見えないからこそ年齢が出る!美しい背中の作り方

見えないからこそ年齢が出る!美しい背中の作り方

だんだんと暖かくなってきて薄着になると、他人が注目しはじめるのはあなたの背中です。顔やお腹など、自分が鏡できちんと確認できる表側はケアする人が多いものの、後ろ姿は見えない事もあってケアしない人も多いのではないでしょうか。でも他人が見ているのはあなたの表側だけではありません、後ろ姿こそ年齢が出やすい要素が多いです。せっかく美容を気にして顔まわりを綺麗にしても、後ろ姿が残念ではもったいないです!また、後ろ姿が綺麗な人は、全体的な印象が華やかになりプラス要素となります。今回は後ろ姿のケアについて紹介します。

薄着の季節、まず気にしたいのは背中の美肌

薄着になると首回りが大きく開いた洋服を着たり、夏になると水着を着たりと背中を露出する機会がぐっと増えます。エレベーターの中や電車の中、エスカレーターなど、人にちらっと見えやすい背中まわり。至近距離なので肌荒れなどもばっちり見えてしまいます。まずは背中の肌ケアをするようにしましょう。

実は荒れやすい背中の肌

実は背中は顔以上に肌荒れしやすい環境です。体の中では皮脂腺が多い場所で、皮脂や汗によるムレや汚れが溜まりやすい上、下着や洋服、長い髪などが擦れやすく、肌への刺激がもともと強い範囲です。また、ホルモンバランスの乱れによる背中ニキビも引き起こしやすいです。加えて、背中が見えないという事も一因になっていますが髪を洗った時に背中におちていくシャンプーやトリートメントをきちんと洗い流せていない人も多いです。

顔のニキビとは違う背中のニキビ

背中の肌荒れは、顔のニキビとは違い、ニキビと似た症状の別の病気である可能性も多いです。その場合はいくらニキビと同じケアをしてもまったく症状が改善されないことがあります。背中の肌荒れがなかなか治らないと思ったら、皮膚科に行き、ニキビなのかどうかを判断してもらいましょう。直接見えない背中なので、基本的に自己判断が難しいと思っておきましょう。

マラセチア毛包炎

マラセチア菌とよばれる背中にいるカビが原因で起こります。脂が多かったり高温多湿の環境になるとカビが増殖しやすく、抗生物質を使用する場合も増殖しやすくなります。背中だけではなく胸元のニキビのような炎症もこのマラセチア毛包炎であることがとても多いです。治療は抗真菌薬などを用いて行われます。また、完治したあとにも再発する危険性があるため、脂や汗の分泌を少なくするようにこまめに汗をふくことなどで環境を整えたり、発症のリスクとなるステロイドを中止したり不要な使用を避けるなどの考慮が必要です。

毛包炎

毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して、炎症を引き起こす皮膚炎です。小さな掻き傷や刺し傷、カミソリで出来たキズなどから皮膚に細菌が入り込み、炎症を起こします。全身どこにでもできますが、首の後ろにもできます。症状が軽ければ、皮膚を清潔に保つことで通常は1週間ほどで軽快しますが、症状があればまず皮膚科で薬を貰う事が大切です。

背中のたるみが+5歳老けさせる

他人の背中を見ると、下着の上に贅肉がのっているのが服の上からでもわかって年齢を感じたりしませんか。背中は運動不足になりやすい箇所で、かつ長時間のデスクワークなどで肩甲骨まわりが凝り固まり、筋肉が衰えやすく、結果的に贅肉がつきやすくたるみやすい箇所になっています。一見痩せて見える人でも、背中を向けると背中太りをしている人もいます。しかも、自分ではなかなか気づきにくいため、気がついた時には大変なことに…日頃からストレッチをするなど、背中のケアをする事が大切です。

背中のたるみ予防

背中のたるみに大きくかかわっているのが姿勢の悪さです。姿勢が悪い、つまり猫背の状態は背中の筋肉が緩んでいる状態なんです。まずは姿勢を正す事から始めるだけでも大きな効果が出ます。仕事をしている時など、気がついたら姿勢を正すようにしましょう。その際のポイントは骨盤をしっかり立たせる事と、巻き肩を正す事です。巻き肩を意識している人は少ないですが、巻き肩は呼吸が浅くなる姿勢なので、深い呼吸で背中の柔軟性を高められるように巻き肩を正すという事を気を付けてみてください。

ノンワイヤーブラに頼り過ぎない

最近人気のノンワイヤーブラ。ワイヤー入りと比較してストレスが少なく、日常的に使っているという人も多いのではないでしょうか。以前と比較するとノンワーイヤーブラでもプッシュアップ機能があったり、ぐっと使いやすくなりました。しかし、ノンワヤーブラに頼り過ぎると、胸の肉が抑えきれずに背中に移動してしまい、気がつくと背中に肉がついてしまう原因になってしまいます。アンダーバストのサイズがアップした時などは要注意。平日はワイヤー入りでこまめにお肉を寄せるようにして休日はノンワイヤーを使う、などかしこく使い分けて、ノンワイヤーに頼り過ぎないようにしましょう。また、ワイヤー入りでもノンワイヤーでも、サイズの合わないブラジャーで上半身を締め付けると、血行が悪くなり結果的に代謝が落ち、老廃物がたまり背中に脂肪が付きやすくなってしまいます。定期的にサイズを測り、必ず試着をして自分にフィットしたものを購入するようにしましょう。

背中の柔軟性を高めて、運動が必須!

姿勢を正すだけでも、背中はじょじょに綺麗になっていきますが、少しでも改善を早めたい場合にはやはりストレッチと運動が必須です。肩甲骨の柔軟性チェックとして、背中の後ろで手を組んでみましょう。手が組めない人は肩甲骨が歪んでいる可能性があります。四つん這いのポーズになって、行きをゆっくり吐きながら背中を丸めていき、視線をおへそに向けます。この時床をしっかり押して、肩甲骨〜背中を広げる事を意識しましょう。次に吸う息で背中を反らし、視線を正面より少し上に向けます。この動作の流れを自分の気持ちがいいペースで何度か繰り返しましょう。時間が無い人は、肩を大きくぐるぐるとまわすだけでも構いません。この時、肩甲骨が動いているのを意識しましょう。

背中と同じくらい意識したいお尻〜腰のお肉

背中も年齢を感じやすい場所ですが、同じくらい年齢を感じるのが、お尻と腰の間のお肉です。この場所も、スカートやジーンズなどの肉が乗りやすく、視覚的に体のたるみや丸みを見せてしまう場所です。

なぜ腰回りに急に肉が乗るようになるのか

女性は30歳を過ぎた辺りから、女性ホルモンと、酵素のリポ蛋白リパーゼの影響で、脂肪が蓄積されやすくなります。もともと脂肪がつきやすい腰回りですが、年齢とともに、脂肪の付きやすさは加速していきます。さらに、デスクワークなどで腹筋を使わない生活を送っているとそこに拍車をかけてしまうのです。腰回りも、背中と同じく意識的に改革する必要があります。

冷え性の改善がお腹まわりのキーポイント

まず最初に意識して欲しいのが、お腹周りを冷やさないという事です。特に冷え性の人は体質改善から行いましょう。腹まわりが冷えてしまっている人は脂肪が燃焼されにくい体になってしまいます。万年手足が冷えやすいという人はお腹周りも無自覚に冷えている事が多いです。体を中から温めて、痩せやすい身体作りをしましょう。夏も冷たい食べ物、飲み物を避け、糖質や脂質を取り過ぎないようにする事が大切です。

骨盤のゆがみを取る

腰回りが太く見える原因の一つに骨盤の歪みも関わっています。骨盤が歪んでいると、いくら運動しても正しく筋肉が使えていなかったり、むくみが酷くなる場合があります。普段から運動量が少ない人や、デスクワークの時間が長い人、足を無意識に組んでしまう人、片足重心で立ってしまう人は骨盤が歪んでいる可能性が大きいです。普段から自分で骨盤矯正ストレッチをしつつ、整体やピラティスなどで骨盤の歪みを取る事も意識してみてください。

コルセットや補正下着をつけすぎない

手軽にスタイルが良く見える手段として、コルセットや補正下着を愛用している人も少なくありません。たしかに、着用している時はスリムに見えて非常に良いですが、体を強く締め付けているので、血行が悪くなり体が冷えやすい原因となってしまいます。着用はここぞという時のみにして、普段から着用するのはなるべく避けましょう。

運動とストレッチが大切

腰回りのたるみを改善させるには運動が必要です。腰痛がなければ、腰をひねるエクササイズを積極的に取り入れてください。腰痛が心配な場合は、プランクなども効果的です。この時腕の力に頼らず、お腹の力で体をプッシュアップする意識を持ちましょう。また、ジムなどで背中〜腰まわりを使う運動をするのもおすすめです。

まとめ

年齢を重ねると、体のラインを隠すような服を選びがちですが、体のたるみが進んでいる事に気づきにくい原因にもなります。これから薄着の季節になっていくので、まずは自分の体をチェックするために体のラインの出る服を着て、どのあたりを改善すべきか確認しましょう。全体的に丸みを帯びている、弛んでいると感じる場合は、運動を取り入れる前に、姿勢良く歩く・座る、ストレッチを心がける、体を冷やすものを避けるだけでも自然と体型が良くなっていきます。夏に向けて更に改善させたい場合は積極的に運動やストレッチを取り入れましょう。綺麗な後ろ姿を手に入れて、若々しい印象を残しましょう!

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