マスクがあなたのたるみとむくみを加速させている!

マスクがあなたのたるみとむくみを加速させている!

すっかり慣れてしまったマスク生活。今年で三年目に突入です。食事の際や記念写真の撮影でさっとマスクを取る機会も増えている中、あれ、「この人こんなに老けていたっけ?」「なんだかお疲れ顔?」と友人や同僚に感じた事がある人も多いのではないでしょうか。あなたが感じるその「あれ?」は友人や同僚もあなたに感じています。自分が思っている以上に、あなたのたるみやむくみは加速しているんです。その大きな原因の一つが、加齢ではなくマスクです。コロナが少しずつ落ち着きを見せる中、まだまだマスク生活に終わりは見えないものの、「一瞬マスクを外す」という機会はぐっと増えてきました。その一瞬に「あれ?」と思われないために、今から顔のむくみとたるみを改善させましょう。

顔が大きいわけじゃない?!マスクによる浮腫みのサイン

布マスクだと気づきにくい事もありますが、不燃織マスクをしているとマスクの跡が顔に残る、という人はいませんか?顔が大きいから…と思っている人も多いですが、実はそれは顔が大きいわけではなくマスクからくる顔の浮腫みです。跡がつかなくても、まぶたが毎日腫れぼったいという人や、頬が腫れたように見える、というような人はマスクによる浮腫みが酷いサインです。

何故マスクで顔が浮腫む?

何故マスクをすると顔が浮腫むのでしょうか。一言でいえば顔の筋肉が運動不足に陥っているからです。マスクを付けていると顔の筋肉がしめ付けられるので、血行不良をおこし浮腫みやすくなっています。加えて、マスクで顔が隠れているため、表情筋を動かすという機会が圧倒的に減っています。他人としゃべる時も口をあまり動かさずに喋るようになっていたり、リモートワークで根本的に人と話す機会が大幅に減ってしまったという人も。表情筋は、動かさないとどんどん萎縮して凝り固まってしまい、それが続くと毛細血管を圧迫してリンパの流れが停滞してしまいます。結果むくみが酷くなってしまいます。また、マスクをしている事によって自分の浮腫みに気づきにくくなっているというのも大きな原因の一つでしょう。マスクをしてない時は一日に何度も自分の顔を見る機会があり「あれ、なんだか顔が浮腫んでいるな」と気がつけばちょっとマッサージをしたり、お水を多めに飲んだりという対策をしやすい環境で、結果的にセルフケアである程度の顔の浮腫みを改善できていました。今はマスクをしているせいで自分の顔を見る機会も減って、むくみに気づきにくく、浮腫みが蓄積しやすいです。

顔の浮腫みが引き起こす様々な悪影響

マスクによる浮腫みは、浮腫み以外にも様々な悪影響を引き起こします。その一つが肌荒れ、肌のくすみです。血流が滞った顔は老廃物が溜まりやすくなり、肌荒れや肌のくすみに繋がります。マスクで肌荒れをするとマスクによる肌の乾燥やインナードライが疑われやすいですが、老廃物が溜まっているというのが原因かも、と頭にいれておきましょう。加えて、マスクによる肌への摩擦で、肝斑を起こす人も増えています。また、老廃物が顔にたまると、頬や口周りが腫れて弛みの原因になります。加えてマスクによって呼吸が浅くなり、血液中の酸素の巡りが悪くなる事で眠りが浅くなってしまったり、疲れが取れにくい、頭痛が起こりやすいなどの症状が起きやすいです。血液中の酸素が少なくなると筋肉が凝り固まりやすくなり、顔だけではなく首や肩こりの悪化にも繋がります。毎日のマスクの着用は美容だけではなく健康面にも大きな悪影響があるんです。

悩み過ぎないで!皆同じです

マスク生活になってから、肌荒れが治らない、肝斑が酷くなった、浮腫みやたるみが酷くなってしまったというような悩みを抱える人は急増しており、マスクが逆に外せなくなった…という人もいます。ただ、ここで知っておきたいのはマスクによる顔のトラブルはあなただけではなく皆に起こっているという事です。悩みすぎるとそれがストレスになり悪循環になってしまいます。皆も同じなんだ、とトラブルを受け入れて、その上で少しでも改善できるように一歩ずつ対策を打ちましょう。

マスクによる顔のトラブルの改善方法

マスクによる顔のトラブルが沢山ありますが、少しでも改善したいですよね。ここからは普段の生活に取り入れやすい、簡単な改善方法をご紹介します。

時間が無くてもこれだけはやっておきたい深呼吸

改善できるなら改善したいけどそんな時間も無いという人が多いかと思います。そんな人でもひとまずさっと取り込んで欲しいのが深呼吸です。血液中の酸素が薄くなるマスク生活において、定期的な深呼吸は必須と言えます。酸素が少なくなると、慢性的な片頭痛の原因になったり、体温の低下、免疫力の低下、不安やイライラの原因にも繋がり、美容にも健康にもいいことがありません。顔のトラブルに極度にイライラしたり、不安になっていませんか?その原因に酸欠があるかも。朝起きた時、昼休みや午後のブレイクタイム、夜寝る前などにマスクを外し、一分間ほど深呼吸をしましょう。意識的に深い呼吸を行い、酸素をたくさん取り入れることを習慣化し、顔のトラブルが改善しやすい体作りが大切です。深呼吸をする時は必ずマスクを外しましょう。マスクをしたまま呼吸をすると、自分が吐いた息がマスク内にたまり、その空気を吸うことになり、結果的に二酸化炭素を多く含んだ空気を吸い込んでしまいます。これでは意味がありません。深呼吸は忙しい毎日でも寝る前の一分で出来ます。今日は何もしたくない!という時も眠りにつく前にベッドの上で深呼吸しましょう。深呼吸によって眠りの質も良くなります。

深呼吸のこつ

深呼吸をする時は、横隔膜を広げる意識を持ちながら、鼻から大きく息を吸い込みます。もうこれ以上息が吸い込めないと思うくらい吸い込みましょう。そのあと息をゆっくり吐き出します。息を全て吐き切ったら再び息を大きく吸います。深呼吸をしてくださいと言われてもなかなかできてない事が多いです。より意識的に息を吸い込むために、横になった状態で深呼吸もおすすめします。息を吸う時に胸を大きく膨らまして、床にしっかり背中がつくような意識を持ちましょう。深呼吸を一分するだけで疲労を感じる人もいますが、普段それだけ呼吸が浅くなっている証拠です!

小さすぎるマスクはNG

最近ではマスクもバリエーションが増えて、大きい物から小さいものまで沢山売っていますよね。マスクは大きすぎると下がってきてマスクの意味が無いですが、小さすぎるマスクをつけるのもやめましょう。顔を締め付けるので血流が悪くなりますし、表情筋も動かしづらくなります。

顔を動かすマッサージ

マスク着用でこわばった筋肉をほぐしましょう。マッサージによってほぐすやり方と顔を動かして表情筋を鍛えながらほぐすやり方があります。リモートワークなどで顔を動かす機会が減っている場合、顔を動かすのがつらく感じるかもしれませんが、普段動かせてないという事なのでしっかり動かす事が大切です。

1.耳を引っ張って血流を促す

親指と人差し指で耳を挟み、内側から外側へやや強めに引っ張りながら揺らします。下から上へと位置をずらしながら、耳全体を10回ほど引っ張ります。血流が促されて、マッサージや顔の筋トレの効果を高めます。

2.小鼻の横からむくみを撃退

小鼻の横に人差し指の第二関節を当て、内側から外側に向け指を滑らせるように流します。線を描くというより小鼻の横でぐりぐりと円を描きましょう。浮腫んでいる人は少し痛みを感じる場所です。

3.咬筋をほぐす

口を開けた時にぼこっとくぼむ頬の部分に人差し指の第二関節を当てて、ぎざぎざと細かく指で圧を加えつつ、あごの上から頬骨の下あたりまで少しずつ上に指を移動し、咬筋全体をほぐしましょう。肌を沢山触るので、クリームなどで肌のすべりを良くした状態で行います。咬筋をほぐす事でこわばった筋肉が動かしやすくなり、マスク着用してもきちんと頬の筋肉も使うようになるので、ほうれい線やたるみ防止にもなります。

4.簡単顔トレーニング

天井を向いて口を少し開けます。首の前側が伸びるのを感じたら、そのまま舌を出して天井の方向に向けましょう。更に首の前が伸びるのを感じられたら、舌をしまって顔を正面に戻します。これを数回行いましょう。

ホットタオルと冷水

時間がある日は是非ホットタオルと冷水で顔の血行を良くしましょう。やけどに注意しながら、熱いホットタオルを顔に被せます。顔が温まる事によって血行が良くなります。その後、冷水で顔を洗いましょう。血管が収縮・拡張を繰り返すことで、老廃物の排出が促進されます。余裕があれば、ホットタオルと冷水を交互に繰り返すと、より早くむくみが解消されやすくなります。

コルギやフェイシャルエステも効果的

お金に余裕があれば、コルギやフェイシャルエステも効果的です。リンパの流れを促進し、老廃物を流してもらえるので、一発で効果を得られます。加えて、リラックス効果も得られるので自律神経も整いやすいです。ただし、普段の生活を改善しないと、すぐに元通りになってしまうので、普段からむくみ解消のための習慣を取り入れる事をおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。顔の変化は毎日の習慣の積み重ねなので、一日二日で変化が起こるわけではありません。しかしながら、この二年で顔が慢性的に浮腫みやすくなっていまっていたり、たるみが急速に酷くなったと感じるように、毎日の習慣が一年つもると大きな変化になってきます。まだまだマスクが取れない生活ですが、マスクが取れるようになった時に少しでも綺麗な顔でいる事が大切です。マッサージや顔のトレーニングはなかなか時間が取れなくても、電子レンジで何かを温めている時に耳だけひっぱってマッサージする、マスクをずらして大きく深呼吸をする、などこまめに体に刺激を与えて、顔の状態を改善させましょう。マスク跡が残りやすくなっている人は、マスクで跡が残らない程度まで浮腫みが解消できるように目標を立ててみましょう。顔のトラブルの悩みがつきないコロナ生活ですが、少しでも前向きに改善できるよう、毎日のルーティーンを少し変えてみてください。

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