ホクロ・イボの除去

ホクロ・イボの除去

顔や体、どこにでもできてしまうホクロとイボ。誰にでも一つや二つはあるのではないでしょうか?個性として捉えられることもありますが、場合によってはコンプレックスになっている人もいるでしょう。
ホクロ・イボの除去にはいくつか種類があり、その状態によって適切な治療を受けることができます。

ホクロ・イボについて

<ホクロ>
ホクロとは「母斑細胞」という細胞が寄り集まったもので、これが次第に増加していくと皮膚から盛り上がって、ホクロとなります。

ホクロには、「先天的にできたもの」「幼い頃にできたもの」「大人になってから紫外線によってできたもの」の大きく3つに分けられます。
良性のホクロはそのまま放置していても問題はありません。美容上気になる、と言う方は切除又はレーザー治療でなくすことができます。
しかし、「ほくろ美人」という言葉があるように、ホクロもひとつの個性美です。ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人のホクロが魅力的だったため、貴婦人たちの間で付けほくろが大流行したという逸話もあります。

中にはただのホクロと思っていたら悪性黒色腫(メラノーマ)の場合もあるので注意が必要です。
メラノーマとは、非常に悪性の皮膚がんの一種であり、日本では年間約1,500~2,000人ほどが発症していると言われています。手のひら、足の裏の茶色または黒のシミが気になる、黒いしこり状のホクロが大きくなってきたなど心配があれば1度、専門医に見てもらうことをおすすめします。

◎有きょく細胞がん
手や顔のしみのほか、やけどやケガの跡にできることが多い。皮膚がざらざらして固くなるのが特徴。悪化すると潰瘍状になることもあるので、見つけたら早めに切除手術しましょう。
特徴…赤みのある小さなホクロが沢山ある/盛り上がってカリフラワー状になっている

◎基底細胞がん
日本人に多い皮膚がんで、特に高齢者で多く見られる。目や鼻の周辺など、顔にできる。徹底的に切除しないと、広がりやすいので要注意。
特徴…目や鼻の周りの黒いホクロ/硬いしこりがあり、よく見るとくぼみや濃淡がある



<イボ>
イボは、老化によるもの(脂漏角化症)から、ヒトパピローマウィルス感染によってできるウィルス性ものなど種類があります。

加齢による良性の腫瘍は60歳以上の約80%に見られ、そこまで怖がる必要はありませんが、体質が関係しているため、一度除去しても再発する可能性があります。
ウイルス性のものは無理して自己処置するとかえって悪化したり、広範囲に移ってしまう可能性があります。感染の恐れもあるので早めに治療を受けましょう。

◎脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
老人性のいぼで、加齢とともに顔や体にできる。ざらざらしているのが特徴。美容面から気になる場合はレーザー、電気メス、液体窒素などで治療します。ただし、形状のよく似た皮膚がんの場合があるので、大きくなってきたら検査をおすすめします。

◎青年性偏平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
ウィルス性のイボ。顔や手の甲などに小さなしみに似た突起がたくさんでき、若い女性などに多い。治療法としては、液体窒素によって患部を凍らせる「凍結療法」が主流です。

◎尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
ウイルスによるもので、手足の指やひじ、ひざ、足の裏などにできる。最初は小さな丘疹程度だが、やがて大きくなっていぼ状に変化。凍結療法、抗がん剤のブレオマイシン、局所注射などで治療します。

◎伝染性軟属腫(水いぼ)
小さな子どもによく見られる。伝染性軟属腫ウイルスによるもので、他のイボに比べ、他人に伝染しやすい。かゆみを伴うのでかきたくなるが、爪でひっかくと潰れて他の部位に広がるので注意。時間が経つと治ってしまうことが多いと言われている。

治療法

ホクロ、イボ形状、状態によって治療法が異なりますが、大きく分けてレーザーと手術で切除する方法があります。

①ルビーレーザー
メラニン色素によく吸収されるルビーレーザーを利用して、正常な組織への損傷を最小限に抑えつつ、ホクロのメラニン色素を破壊します。色素の深さによりますが、何回か照射していく治療です。

②電気分解法
電気メスを使用して、最小のダメージでホクロやイボを除去する方法。直径3㎜以下のホクロやイボに有効で、比較的浅いホクロは一度で除去できますが、深いものは2~3回の治療が必要な場合があります。
止血効果が高くほとんど出血せず、施術自体の痛みは感じません。

③炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは水分によく吸収されるため、組織の損傷を最小限に抑え、蒸散させることで、ホクロの盛り上がりや、皮膚の奥深いところにある細胞を除去することができます。1回の治療でホクロの細胞を除去することができます。
また、ホクロの細胞が深部にある場合は再発の可能性もあります。再発した場合はルビーレーザーと組み合わせて治療することもあります。 
電気分解法と比較すると、ホクロを除去するのにレーザーか電気かというだけで、痛みや過程、結果においてもほとんど変わりません。

④皮膚切除術
悪性変化の疑いが少しでもあれば、レーザー治療ではなく手術での完全切除が必要です。切除したホクロやイボを病理検査に出して、悪性細胞ではないかを判定することができます。悪性の心配がないホクロ、イボについても、大きさによってはレーザー治療より傷跡が目立たなくなる場合があります。
ホクロの直径に対して約3倍位に皮膚を切除し、縫合します。切除する箇所に局部麻酔をして行いますので、術中の痛みはありません。

まとめ

ホクロやイボには様々な種類があります。見た目の問題から除去したい人もいる中で、健康上の問題から取った方がいいものもあります。
ホクロ・イボが気になり始めたら、自己判断ではなく、まずは皮膚科や美容外科で相談してみることをおすすめします。

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