キレイな肌になるための脱毛ですが、人によっては逆に毛が濃くなることも。脱毛する前に、硬毛化についても知っておきましょう。
1.症状
硬毛化とは、光やレーザーのパワーを利用した脱毛を行った際に、その刺激によってかえって以前よりも毛が濃く、硬く、太くなってしまうことです。
元々毛が目立つ部位よりも、細く薄い軟毛(産毛)が多いような場所で起きてしまうことが多いです。産毛は色素が少ない分、光やレーザーのパワーが伝わりづらいので硬毛化しやすくなっています。
硬毛化しやすい部位は
- フェイスライン
- うなじ
- 肩
- 二の腕
- 胸
- 背中
- お腹
- ヒップ
- 太もも
特にうなじや肩は産毛が多く、その分硬毛化のリスクも上がります。
また、硬毛化とは別に多毛化(増毛化)のリスクも。多毛化とは、硬毛化と異なり毛が増えたように感じる現象です。
2.原因
クリニックやエステサロンで、光やレーザーのパワーによる脱毛を行うと硬毛化や多毛化が起きてしまいますが、その原因については未だ医学的根拠がありません。
一説によると、光やレーザーを使用した脱毛は基本的に太く濃い毛に敏感に反応し高い脱毛効果を発揮します。しかし、産毛のような細く薄い毛は反応しづらく、脱毛しきれずに残ってしまいます。これによって、かえって光のパワーによって毛の細胞や組織が刺激されることで発毛が促進され、いつもより太く長く育ってしまうことが原因ではないかと推測されています。
3.対策
クリニックやサロンの脱毛施術の技術力や、使用機械の劣化などが硬毛化に影響することがあります。不慣れな施術者の場合、打ち漏らしや不十分な照射によって十分な熱を与えきれず、硬毛化をもたらしてしまう可能性も。エステの光脱毛や家庭用脱毛機は、照射パワーが医療レーザー脱毛と比べてかなり弱いので、十分な熱が加わりにくいということも知っておきましょう。
こういったことから、クリニックやエステサロンを選ぶ場合は値段だけで判断せず、技術力や使用機械などもよく吟味する必要があるでしょう。
また、硬毛化が起きてしまった場合は、脱毛施術を受け続けていれば自然と解消されていきます。使用機械を変えてみるのも効果的です。しかし、一度硬毛化して薄くなるまでには更なる時間を要してしまうので、追加施術の金額負担が少ないところを予め選んでおくとより安心でしょう。
4.まとめ
いかがでしたか?キレイになろうと始めた脱毛が、かえって濃くなってしまうのは非常にショックなことです。
硬毛化自体は頻繁に起こる症状ではありませんが、このリスクを避けるには良い脱毛クリニックを事前に見極めることがキーポイントとなります。
様々な情報を加味した上で脱毛方法を選び、安心して美しい肌を手にいれましょう!
コメントを書く