若者にも急増中!?まぶたが垂れる眼瞼下垂は老け顔を促進させる

若者にも急増中!?まぶたが垂れる眼瞼下垂は老け顔を促進させる

加齢により気になってくるのが目のたるみ。そのなかでも「まぶたがたるむ」「まぶたが下がってくる」「目がぱっちり開かなくなった」と感じる人は少なくありません。目がぱっちり開かないと、いつも眠そうに見えたり、老けた印象を与えてしまいます。また、まぶたを上げようと力を入れるクセがつきはじめて、おでこにしわができてしまう場合も。視野が狭くなるほど下がってくると、顎を突き出したり、斜めに見たりするようになります。そのせいで頭痛や肩こりに悩まされてしまう場合も。見た目だけではなく健康面にも悪影響を及ぼしてしまうのです。昔は加齢が原因のことが多かったですが、今はある行為をしている人は若いうちからまぶたが下がってきやすくなるんです。今回は老け顔の原因となる眼瞼下垂について説明します。

私って眼瞼下垂?

まぶたのたるみ、眼瞼下垂は人によって症状の重さが違います。なんとなく最近目がぱっちりしなくなった、はれぼったいという程度の人もいれば、昔と比較して半分しか開かない!という場合も。眼瞼下垂は保険適用で手術を受けられる疾患の一つでもあります。重症になると視界が悪く目が見えなくなるというようなはっきりとした症状が現れますが、そこまで深刻ではない場合、気がつきにくい部分もあります。次のような症状がある方は、眼瞼下垂の可能性があります。「まぶたが重く感じる」「目をよく擦る」「ハードコンタクトレンズを使用している」「目が小さくなった気がする」「肩こりや偏頭痛がある」「酷い逆まつげ」「おでこのシワが深い」自分ではわかりづらい場合、眼科で診察してもらうのも手です。

まぶたが下がる大きな原因は加齢

眼瞼下垂の最も多い原因は加齢です。まぶたを持ち上げる筋肉がゆるんだり、皮膚のたるみなどから起こります。また下まぶたに起こる例や逆さまつげやまぶたの炎症を伴う例もあります。筋肉が疲れる夕方頃に特にまぶたが下がってきます。伸び切って元に戻らないゴムを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。

怪我や先天的な人もいる

加齢だけではなく先天的に筋肉が欠損していたり、病気などの理由でまぶたが下がってしまっている人もいます。また、若くともまぶたや目の周りの病気、目の手術の後遺症、怪我などでまぶたを上げる筋肉や筋肉を支える腱膜が伸びたりして、まぶたが下がってしまう人がいます。先天的な場合、放っておくと弱視の原因などに繋がるので、早めの治療が必要です。

加齢だけではない!若い人でも増えている?

実はまぶたが下がりやすい傾向の顔つきがあります。それは「眼球のはいっている穴が大きい人」「眉の間が狭い人」「面長な人」です。眼輪筋が歳と共に衰えて薄くなりやすい傾向にあります。また、若い人でも、スマホやパソコンを使い過ぎる人にも起こりやすいです。スマホを凝視すると、まぶたを持ち上げる筋肉が疲労するのが原因と言われています。また、まつエクやつけま、二重にするためのアイプチなども原因に。まつエクやつけまは重くてまぶたに負担がかかるため、まぶたがたるみやすいのです。また、アイプチも毎日していると皮膚が伸びてきて眼瞼下垂の原因になる場合があります。現代はまぶたがたるみやすい環境だと知っておく必要があります。上記にドキッとする習慣がある人は、今はまだ症状がなくても、まだまだ若いうちから症状がでてしまう事があるので気を付けましょう。

コンタクトレンズを使っている人も起こりやすい

加齢が大きな原因といわれていますが、コンタクトレンズを習慣的につけている人にも起こりやすいと言われています。これはコンタクトレンズの着脱時にまぶたを引っ張る習慣やコンタクトレンズによる慢性の炎症によるもので、まぶたを強く引っ張りやすいハードコンタクトレンズの方がソフトコンタクトレンズより起こりやすいとも言われています。ハードコンタクトレンズはまぶたの裏を摩擦するので、まぶたを上げる筋肉の靭帯が傷付きやすいとも言われています。

まぶたのたるみ、予防法はある?

以上のように、現代人はまぶたが下がりやすい環境で生活しています。加齢による眼瞼下垂は最終的には防ぎづらい部分もありますが、若い人であれば習慣を変えれば予防も可能です。また、気になり始めても進行させないよう気をつける事も大切です。

目の酷使を避ける

目元に負担をかけないというのは一番の予防です。パソコンやスマホは画面を凝視して見続けるため目をかなり疲労させます。しらずしらずのうちに目の周辺の筋肉が凝り固まり、血流が悪化してたるみやすいまぶたになります。まぶたの為に、例えばなるべくスマホではなく紙で本を読む、スマホを見ない時間を作るというのも大切です。また、バッテリーを気にしてスマホの画面を暗くしている人は多いですが、これは見えづらさによる画面凝視を強いる形になり、目にさらに負担をかける行為です。バッテリーが気になるかもしれませんが、瞳のために、字や画面がしっかり見える明るさにしましょう。逆にまぶしすぎる画面も目のトラブルになるので、眩しさをかんじない程度の明るさにする事も大切です。

まぶたや目の周辺をいじる事を避ける

まぶたを引っ張るような行為を毎日行っている場合は、それを避けるだけでも予防になり、また改善する事があります。現代は眼鏡ではなくコンタクトレンズをしている人が圧倒的に多いですが、ハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズに変えるだけでもまぶたへの負担が減ります。また、コンタクトではなくなるべく眼鏡をを併用し、長時間のコンタクト使用を避ければ、まぶたの裏を刺激する時間が減ります。毎日コンタクトを付けている人は、例えば出勤通勤時間は眼鏡に変える、眼鏡で出勤する日を作る等工夫しましょう。10代20代は特にアイプチを習慣にしている人もいるかもしれません。簡単に二重が手に入る便利な美容ツールですが、まぶたには負担です。若いうちからまぶたが垂れやすい習慣を行っているという意識を持ちましょう。

なるべく画面ではなく紙にチェンジを!

利便性をとって、何かとデジタルで文字を見がちですが、なるべく紙で見るようにしましょう。スマートフォンやタブレットは、目に適切な明るさになっていなかったり、凝視するクセがついてしまっているので目を酷使します。スマートフォンやタブレットで本や書類を読むのではなく、なるべく紙にする事で目の負担が減ります。目が疲れていたり、酷使したと感じる時は疲れを溜め込まずに目の周辺のコリをほぐして血行を良くしましょう。ただし、まぶたをひっぱるような強いマッサージは避けましょう。ぎゃくにまぶたに負担をかけてしまう事があります。上手くできる心配があれば、温かいタオルを目の上に置いて血行を良くするだけでもOK。是非実践してみてください。

まぶたのストレッチやマッサージをする

顔の運動やストレッチによって目の周りの筋肉を鍛えて、たるみを予防しましょう。眉毛にあるツボは目の周りの血流やリンパを流れを促し、老廃物を流してくれます。まぶたを閉じて眉毛だけをゆっくり引き上げたり元に戻したりを繰り返せば、目元のリフトアップにつながります。マッサージをする場合は必ずクリームなどを十分につけて、肌を傷つけないように気を付けましょう。また、皮膚を伸ばさないようにする事も大切です。目の周りの皮膚を伸ばすと、たるみには逆効果になってしまう事があります。

まぶたの手術は保険でできる!でもちょっと待った!

眼瞼下垂は保険が適用できる疾患です。まぶたが下がって老け顔になったら美容整形というイメージが強いかもしれませんが、形成外科では保険適用で比較的安価に手術する事が可能です。美容的観点だけではなく、視界が狭くなって物がよく見えないというような場合は我慢せずに病院で相談しましょう。

形成外科での治療の落とし穴

形成外科であれば保険適用でまぶたのたるみを取ることができます。しかし、あくまで治療という事で症状の改善が目的となり、元々の目の調整やデザインができない事があります。その場合、いくらまぶたのたるみが取れたと言っても、目を開けても元の若々しい瞳のような形にはならなかったり、想像していた形と全く違う形になってしまった…という事もあります。美容整形外科ではないので、瞳のデザインなどは優先されないという事を忘れないよう注意しましょう。瞳は顔の印象を作る大切なパーツです。こだわりの希望があったり、瞳の印象をより良くしたい場合は、自費になりますが美容整形外科での手術を検討しましょう。美容整形外科でもたるみを取るメニューを扱っています。美容整形外科は見た目のプロフェッショナルなので、視界の改善とともに瞳のデザインをすることが可能です。自分が何を優先して手術をしたいのか、あらかじめしっかり意思を決めておきましょう。

まとめ

以前は加齢が主な原因だったまぶたのたるみですが、スマホやパソコンで瞳を酷使する環境や、コンタクトレンズの普及、濃いアイメイクなどで比較的若いうちから瞳のたるみが気になってしまう人が増えています。瞳は顔の印象を形作る大切なパーツです。若いうちは瞳が疲れている事自体になかなか気がつきにくかったりもしますが、毎日長時間PCを使っている人は、目を習慣的にいたわりましょう。目を無理に開こうとすると、額にシワができやすくなるので、たるみが気になり始めたら、無理に開くのではなく形成外科や美容整形外科で相談するのが一番です。最近はコロナの影響で顔のパーツと言えば瞳の時代。毎日しっかりたるみ予防して若々しい瞳をキープしましょう!

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