キュートな”えくぼ”は簡単に作れる!?

キュートな”えくぼ”は簡単に作れる!?

笑った時にえくぼができると、可愛らしい印象を与えます。しかし、えくぼは誰にでも笑った時にできるものではありません。
そんな憧れのえくぼは、今では美容整形外科で簡単に作れてしまうことをご存知ですか?

えくぼとは?

えくぼとは「笑窪」と書かれることもあり、文字通り、人が笑った時に顔にできる小さなくぼみのことです。
えくぼがあると、可愛らしさやセクシーな印象を与え、チャームポイントとして相手を惹き付ける魅力の要素となります。国によってえくぼにまつわる様々な言い伝えがあったり、現れる位置や形状によっても様々な意味合いがあるとも言われていて、えくぼの有無を気にする人は少なくありません。

しかしながら、このえくぼは人間全員にできるものではありません。赤ちゃんの時にはほとんどの人にできますが、成長するにつれて消えていってしまいます。

顔には表情筋があり、その中でも「笑筋(しょうきん)」という筋肉が口の左右から外に向かって存在し、笑うことで収縮運動をします。その際に皮下組織と癒着し、表情を動かした時に筋肉に皮膚が強く引き込まれることでくぼみが一点現れ、それが”えくぼ”となります。
表情筋は皮膚に付着しているので顔にくぼみやシワを作りやすいです。特に皮下に脂肪が多く、柔らかい部分に作用しやすいので、えくぼは女性や子供にできやすいとされています。
そのため、構造上痩せてもえくぼが消失するようなことはありません。しかし老化によってシワが目立つようになると、あごから頬に向かうシワとえくぼは合体しやすく、わかりにくくなります。

えくぼのメカニズムは、大げさに言うと「皮下組織の発達障害」ということになりますが、えくぼによって身体に異常や支障をきたすことはありません。むしろえくぼは好印象を与えるので、えくぼができない人の中には憧れる人もいます。

えくぼは遺伝でできることが多く、両親にえくぼがあれば、約80%の確率でその子供にもできると言われています。統計的には両側にできる人が約6割、片側だけにできる人が約4割です。

えくぼができる場所は頬、口元が多いですが、実はお尻の上の左右にもできることがあります。身体に余分な脂肪がなかったり、背筋が発達していたり、股関節運動ができている人にできやすく、日本人には少ないです。しかしお尻にえくぼができることは、西洋では美人の条件ともされることがあります。

えくぼ形成術について

笑った時にえくぼがあると可愛いという理由から、えくぼを作りたいと思う人がいますが、実はプチ整形で簡単に作ることができます。
ほとんどの場合日帰り手術が可能で、手術時間も短く、翌日にはメイクも可能となるので、忙しい方でも仕事のお休みを使って手軽に受けることができます。

えくぼは人によってできる場所が異なりますが、美容整形外科では好きな場所に作ることができます。笑った時に頬や口元の近い場所なのか、えくぼの形も、点状のものや縦長のものまで様々なえくぼの形成が可能です。
理想的とされるえくぼは、眼裂の一番耳側(外眼角)からまっすぐ下におろしたラインと口角と耳たぶを結んだラインが交わる部分と言われています。


<おすすめの方>
*笑顔をより可愛らしい印象にしたい
*自然なえくぼが欲しい
*憧れの有名人のようなえくぼが欲しい
*顔にチャームポイントが欲しい
*笑顔に自信を持ちたい
*えくぼが片方にしかできないから両方に作りたい

施術方法

えくぼ形成術は、口の中(内側)から糸で留めることによって作り出す方法です。
メスを使わないので、傷跡は針穴だけなので傷跡が残ってしまう心配はなく、リスクも少ないです。糸による施術で仕上りも自然です。
希望するえくぼの位置を決め、口腔粘膜を切開し、皮膚の裏側から糸を埋め込んでえくぼのクセをつけます。

麻酔をした後に、真皮に届く一歩手前の、口内粘膜、表情筋、脂肪までを切開します。表情筋と真皮に、粘膜を溶ける糸で通し、くぼみを作ります。
口の中から処置できるため、傷跡は見えません。治療は20〜30分程度で終了します。えくぼは手術直後から確認することができます。
歯磨き・メイク共に施術当日から可能です。
約2週間後に抜糸を行いますが、口の中の傷が大きい時は吸収糸を使って縫合します。


<施術の流れ>
1.カウンセリング…えくぼのイメージを医師と共有
2.マーキング…えくぼを作る場所にマーキング
3.麻酔…局所麻酔
4.手術…口内を切開し、糸で留めて理想のえくぼを形成

リスク・デメリット

*腫れやむくみが約3日〜1週間続きますが、内出血や感染症が起きた場合は腫れが長引くこともあります。

*1~3ヶ月程、笑っていない時にもえくぼが見られますが徐々に馴染んでいきます。また、糸が引く力で違和感もありますが、時間と共に慣れていきます。

*予定通りの位置にえくぼができても、理想と異なることがあります。位置を変更したい場合は、埋め込んだ糸をはずして新たな位置に糸を埋没させることが可能です。
ただし、頬に埋め込んだ糸が見つけられずに抜去できない、糸を抜去しても癒着が強くなったためにえくぼの位置が変わらない場合があります。

*頬がたるんでいたり、脂肪・皮膚の厚みが強い人は糸がほどけたり、頬の組織に糸が埋まってしまってえくぼの形が消失するなどの可能性があります。

*埋め込んだ糸の締め込みが弱かったり、頬の組織と糸の間に緩みができると、えくぼのくぼみが浅くなる場合があります。
また逆に、時間が経つと頬の筋肉や皮膚から糸が緩んで状態は緩和されていきますが、それでも思ったよりえくぼのくぼみが深いと感じることがあります。
 
*糸が口腔内や表面に出てくることがありますが、化膿してしまう恐れがあるので、その場合は早めに病院へ行きましょう。

*しばらく食事がしみることがあります。しみるような食事は避け、また、柔らかいものから初めて行きましょう。

*強い力でのお顔のマッサージは約1ヶ月間は控え、激しい運動は約2日間控えましょう。

まとめ

笑った時にえくぼができると可愛らしい印象を与えることから、えくぼ形成術を希望する方は女性が多いです。
シミ、シワ、ホクロ、エラ、筋肉など、既にあるものをなくすことが多い美容整形の中でも、無のところに新たに作り出すえくぼ形成は珍しい施術と言えます。それだけえくぼがあることによって、人は魅力的に感じるということでしょう。

えくぼ形成はメスを使わず、プチ整形としてできます。そのため、チャームポイントを増やしたい場合、一番手っ取り早く作れるものです。傷口も残らず、ダウンタイムも短いので大きな抵抗無く施術が受けられます。

えくぼに憧れている方は検討してみてはいかがでしょうか?

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