ヒアルロン酸注射の人気とその注意点

ヒアルロン酸注射の人気とその注意点

美容整形の中でも手軽で人気なヒアルロン酸注射。その人気と、意外な落とし穴とは?

成分

ヒアルロン酸とは、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸によって構成された高分子の物質のことです。
元々は目の玉(眼球)の中に詰まっている硝子体の成分として発見されたものです。性状としてはネバネバした粘性の高いもので、皮膚や筋肉や軟骨を構成する主成分となっています。人間の体は無数の細胞でできていますが、この細胞同士をくっつけ合い、勝手に細胞がバラバラに移動しないようにしている結合組織の主成分なのです。
ヒアルロン酸注入材は、1996年に最初の製品がヨーロッパで承認されて以来、皮膚注入材として世界的に最も多く使われています。
ヒアルロン酸やコラーゲンは体内で自然に作られ、年齢を重ねて行くと減少する成分です。そのため親和性が高く皮膚とのなじみもよく、アレルギーを起こす心配が少ないです。

効果

ヒアルロン酸注入は適切な量を注入しても2〜3日はふくらみ気味になることがあります。しかし約1週間程度で自然な仕上がりに落ち着きます。その後は製品や注入部位によっても変わってきますが、効果は6ヶ月〜1年程度持続し、徐々に消えていきます。

◎シワ
ヒアルロン酸注入は、シワに沿って注射することによって肌に刻まれてしまったシワを目立ちにくくしてくれます。保水性が高いので、肌のハリや弾力を保つのに優れています。10分程度の施術時間で、すぐにメイクをすることができます。

◎クマ
目の下がくぼんでしまって陰ができるクマの場合、ヒアルロン酸注入でボリュームアップをすることで、ハリのある若々しい目元にすることができます。

◎唇
ヒアルロン酸注入でぽってりとした唇にすることで、女性らしい口元にできます。

◎鼻・顎
メスを使わずに鼻の付け根の高さを出したり、鼻先や顎先をシャープにする場合もヒアルロン酸注入が効果的です。より華やかな顔立ちにすることができます。

注意点

ヒアルロン酸は整形外科の分野では、膝の軟骨が年齢とともに減少していき、それによって痛みを伴ったり、スムーズに動かなくなる症状に対して注射として使われています。安全性が高いので、直接関節内に注入して使用することができます。しかし高分子で構成されるヒアルロン酸は、針が少し太めで直接注射をすると結構な痛みを伴います。
これを美容医療の分野で使用しているのが美容皮膚科で見られるシワを改善するヒアルロン酸注射なのです。
ごくまれではありますが、顔面の動脈が塞がることによる皮膚壊死や、眼の動脈が塞がることによる失明などの重大な合併症が報告されています。また、過度に注入をしたことによって膨らみ過ぎ、予定より幅が広い、しこりが残るなど1週間以上経過しても自然な状態に仕上がらないことがあります。
このようなトラブルは、具体的な注入方法や適切な注入量をを理解していない医師が施術することで起こる可能性があります。信頼できる医師のもと施術を受けましょう。

施術前に…

日本で製造販売承認を取得したヒアルロン酸注入による施術は、規定の講習セミナーを受講した医師のいる医療機関でのみ受けることが可能です。重大な合併症やトラブルを避けるには、十分な知識と技術を習得した医師とのカウンセリングを事前にしっかりと行うことが大切です。
医療機関によっては、製造販売承認を取得していないヒアルロン酸注入材が使用されていることもあります。ヒアルロン酸注入を施術する際には、施術に用いるヒアルロン酸が承認を得た製品であるかどうかを事前に医師に確認するといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?美容整形の中でもよく耳にする「ヒアルロン酸注射」…様々な美容に関する悩みを解決してくれて、体内に入れてもリスクが低く、傷口も残らない点が人気の秘訣のようです。そのため取り扱っている医療機関も多いですが、事前にしっかりと自分が使用されるものが安全かどうかを確かめておくと、より安心して施術が受けられるでしょう。

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