…その名の通り、アイプチのリキッドでまぶたを貼り付けて二重に見せる方法です。
非粘着タイプ…まぶたの上に薄い膜を作ることで皮膚を折り込み、二重に見せる方法を指します。非粘着タイプは別名、折込み式とも呼ばれています。

粘着タイプは初心者の方でも使いやすく、非粘着タイプはより自然な仕上がりになるというのがそれぞれの特徴です。
また最近では、アイプチ以外にアイテープも人気があります。アイテープとは、二重にしたいラインに沿って専用のテープを貼って食い込ませ、二重を作るコスメです。ぐっと二重が食い込み、目を開けた時はぱっちり見える・目が開けやすいというのが特徴です。

アイプチは、初心者の人・まぶたが薄い人向きで、アイテープはまぶたが厚い人・奥二重の人向きのコスメです。

アイプチを使ってみよう!

アイプチは液体をまぶたに塗って、二重を作るコスメです。
アイプチは、メイク後だと化粧品の油分で取れやすくなるので、メイク前にするのがおすすめです。あらかじめ濡れティッシュやあぶらとり紙などでまぶたの皮脂をOFFしておくと、アイプチが崩れにくくなります。洗顔直後など、まぶたが乾いたきれいな状態であれば問題ありません。

ただし、アイシャドウの種類や乗せ方によっては不自然になってしまうので注意しましょう。アイプチは乾けば透明になるので、使用するアイシャドウの色に制限はありません。しかし、中でもブラウン系のアイシャドウは、肌色と一体化してアイプチのラインを目立ちにくくしてくれます。


<使い方>
①理想の二重の幅を決める
なりたい二重幅の位置をプッシャーを軽く押し当てながら、目を開いたり閉じたりしながら決めていきます。初めての方は、なりたい二重幅に茶色いアイライナーで線を描いてからやるとやりやすいです。

②のりを塗る
二重の幅が決まったら、ブラシで作りたい二重ラインに沿って薄くのりを塗っていきます。のりは付けすぎると、ダマになってしまったり、ヨレてしまったりと、仕上がりが汚くなってしまうので気をつけましょう。

③プッシャーで食い込ませる
液体が乾いて半透明になってきたら、プッシャーを二重幅に押し当て、まぶたを食い込ませるようにします。元から液体が透明のタイプは、乾ききる前の粘着が残ってる時に食い込ませます。のりが完全に乾いたら完成です。
何度も触ってしまうと、白い塊ができて見栄えが悪くなってしまうので注意しましょう。

※もし上手く塗ることができなかったら、メイク落としで落としてから再度塗れば問題ありません。


<まぶた別:のりの塗り方>
*奥二重〜浅い二重の場合
奥二重だけど二重をくっきりさせたい方、幅は変えなくてもOKな方は、目頭だけに塗ればOKです。ナチュラルな仕上りで、普段よりも目の開きがぱっちりします。二重だけど二重が薄かったり、不安定な方は部分使いでOKです。

*蒙古襞がある場合
「蒙古襞」とは、目頭側に張ってある皮膚のことです。これがある方は、蒙古襞の張りのせいで二重がキープされにくいことがあります。そのため、目頭側は広めにのりを塗りましょう。
蒙古襞が薄い方は目頭側は無理に広く塗る必要ないので、必要な分だけ塗って、ナチュラルに仕上げましょう。

アイプチのデメリット

①まぶたの老化促進
アイプチをまぶたに塗っている状態だと、まぶたの皮膚が呼吸ができません。
寝ている間は一番新陳代謝が良くなるので、皮膚が呼吸ができないと、皮膚のターンオーバーに影響が出てしまいます。その結果、まぶたが老化しやすいといったことも起こることがあります。


②耐水性に欠ける
アイプチは接着材を使用しているので、水に濡れてしまうと、接着力が弱まったり、接着材自体がまぶたから取れてしまうことがあります。
そうなると二重のラインが戻ってしまったり、一部だけが接着が取れて不自然なまぶたになってしまったりなど、様々なトラブルが起こります。せっかく時間をかけてキレイな二重を作っても、水に塗れると簡単に崩れてしまうので、運動時やプール、海水浴、温泉などに行く時は気を付けましょう。

また、最近ではウォータープルーフタイプの商品も出てきました。水場に行く時や、汗をかきやすい夏場での使用時におすすめです。


③皮膚トラブル
アイプチの接着成分は、まぶたの皮膚に刺激を与えてしまうことがあります。そのため、まぶたがかぶれたり、炎症を起こしてしまったりなどの皮膚トラブルを起こすことがあります。悪化すると傷になり、傷跡がケロイドになってしまったり、色素沈着してしまったりする恐れもあります。
どんな化粧品でも肌に合う・合わないがあるのと同様に考えましょう。

特に皮膚が弱い方はかぶれやすいですが、そうでない方も、アイプチによって皮膚にかゆみなどの違和感を感じたら無理に使用は続けない方がいいでしょう。また、花粉症の方は、花粉が飛んでいる時期には、皮膚が通常よりもかぶれやすくなってしまうことがあるので、まぶたに異常を感じたら、使用を控えるようにすると安心です。

かぶれ予防として、アイプチの使用後は、まぶたに接着成分が残らないよう優しくも入念にクレンジングして、しっかりと接着成分を落としましょう。無理に洗い落とそうと思って、強くまぶたをこすったりすることはNGです。
クレンジングした後は、肌に優しく、自分の肌質に合ったアイクリームなどで、しっかりと保湿を行ってアフターケアを怠らないことをおすすめします。
もしかぶれてしまった場合は、すぐにアイプチの使用を中止し、皮膚科などで診てもらいましょう。


④使用中の痛み・違和感
アイプチの接着材は、接着力が強力であるため、まばたきをする度にまぶたの皮膚が引っ張られます。その際に、まぶたに痛みを感じたり、まぶたをスムーズに動かせないような違和感を覚えたりすることがあります。
アイプチを続けていると、その痛みや違和感に慣れてくることもありますが、のりの接着によって負担はかかっているので、異常を感じたら無理な使用の継続は辞めましょう。


⑤まぶたの皮膚が伸びる
アイプチを使用すると、まぶたが引っ張られますが、長い期間使用すると、まぶたの皮膚そのものが伸びてしまいます。伸びたまぶたの皮膚は、たるみの原因になります。

年齢と共に皮膚はたるんできますが、アイプチを使用することで若いうちからまぶたがたるんでしまう恐れがあります。
まぶたのたるみは美容整形でキレイにすることができますが、施術できないケースもあります。アイプチを使用する場合には上手く使っていきましょう。


⑥ドライアイになる
アイプチを使用してまぶたが引っ張られると、まばたきをしてもまぶたが完全に閉じないことがあります。まぶたが閉じきらないと、目が乾いてドライアイになる可能性があります。

ドライアイになると、角膜炎の原因になったり、目が疲れやすくなったり、目の健康に影響を及ぼします。コンタクトレンズをしている場合は、コンタクトがすぐに乾いてしまったりと様々なトラブルを引き起こします。
また、目が乾くことで涙が出やすくなり、涙でアイプチが崩れることもあります。
目の乾きを感じたら使用を中止しましょう。

まとめ

きれいな二重まぶたに憧れる人は沢山います。目元は顔の印象を大きく左右するので、二重にすることで目つきが悪いと言われる方は解消でき、目元が腫れぼったい印象の方も解消が期待できます。

最もきれいで永久的な二重を手に入れるには、美容整形にかかることですが、費用もリスクも高くなってしまいます。それが故に整形には抵抗を感じて二重にすることを諦めている方には、アイプチがおすすめです。

アイプチは化粧品なので、毎日オフする必要があり、二重にしたい日に毎回アイプチをしなければなりません。少々億劫に感じても、アイプチを使い続けるとクセが付いて本当に二重になることもあります。整形をしなくとも、日々の努力で二重を手に入れられる可能性があるのです。

アイプチの接着は、簡単に取れないよう強力にできているものが多いです。しかし水には弱いので、使用する場所や季節を考えて使うことをおすすめします。
また、強力であるために、落とす時も丁寧にしっかりと落とさないとのりが残ってしまうことがあります。目元はデリケートなパーツなので、落ちにくいからと言って無理な力は使わずに優しく、しかししっかりと落とすことで、アイプチによる様々なトラブルを避けられるでしょう。

アイプチの使用は、最初は難しく感じても、使っていくうちに慣れてきます。クセが付き始めてくると、二重を作るのも簡単になってきます。しかし、二重幅を広く作ろうとするほどクセは付きにくいので、どこに二重の線を入れるかがポイントになります。

アイプチは買いやすい手頃なお値段なものが多く、ドラッグストアなど身近なお店ですぐに購入できます。
二重に挑戦してみたい方は、まずは気軽にアイプチを試してみてはいかがでしょうか?

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