お盆シーズン移動中の乾燥対策

今年はコロナが明けて旅行がスムーズにできるようになった事もあり、夏休み中に旅行に行くという人も多いのではないでしょうか。非日常を味わえて楽しい旅行ですが、旅行中は美肌の大敵「乾燥」に注意すべきポイントが多くあります。夏は日焼けをしたり汗をかいたり肌のストレスが多い季節。今回は旅行中の乾燥対策について解説します。

長距離飛行の大敵!機内の乾燥

今年は久しぶりに海外旅行に行くという人も多いのではないでしょうか。飛行機に長く乗る人にとっての大敵といえば機内の乾燥です。なんとなく乾燥すると感じている人は多いと思いますが、機内の湿度は通常地上よりも低く、20~30%程度とされていると知っていましたか?これは飛行機が高度に上がって大気中の湿度が薄くなったり、機内の空調システムによるためです。蒸し暑い夏でも基本的に機内の湿度は低くなります。

長時間のフライトってどれくらい影響がある?

フライトの乾燥による美容や健康への影響は個人や機内環境によって異なりますが、一般的には以下のような影響があります。これらの影響は、一般的に5~6時間以上のフライトから顕著に現れることが多いと言われています。要するにタイやシンガポールくらいの距離感だと顕著に現れるということなので、近隣諸国以外のフライトの場合はアジア圏内だとしても対策が必要になるということになります。

乾燥肌: 長時間のフライトでは、乾燥した機内環境によって肌の水分が奪われる可能性が高まります。特に長距離の国際便などで数時間以上のフライトを経験する場合、肌が乾燥しやすくなります。

脱水症状: 意識してない人が多いのが脱水症状です。長時間のフライト中に適切な水分補給を怠ると、脱水症状が起こる可能性があります。機内の乾燥した空気は体内の水分を蒸発させやすくなりますので、こまめな水分補給が重要です。

血行不良: 長時間の座ったままの状態は、乾燥だけではなく健康面にも大きな影響があります。特に長時間のフライトは足の血行を妨げる可能性があります。これにより、足がむくんだり、血栓のリスクが高まることがあります。

眼の疲れ: 長時間の機内滞在は、目の疲れを引き起こす可能性があります。特に映画を立て続けみ見たり、パソコンでの作業を行うなどデジタルデバイスを使うことが多い場合は、眼への負担が増えるので、適度な休息を取ることが重要です。

機内の乾燥を防ぐポイント

保湿ケア: フライト前後に保湿ケアをしっかり行いましょう。洗顔後に適切な保湿クリームや化粧水を使用して、肌に潤いを与えます。特に乾燥肌の方は、より潤いを保つためのリッチな保湿剤を選ぶと良いでしょう。

ミストスプレー: 機内で顔や体にミストスプレーを使うことで、水分を補給しやすくなります。乾燥を感じたときにこまめに使用すると効果的です。

リップクリーム: 口唇も乾燥しやすい部位なので、適切なリップクリームを使用して保湿しましょう。

適切な服装: フライト中は、素材の柔らかく肌触りの良い衣服を着用することで、肌の刺激を最小限に抑えることができます。

水分摂取: 水分をこまめに摂ることは、肌の乾燥を防ぐために非常に重要です。フライト中は定期的に水を飲むように心掛けましょう。機内でのアルコールやカフェインの摂取は、水分の喪失を促進するため、控えることが望ましいです。お水を飲んでる割にトイレは近くない、という状態の場合は脱水気味になっています。特に夏の場合は空港までの移動で汗をかいて熱中症気味という場合もあるので、とにかく水分補給を心がけましょう。

食事:フライトの時間帯によっては食事を摂りたくないという人もいると思いますが、なるべく食事は摂ることが大切です。ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を摂ることで、栄養と同時に水分を摂ることができます。

フライト中に爪が割れるのも乾燥のせい?

フライト中に爪が割れてしまう人が時々いますが、機内の乾燥によって爪が割れることはよくあります。これは爪の水分が奪われるためなので、爪が割れやすい人は対策が必要です。また、肌同様、十分な水分補給やミネラルを含む食事を摂ることが大切です。

高保湿のハンドクリームを使用する: ハンドクリームを爪と手に塗ることで、水分を保ちやすくなります。特に乾燥肌用の保湿クリームを選ぶと効果的です。

ネイルオイルを利用する: ネイルオイルを爪に塗ることで、爪の保湿ができます。 爪を切りすぎない: 爪を短く切りすぎず、適度な長さを保つことで割れるリスクを減らせます。

グローブを着用する: 機内で手袋を着用することで、手や爪を乾燥から保護することができます。

髪にも同様の対策を!

肌も乾燥するので当然髪も乾燥します。髪が乾燥しやすい人は髪の毛の対策も行うほうが良いでしょう。

ヘアオイルやヘアセラムの使用: フライト前後にヘアオイルやヘアセラムを使用して、髪に潤いを与えましょう。特に髪の毛の乾燥が気になる部分に重点的に使うと効果的です。

ヘアミストを持参する: 機内でヘアミストを使うことで、髪の毛に水分を与えることができます。乾燥を防ぐためにこまめに使用しましょう。

髪をまとめる: 長時間のフライト中に髪を下ろしたままにしていると、乾燥した空気にさらされるため、髪の乾燥が進んでしまいます。髪をまとめることで、直接空気に触れる面積を減らすことができます。

ホテルは夏も乾燥している!

移動中はもちろん、ホテルも季節関係なく乾燥気味です。特に冷房が効いている室内は湿度が下がるため、今年の夏はいつもより乾燥している場合が多いかもしれません。特にホテルで数泊する場合は乾燥対策をしたほうが良いでしょう。

加湿器を使用する: 個人用の加湿器を持参して、ホテルの室内を適切な湿度に保つことができます。ただし、使用加減はホテルのルールを確認してから使用するようにしましょう。もし加湿器を持っていくのが煩わしければ、お風呂で使用した濡れたタオルを客室に干しておくだけでも湿度は変化します。また、客室にシャワーやお風呂が付属している場合は、利用後にシャワールームの扉を開けておくことで客室に湿気がわたり、乾燥を改善することができます。

水分補給をこまめに行う: ホテル内にいるとお水を飲むのを忘れがちですが、こまめに水分を摂ることで、体内の水分バランスを保ち、乾燥を軽減できます。

保湿ケアを行う: 宿泊前後に保湿クリームや化粧水を使用して、肌の潤いを保ちましょう。特に寝る前のスキンケアが効果的です。

温度調節をする: 快適な室温で過ごすことも乾燥を軽減するポイントです。必要に応じてエアコンの設定や窓の開閉を調整しましょう。

湯船に浸かる: ホテルに温泉やお風呂がある場合、湯船にゆっくり浸かることで、肌を潤すことができます。

ただでさえ移動中に乾燥ダメージを受けているので、ホテルでより悪化させないようにすることが大切です。可能であればヘアケア用品やボディケア用品も持っていき、乾燥を防ぐようにしましょう。

まとめ

今年は海外旅行もやっと気軽に行けるようになってきたというのもあり、夏休みに久しぶりの遠出を計画している人も多いと思います。久しぶりすぎて忘れがちなのが飛行機内の乾燥です。しっかり準備して長距離の移動に耐えられる肌にしましょう。飛行機ほどでなくとも、新幹線やホテルも冷房が強いと空気が乾燥します。汗をかいた後に冷房に長時間当たると肌トラブルの原因にもなるので、しっかり汗を拭いて、ミスト化粧水などで肌の状態を整えておくと安心です。しっかり美肌対策をして旅行を楽しみましょう!

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