メスを使わずに部分痩せができる「脂肪溶解注射」。一体どんなものなのでしょう?
メカニズムとその効果
脂肪溶解注射治療とは、脂肪を溶かす成分が含まれた薬剤を注入し、薬剤が脂肪細胞を分解・溶解することで痩身効果を可能にする治療法です。
薬剤の主成分であるフォスファチジルコリンは、元々脂肪肝や高脂血症の治療に使われていた薬剤です。主に大豆から抽出される成分で、脂質の代謝を高め、血管壁に付着したコレステロールを溶かし出す作用があります。この作用を美容に活かしたものが脂肪溶解注射です。
脂肪溶解によって溶け出した脂肪は血管やリンパ管を通り、そのまま汗や尿となって自然に体外へ排出されます。メスを使わず、脂肪吸引よりも手軽にできる痩身治療として今注目を浴びています。
メリット
- 体への負担が少ない…メスを使わず注射のみの施術なので、体への負担が少ないです。
- 施術時間が短い…治療内容にもよりますが、約10分程度で施術は終了します。決して大掛かりではないので入院の必要も無く、忙しい人にも施術しやすいでしょう。施術当日から普段通りの生活ができます。
- ダウンタイムが短い…個人差はありますが、ダウンタイム(施術後、回復や効果が出るまでの期間)が短いので、日常生活支障が少ないです。
- 部分痩せが可能…気になる特定の部分だけに施術ができるので、部分的なサイズダウンが可能です。自分が理想とするボディメイキングができるでしょう。
- セルライトへの効果…お尻や太もも等のセルライトが目立ちやすい部分は、運動やダイエットでは除去しにくいです。脂肪溶解注射は、脂肪細胞を破壊するのでセルライト除去へも効果が期待できます。
- リバウンドしにくい…通常のダイエットでは脂肪細胞の数を減らすことはできませんが、脂肪溶解注射は脂肪細胞そのものを除去するので、リバウンドのリスクが少ないです。
デメリット
- 効果を実感するまでに時間を要する…薬剤によって溶解された脂肪は、時間をかけて体外へ排出されます。そのため即効性はなく、すぐには脂肪減少の効果を実感できません。その代わり、周囲から施術したことを気付かれずに自然に変化を遂げられます。
- 副作用を起こす可能性がある…施術後は薬剤注入部位に痛みや腫れ、赤み、内出血などが起こってしまう可能性があります。個人差はありますが、そういった症状は1週間程度で落ち着くでしょう。
- 体質、疾患などで施術不可能なことも…妊娠・授乳中の方、心臓病・肝臓病・甲状腺機能障害・糖尿病の疾患を持っている方、大豆アレルギーがある方は施術できないことがあります。注射の主成分であるフォスファチジルコリンは医療現場でも使われてきた大豆由来の安全な成分ですが、大豆アレルギーのある方は施術が受けられません。他にも、医師が施術に適していないと判断するため、疾患をお持ちの方や体調に不安がある方は予め相談しておきましょう。
いかがでしたか?ダイエットをしても痩せたいところが中々痩せにくかったり、日々忙しくてダイエットをすることも難しい人もいるでしょう。脂肪溶解注射は短い時間で施術ができ、痩せたい部分をピンポイントで痩せことを可能にしてくれます。
理想のボディメイキングに活用してみてはいかがでしょうか?
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