蓄熱式脱毛は意味が無い?!本当に効果はあるの?

蓄熱式脱毛は意味が無い?!本当に効果はあるの?

蓄熱式脱毛という名前を聞いた事がありますか?蓄熱式脱毛は脱毛の方法の一種です。日本では従来の熱破壊式がポピュラーですが、最近人気が広まってきているのが蓄熱式脱毛です。この二つの違いがいまいちわからないという人も多いかもしれません。蓄熱式脱毛は痛みが少ない事が特徴として上げられ、それが人気の理由の一つですが、一方で効果がない・意味がない・詐欺?!などの口コミも見かける事がある脱毛方式です。脱毛を検討する時、知識ないまま直接カウンセリングに行く人もいますが、よくわからずに契約すると損をしてしまう可能性もあります!どういった脱毛方式を採用しているクリニックなのか事前に知っておく事は大切です。きちんとした知識をつけて脱毛するクリニックを選びましょう。

蓄熱式脱毛ってそもそも何?

蓄熱式脱毛は医療脱毛の一種で、従来の熱破壊方式のように強いレーザーを当て一瞬で毛根組織を破壊するのではなく、毛乳頭や毛母細胞へ毛の生成を促す指令塔である「バルジ領域」を、弱い出力のレーザーを重ねて照射することで脱毛します。熱破壊方式と同じく、メラニンに反応することで脱毛をしますが、熱破壊式脱毛より弱いレーザーで複数回数照射し、発毛組織のバジル領域をゆっくり破壊します。弱いレーザーを連続照射していくので、肌への負担や痛みが少なく済みます。また、メラニン色素の薄い毛や産毛の脱毛にも効果的です。ただし、蓄熱式レーザーはまだ歴史が浅いので、永久脱毛できるか不明という見解もあります。

蓄熱式脱毛のメリット

従来の熱破壊式を経験した人はわかるかもしれませんが、熱破壊式は強いレーザーを当てて一瞬で毛根組織を破壊するので、施術の際にゴムで弾かれたようなバチッとした痛みがあり、その痛みが苦手という人も多いです。特に毛の太いVIOは痛みが強すぎて途中中断してしまう人もいます。一方で蓄熱式脱毛は熱破壊式より弱いレーザーを照射するので、痛みが全く無いとは言い切れませんが、あの独特の強い痛みが施術中は発生しません。また、熱破壊式は産毛に効果が無いと言われていますが、蓄熱式は産毛にも効果がありますし、白髪にも効果があります。弱いレーザーなので皮膚表面にかかる負担も少なく、ある程度の日焼け肌や色黒肌でも照射が可能ですし、敏感肌やアトピー肌の人にも対応出来ます。敏感肌や痛みを感じやすい人が施術を受けられるというのは熱破壊式と比較すると大きなメリットです。

熱破壊式との違い

熱破壊式は現在の日本で一番広く採用されている脱毛方式です。高出力のレーザーを使用しているので、脱毛サロンでは取り扱えず、美容皮膚科など医療脱毛として取り扱いされています。毛の黒いメラニン色素に反応してムダ毛の毛根にダメージを与えることで、毛の成長を遅らせてムダ毛を生えにくくします。1回あたりのレーザー出力が高いため、一瞬で発毛組織を破壊し、短期間で脱毛効果が得られます。一方で、強いレーザなので施術中に強い痛みを感じる事もあります。また、メラニンに反応する脱毛方式なので、白髪や色素の薄い毛、産毛などには効果が感じにくいというデメリットもあります。加えて、色黒肌や日焼け肌には施術が出来ない可能性が高いです。

熱破壊式よりスピーディー

熱破壊式脱毛で皆さんがじれったく感じる一つに毛周期に合わせた脱毛施術というのが上げられます。熱破壊式はメラニン色素が多くレーザーが反応しやすい成長期の毛に反応します。毛は毛周期によって生え変わるので、一度脱毛した後、次の毛が生えてくるまで脱毛施術はできません。部位によって毛周期は異なりますが、おおよそ2~3ヶ月開けて次の施術になります。少し時間が空くので、予定が組みにくかったり、予約しても結局都合が付かず、もう一度予約をしようとしたらさらに1ヶ月後になってしまった…というような事が起こりがちです。一方で蓄熱式脱毛は成長期以外の毛にもある程度の効果を発揮するので、毛周期に関係なく短い間隔で施術をする事が可能で、熱破壊式よりスピーディーに脱毛を完了する事ができます。

蓄熱式の脱毛方法

蓄熱式の脱毛施術は熱破壊式と基本的には同じような流れになります。施術前にムダ毛をシェービングします。蓄熱式は熱破壊式に比べてレーザーパワーが弱いといっても、まったく反応しないわけではありません。やけどや肌トラブルを避けるために、熱破壊式同様、シェービングの必要があります。施術後、1ヶ月~3ヶ月ごとに再度照射します。蓄熱式は毛周期に関係なく打てるとして最短1ヶ月周期と謳うクリニックもありますが、毛周期に合わせた方がよいという見解の人もいます。カウンセリングの際に、どの程度のスパンで照射が可能か確認しましょう。照射後は1~3週間かけて毛が抜けていきます。熱破壊式のように急にぽろぽろ毛が抜けるというわけではないので、その点は頭に入れておきましょう。また、熱破壊式と同じく、脱毛期間中はしっかりと日焼け対策をする必要があります。日に焼けた小麦肌もある程度は脱毛施術が可能ですが、日焼け直後の肌には照射できないので気を付けましょう。

蓄熱式と熱破壊式どっちがおすすめ?

それぞれメリットが違うので、自分の体質に合わせて選びましょう。蓄熱式は産毛を脱毛したい人、痛みに弱い人、敏感肌・アトピー肌の人、色黒肌・日焼け肌の人、トラブルが起きやすい肌質の人におすすめです。蓄熱式は比較的オールマイティーに対応できる脱毛と思ってください。一方熱破壊式がおすすめな人は、毛が濃くて太めなのを綺麗に脱毛したい人、痛みに強い人、早く効果を実感したい人におすすめです。どちらにするか決めかねる…という人は、どちらの機械も導入しているクリニックを選ぶのも一つの手です。カウンセリングで相談し、どちらの機械にするか決める事ができますよ。どちらも導入しているクリニックとしては、リゼクリニックやエミナルクリニック、レジーナクリニック、アリシアクリニックなどが人気です。

蓄熱式は抜けない・詐欺と言われる理由は?

熱破壊式より痛みも少なく、スピーディーに脱毛が完了できるという点でメリットの多い脱毛に感じる人も多いのではないでしょうか。一方で口コミなどでは毛が抜けない・詐欺・効果が無いなどのネガティブな口コミが多いのも事実です。熱破壊式と違い、弱いレーザーだから意味のない脱毛と感じる人もいるかもしれません。実情はどうなのでしょうか?

蓄熱式は熱破壊式と違ってすぐに抜けない

蓄熱式が効果がないと言われてしまう一番の理由は、熱破壊式と違って施術後すぐに毛が抜けないというのがあります。蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛より弱いレーザーで発毛組織のバジル領域をゆっくり破壊する脱毛です。施術後にすぐ毛が抜けるわけではなく、毛が抜け落ちるのに1週間~3週間かかります。熱破壊式は、レーザーの出力が強く一発照射で毛根にダメージを与えるので、施術後すぐ、早ければ当日から翌日には毛が抜けます。熱破壊式の時はすぐ抜けていた毛が、蓄熱式では1週間経っても抜けない…となると効果が無かったと心配になってしまいますよね。ただ、蓄熱式はバジル領域をゆっくり破壊する脱毛で、脱毛のアプローチが違います。抜け方が違うだけで効果は同じなので安心してください!

脱毛箇所によっては効果を感じづらい

熱破壊式は痛みがあるので、実際の脱毛効果とは関係なく「脱毛した」という気分を得られるのも事実です。蓄熱式は痛みを感じにくいので本当に施術されたの…?と不安になりやすい脱毛方式になります。もちろん痛みの感じ方には個人差がありますし、部位によっても痛みの程度が異なりますので、痛みが少なくても十分に効果を発揮します。また、毛の太い部分は毛が抜ければ、見た目的にも脱毛効果を比較的実感しやすいです。一方で毛が薄い部分は元が薄いこともあり、脱毛効果を実感しにくい傾向にあります。施術する部位によって、効果の出始める回数にも違いがあります。効果を感じない!と焦って解約したりせず、ゆっくり効果の出る脱毛方式という事を頭に入れて脱毛してくださいね。

まとめ

蓄熱式は熱破壊式にくらべて施術後すぐの効果を実感できづらいので、効果が無い・意味がないと感じてしまいがちですが、時間をかけて毛が抜けるので安心しましょう。脱毛の仕組みは大まかに言えばどちらも同じですが、使う機械や出力パワー、強みが異なります。蓄熱式に比べて肌に優しいので、痛みに弱い人や肌が弱くて脱毛に不安がある人でも続けやすい医療脱毛です。蓄熱式は最新式脱毛なので、まだ情報が少ないですが、カウンセリングの際に相談すれば、クリニックのもつ実績データを元に色々と相談できます。カウンセリングを受ける前に、どんな機械を使っているクリニックなのかを必ずチェックしましょう。ある程度情報収集をしてからカウンセリングを受けに行ってくださいね。

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