家庭用脱毛器とは、自分で簡単に脱毛ができる機械のことです。光やレーザーを当てて毛根やメラニン色素に働きかけ、毛が生えてくるのを抑えます。
効果
家庭用脱毛器は、あくまでも除毛や抑毛を目的として作られているので、永久脱毛はできません。完全に毛を無くす為には、毛を生やす組織を破壊する必要があり、それは専門の医師だけができる医療行為となります。その為、脱毛サロンや医療脱毛で実際に使用されている機械より、出力が抑えられています。
家庭用脱毛器は、毛が細くなったり、生えてくるスピードが遅くなったりなどの効果が得られます。
メリット
*自分のタイミングで処理が可能
*低価格で脱毛が可能
*場所を選ばずにできる
脱毛器の選び方
◎痛みや効果の高さで選ぶ
家庭用脱毛器には、フラッシュ式(IPL光)とレーザー式の2種類があり、されぞれにメリット・デメリットがあります。違いをよく理解し、自分に合った脱毛器を選びましょう。
『フラッシュ式』
脱毛初心者さんや手軽さで選ぶならフラッシュ式がオススメです。毛根のメラニン色素に光を当て、ダメージを与えることで脱毛します。光による熱で毛根を破壊することで徐々に無駄毛を減らしていく仕組みです。
脱毛サロン等と同様の脱毛方法で、家庭用としても多くの商品が販売されています。
メリットは、レーザー脱毛器よりも痛みが少なく、照射面積が広いので処理に時間がかからないことです。照射回数が少なく済むので、コストも抑えられます。
『レーザー式』
毛のメラニン色素に反応するレーザーを使って、毛を育てている毛乳頭にダメージを与えて脱毛します。大幅に出力が抑えてありますが、医療用レーザーと同じ仕組みを採用しているので、フラッシュ式よりも効果を実感しやすいのが特徴です。
しかし照射範囲がピンポイントなので、広範囲の処理には時間を要し、フラッシュ式よりも痛みを感じやすいです。特に毛が太い部分は痛みを強く感じる人が多いようです。痛みに強い人やデリケートゾーンへの使用をしない人、ピンポイントで脱毛をしたい人にオススメです。
◎性能や機能で選ぶ
広範囲をムラなく処理したいなら、照射面積は広いものがオススメです。フラッシュ式の場合は縦1.5×横3.5㎝あれば処理にかかる時間も短縮できるでしょう。レーザー式は元々ピンポイントに当てるものなので、気にせず使用できます。
また、光やレーザーの照射レベルを調整する機能があると、痛みや部位に合わせて使用できます。慣れない使い始めやデリケートゾーン、その日のコンディションに合わせてレベルを選べるので、無理なく安心して使えます。しかし、脱毛器によっては使用部位が指定されているタイプもあるので、あらかじめ自分の脱毛したい部位に使えるかどうかも忘れずに確認しておきましょう。
脱毛器にはカートリッジ交換可能なものと、交換不可の使い捨てタイプがあります。交換可能なものはカートリッジさえ購入すれば繰り返し使用できますが、使い捨てタイプは決まった照射回数を使い切ったら本体ごと購入しなければなりません。
カートリッジ自体にも照射面積を変えられるものや美顔器として使えるものなど様々なタイプがあるので、購入前にチェックしておきましょう。
◎ランニングコストのかからないものを選ぶ
カートリッジを含めたランニングコストを考慮し、1回の照射にかかる「ショット単価」で判断するのがポイント。照射範囲が広く、ショット回数が多いものの方が低コストです。体系や無駄毛の量でも変わりますが、1回の照射で全身に当てるには、約300ショットが目安です。
◎保証期間とその内容で選ぶ
家庭用ではありますが、熱を使って毛にダメージを与えるので安全性には十分注意が必要です。質の低いものは火傷や傷が残る恐れもあります。値段が特別安いものは避け、信頼できるメーカーなのか、それまでの販売実績はどうかをしっかりチェックしましょう。
また、アフターフォローをしてくれるかも確認しましょう。脱毛器が故障してしまった場合等、保証期間と内容を確認しておくと万が一のトラブルにも安心です。
使い方
フラッシュ式もレーザー式も使い方は基本的には一緒です。
脱毛を始める前に無駄毛を処理します。脱毛器の光やレーザーはメラニンに反応するので、脱毛部位の毛が長いと表面に出ている毛のメラニンにも反応してしまい、効果が落ちてしまいます。毛は長くても1㎜程度の長さにしておきましょう。毛抜きや脱毛クリームの使用は肌を傷める原因となるので避けましょう。肌への負担を減らす為にも、照射する前日に処理しておくことをオススメします。
脱毛前は肌の負担や、熱による痛みを軽減させるために照射部分を冷やしておきます。また、脱毛器の光やレーザーはクロい色素に反応するので、照射前にホクロや傷、ニキビ等はシールや絆創膏で保護しておきます。
使用頻度は説明書に記載の通りに従いましょう。特に記載がない場合は2週間に1回程度の使用で十分です。
また、使用後は肌が熱を持っているので氷や保冷剤でクールダウンさせます。脱毛後の肌は乾燥しやすいので保湿をし、丁寧に肌をケアしてあげましょう。
まとめ
家庭用脱毛器の効果は、毛周期に関係します。2ヶ月間でも十分効果は見られますが、半年見ておくとより効果的です。急な露出などのためにも、早めのケアを心がけましょう!
コメントを書く