実は気にしている人の多い女性のヒゲ処理、ヒゲが濃くなってきたら要注意?!

実は気にしている人の多い女性のヒゲ処理、ヒゲが濃くなってきたら要注意?!

友人たちと口周りのヒゲの処理について話したことはありますか?なかなか会話のトピックにあがりづらい部分で、男性特有のものと考えられがちなヒゲですが、女性もヒゲ(鼻の下の産毛)を日常的に処理している人は多いです。女性のムダ毛に関する意識調査では、ムダ毛の処理を行っている箇所の3位が口周りのムダ毛処理という結果が出ています。女性にもヒゲが生えてくるのは人間の生理現象なので珍しいことではありません。とは言え普段友人同士でもなかなか口にしづらいヒゲ処理、近年ヒゲが濃くなってきたと感じる女性が増えています。最近はマスク生活が多いからこそ、マスクを取って会話するような時はつい視線が顔に向かいがちで余計気になりますよね。SNSなどでは濃くなったヒゲについてのお悩みの投稿が以前より目立つようになりました。女性の「オス化」というようなトピックも時々見かけるようになりましたよね。女性のヒゲには、「うぶ毛が濃い」「うぶ毛を超えるような太い毛が生える」の2パターンあります。口周りはデリケートな部分なので正しいケアが必要です。ケアの仕方やヒゲが濃くなる原因を知って、ツルツルのお肌を手に入れましょう。

濃いうぶ毛程度で済んでいる場合の処理

うぶ毛処理には、カミソリや毛抜き、除毛クリーム、脱毛など、一般的にさまざまな方法があります。自己処理をする場合はなるべくシェーバーやカミソリを使いましょう。肌への負担が気になる人は、きめ細かなガードがついた敏感肌用のL型カミソリがおすすめです。剃る前に乳液などをつけて肌のすべりをよくしておきましょう。カミソリを肌に押しつけず、軽く肌の上を滑らすようにそるのがポイントです。毛抜きで抜くと、皮膚が傷付きがちになり、埋没毛の原因にもなります。また、顔はデリケートな部分なので除毛クリームはおすすめしません。皮膚が強い人でも、顔に除毛クリームを使うとかぶれる可能性があります。自己処理を頻繁に行わなければならないほどの人は、頻繁に自己処理をすると皮膚が固くなったり黒ずみの原因にもなるので、医療機関での脱毛も検討しましょう。既に黒ずんでしまっている場合も、脱毛をして自己処理を減らす事で肌もすこしずつ元の色に戻り、肌が綺麗になります。

毛の処理のポイント

入浴中やシャワー時にムダ毛処理を行う人がいますが、ふやけた肌にカミソリを当てるのは肌を傷つけてしまう可能性があるのでNG。カミソリや電気シェーバーを使う場合は肌が冷えた状態で行いましょう。カミソリは毎日使うと肌に負担がかかるのでやめましょう。できれば週1程度にとどめておく方がベターです。処理後は肌が敏感になっているので紫外線を浴びるとしみやくすみの原因となっていまいます。処理はできれば夜がおすすめです。また、処理を行った後はしっかり保湿をする事を忘れないようにしましょう。肌が乾燥しているとカミソリ負けを起こし肌トラブルに繋がります。保湿をして肌のターンオーバーを整えましょう。

専門機関での脱毛検討のタイミング

自己処理だと肌トラブルが生じる場合は脱毛を検討しましょう。肌が固くなってしまったり黒ずみが気になってきた場合も検討のタイミングです。自己処理を続けると色素沈着やシミの発生に繋がるので避けましょう。ここ最近は手頃な価格で施術が受けられるエステや医療機関が増えていますので、専門機関で正しい方法を知り、相談するのは効率的です。顔のうぶ毛にも効果があるような脱毛機器を使用した顔専用のコースもあるので安心して施術を受けられます。

うぶ毛を超えるような太い毛が生えている?!

体質的に毛が濃い方もいますが、メイク前に自分の顔を鏡で見ると以前よりヒゲが濃くなっていたり、男性のように太い毛が生えてきたという女性が近年急増しています。ヒゲが生えるのは生活習慣の乱れによって男性ホルモンが活性化して現れた症状です。男性ホルモンから分泌されるテストステロンには、ムダ毛を濃くする働きがあります。ヒゲではなく背中やへその下の毛が濃くなったりニキビが増えたという方もいます。ヒゲが濃くなるのはストレスを貯めているかどうかの指標になります。生活習慣を見直すサインなので、原因をしっかりチェックしましょう。

ヒゲが濃くなる原因

・ホルモンバランスの乱れ

上記でも記載したように、ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが活性化するとヒゲが生える、背中やへその下の毛が濃くなる、ニキビが増えるなどの症状として身体にあらわれます。

・不規則な生活によるストレス

不規則な生活や栄養の偏り、慢性的な睡眠不足などでストレスが溜まると自律神経が乱れ免疫力が低下し、結果女性ホルモンが減少するのでヒゲが濃くなります。

・仕事による男性ホルモンの活性化

30歳前後は女性ホルモンの分泌量が緩やかに減少し始める時期です。それに重なるように、仕事をする女性は地位が向上して仕事に対する意欲が高まり、責任によるストレスも大きくなる頃です。仕事の意欲が高まると交感神経が優位に働き男性ホルモンが活性化します。また、職場環境や人間関係によって日々ストレスを感じると、身体は副腎皮質ホルモンなどのストレスホルモンを出して、ストレスに備えようとします。結果的に女性ホルモンの分泌が抑えられてしまい、相対的に男性ホルモンの割合が高くなりヒゲが濃くなる現象がおきます。特に女性の場合、社会進出が進む一方いまだに家庭の仕事は女性が負担している事も多く、ストレスも複雑化の傾向があります。自分自身が思っている以上に強いストレスを受けている事があるので注意しましょう。

ストレスが原因の場合、その生活を続けていると女性ホルモンが急激に減少したり、更年期症状が早まる事があります。また、忙しすぎると生理不順になったり生理が止まってしまう事にもつながるので、放置せずに生活をみなおしましょう。一方、ストレス的な原因だけではなく「多毛症」という、本来やわらかい毛が硬くなる症状の可能性もあります。男性ホルモンが異常高値を示す場合にまれに卵巣がんや副腎がんの可能性もあるので、多毛症を認める場合には医療機関を受診しましょう。血液中の男性ホルモンを測定する検査を受けることになる場合があります。生じてしまった硬毛は美容的な脱毛しか対応ができず、男性ホルモンの数値が高くなっている場合は男性ホルモンを抑える作用をもつピルの処方で治療を行います。多毛は病的なものか体質なのかの判断がしづらいです。もし毛が太くなったという症状の他に月経不順も伴っているような場合は婦人科を受診しましょう。

濃いヒゲの改善方法

脱毛の前にそもそも生えてこないようにしたい場合は生活習慣を見直し、ストレスを軽減して女性ホルモンが増えるように心がけましょう。

・食事による改善

女性ホルモンと似たような働きがあるといわれているイソフラボンを積極的に摂りましょう。イソフラボンを含む食材として豆乳・豆腐・納豆が挙げられます。またホルモンバランスを整えるビタミンEやカルシウム、ビタミンB6の摂取も心がけてください。ビタミン1エはアーモンドやくるみ、カルシウムは卵・チーズ・ごま、ビタミンB6は鶏ひき肉に含まれます。加工食品や外食は栄養バランスが偏りホルモンバランスを崩しがちなので、栄養バランスを重視した自炊生活を心がけましょう。

・良質な睡眠による改善

質の悪い睡眠は女性ホルモンの分泌を妨げます。パソコンやスマホは就寝1時間前から控え、交感神経を刺激しないように努めましょう。睡眠時間はなるべく6時間以上取るようにこころがけましょう。仕事が忙しいとなかなか難しいかもしれませんが、日付が変わる前に寝る事も大切です。

・薬による改善

低容量ピルを飲む事で男性ホルモンの作用を抑える事ができます。生活改善より早く問題を解決できる場合もあるので、すぐに解決したい場合は有効です。ただし、根本的な解決にはならないので、ライフスタイルを見直し、ストレスを軽減することが大切です。

・禁煙による改善

喫煙の習慣がある人は要注意。タバコやその副流煙を吸うと、女性ホルモンの代謝が阻害されてしまうことを知らない人は多いです。タバコに含まれているニコチンは卵巣の血行不良や血流減少などを引き起こし一酸化炭素の働きによって酸素が欠乏します。結果女性ホルモンのひとつであるエストロゲンを作る働きが低下してしまうのです。もしタバコを頻繁に吸っている場合は、一定期間禁煙しましょう。いきなり禁煙するとストレスになる場合は、電子タバコと併用して本数を減らすなどの工夫をしましょう。

毛の処理のポイント

濃くて太い毛が数本生えているだけですと抜いてしまいたくなる人が多いかもしれませんが、抜くのは絶対にやめてください。濃いひげを抜くと毛穴に負担がかかり、より太いヒゲが生えやすくなります。また雑菌が入るとニキビの原因にもなります。もし抜いている方がいれば今すぐやめましょう。自分で処理する場合は顔専用のカミソリがおすすめです。カミソリを使う場合は、5枚刃のカミソリが肌に優しいです。また数本だけの毛であれば、ハサミで切るのもOKです。眉毛用のハサミが小さくて使いやすく、小回りが効くのでおすすめです。理髪店やエステサロンなどでもシェービング対応しているところもありますので、自分で上手くできる自信が無い方は理髪店やエステサロンのプランを利用してみてください。理髪店というと男性が行くお店というイメージが強いかもしれませんが、最近はオシャレなサロンも増えています。価格も1500円程度からありますので、肌が弱くてカミソリ負けしやすい人は自己処理ではなくサロン利用をためしてはいかがでしょうか。アフターケアもしっかり行ってもらえるので安心です。

専門機関での脱毛検討のタイミング

産毛程度の方と同じく、自己処理で肌トラブルが生じる場合や逆にヒゲが濃くなってしまった場合は専門機関での脱毛を検討してみてください。毛の量や太さによって脱毛に通うタイミングが異なってくるので、専門機関で相談してみましょう。口周りは照射範囲が狭いので、比較的どの脱毛専門機関でもリーズナブルな価格でプラン提供しています。

いかがでしたでしょうか。遠目ではわからなくとも近づくと周りからも気づかれる「女性のヒゲ」。最近のマスク生活ですっかりおろそかになりがちな方も、突然マスクを外すタイミングに備えて日頃から正しいケアをしましょう。また見た目の問題だけではなく、生活習慣の乱れやストレスが反映されている事もあるので、ストレスを溜め込み過ぎないようリラックスした時間を作り、規則正しい生活を心がけましょう。

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