脱毛契約は金額が大きくプランによっては契約期間が長いので、契約の際心配になる方が多いかと思います。一度契約すると、解約するのに解約手数料が発生するサロンやクリニックも多いです。それでも解約する人がそれなりに多いという事をご存知でしょうか。解約してしまった人たちが、どのような点で解約したのかを予め知ることで、自分が契約する際のチェック項目に入れる事ができます。途中解約はトラブルを引き起こす事もあるので注意が必要です。脱毛契約する際は、万が一途中解約する事になった際にどのような対応をサロンやクリニックが取っているのかも必ず確認しましょう。
途中解約する人はなんで解約しちゃうのか
解約手数料を支払ってまでして解約する人が何故解約するのか、理由は様々ですが代表的な理由がいくつかあります。
1.施術が痛くて我慢できない
エステ脱毛・医療脱毛共に施術に「痛み」がある程度発生します。痛みの程度は箇所によって痛みの程度が違いますが、毛が細く薄い部分は痛みを感じにくく、毛が太く濃い部分は強い痛みを感じる傾向にあります。痛みの感じ方は個人差があるうえ、箇所によって痛みの程度が違うため強い痛みを感じたという感想や全く痛くなかったという感想がごちゃまぜになっているのはそのためです。VIOやワキなどは痛みがでやすいので、実際施術してみると思っていた以上に痛みが強く、施術を途中で止めてしまったという方もいます。生理前後の肌が敏感の時期や体調がすぐれず肌がデリケートになっている時は痛みが出やすいので、体調が良い時に施術を受けるようにしましょう。痛みに弱いという方は、なるべくお試し脱毛のできる場所で痛みの程度を知っておくようにしましょう。
2.スケジュールが合わなくて通うのが億劫
特に社会人の場合、予約がなかなか取れなくて通うのが億劫になり解約してしまったという方がすくなくありません。仕事帰りの夕方以降の時間や会社が休みの人が多い土日は予約が集中しやすく希望日の直前は予約がいっぱいという事も多いです。またサロンによっては直前の予約キャンセルにキャンセル料を取るサロンもあります。仕事で急に行けなくなったのにキャンセル料を払うのはストレスになりますよね。そういった事が積み重なって解約する社会人もいます。契約するときはある程度脱毛に時間を取られるようになるということを意識するようにしましょう。
3.妊娠した
妊娠すると脱毛ができなくなります。エステ脱毛などは、コースによっては脱毛が終わるのに2年かかる等長期に及ぶことになります。妊活と平行する予定があるもしくは妊娠の可能性がある場合は、妊娠理由の場合の途中解約等の規約がどうなっているのかを必ず確認してから契約しましょう。クリニックやサロンによっては契約期間の延長など両親的な対応をしてくれます。
4.引っ越しをすることになった
仕事の転勤や学校への入学で遠い地域へ引っ越しとなってしまう場合があるかと思います。全国展開しているサロン等であれば、サロン変更が可能な場合がありますが、小さなサロンですと引っ越し先に無く、やむなく解約という事もあります。転勤の多い職種の方や、現在住んでいる場所とは違う地域の学校入学を控えている場合は、サロン変更ができるかどうか予め確認しておきましょう。
5.期待していた効果が無かった
高いお金を払ったのに期待したような効果が得られず解約するという方も一定います。一言に脱毛といっても、各サロンやクリニックで採用している機械によって脱毛へのアプローチもまったく異なります。検討する際には、脱毛方式も必ずチェックして、どんな流れで脱毛するのかを必ず確認しましょう。脱毛方式によって得意とする部位や毛質・肌質が異なりますので、脱毛方式を知ることが大切です。脱毛方式についての説明はこちらの記事を参考にしてください。
解約理由は事前にある程度予測できる!
途中解約してしまう理由は、実はどれも契約前にきちんとチェックしていればある程度防げる理由です。契約する前に、解約してしまいそうな懸念点が自分に無いかチェックすることが大切です。
途中解約の不安ー事前に途中解約に関する規約を把握して不安を解消しましょう
契約時にはいろいろと考えて契約しても、途中解約するしかない場合もあるかと思います。解約の際どのような対応を取っているのか各社調べておくことが大切です。万が一途中解約する時も、解約方法を知っていればスムーズに解約できます。
脱毛の解約の仕方は?
解約の仕方は、脱毛契約してから8日以内であれば【クーリングオフ】で無条件で契約解除ができます。それ以降は各サロンの規定に基づいた途中解約となります。どちらも法律上かならず解約できるようになっているので安心してください。契約した日が契約1日目となるので注意しましょう。クーリングオフはかならずはがきなどの書面で通知となります。消印が契約してから8日以内であれば、サロン側に届くのが8日を過ぎても適用されます。
クーリングオフの条件
期間が1か月、金額が5万円を超えるエステ契約は、特定商取引法上の「特定継続的役務提供契約」に該当し、クーリングオフ制度が適用されます。逆に言うと以下のような条件が含まれる契約はクーリングオフが適用されないことになります。
- 契約金額が5万円未満のプラン
- 月額プランや都度払いのような、契約期間が1ヶ月未満のプラン
サロンやクリニックによっては独自の規定で金額5万円以下でもクーリングオフが適用されます。逆に期間が1ヶ月以上、5万以上なのにクーリングオフが適用されない、と説明される場合は違法ですので契約してはいけません。
クーリングオフのやり方は?方法を載せているサロンもある
クーリングオフのやり方がわからない…という方もいるかと思いますが、書き方を掲載しているサイトなどもあるので参考にしましょう。脱毛系ですと、脱毛ラボが書き方例を掲載してくれています。送り先は契約先のサロンに確認しましょう。
医療レーザー脱毛はクーリングオフも途中解約制度も法律で定められていない!
医療行為にあたるレーザー脱毛はクーリングオフも途中解約制度も法律では定めだれていません。エステ脱毛のような解約ができない場合があるので注意が必要です。ただし、クリニックによっては途中解約について独自の規約を設けています。中にはエステ脱毛より良心的な解約ができるクリニックもあるので、契約前の検討材料に入れましょう。ただし、解約手数料や解約できる期間、解約にあたっての注意事項などがクリニックによってまったく異なってくるので、契約前に内容をきちんと確認することが大切です。
エステ脱毛の場合の解約方法
ミュゼプラチナム:解約手数料無しで返金!
ミュゼプラチナムでは解約をした場合、未消化分は解約手数料なしで返金されます。また契約日から3年以内であれば解約手数料がかかりません。残りの回数分がそのまま返金されるので安心です。妊娠出産によって脱毛できなくなった場合、妊娠・授乳期間を経た後再開できるよう休会制度を設けています。休会制度は電話のみで手続きが可能です。
キレイモ:返金対象は回数制パックプランのみ!
キレイモでは月額制回数制ともに、解約するには1回脱毛施術を受ける必要があります。返金対象は回数制パックプランのみ、クーリングオフも回数制パックのみが対象となります。月額制の場合は返金がなく、クーリングオフも適用されないので、それを踏まえて契約しましょう。キレイモではプランによって解約手数料が変わります。契約したいプランが決まったら、解約手数料がいくらになるのか併せて確認するのがおすすめです。
脱毛ラボ:月額制プランなら解約手数料は無し!
脱毛ラボではパックプランで途中解約する場合、保証期間内であれば返金があります。ただし、クーリングオフ適用期間(8日)を過ぎると脱毛施術を1回も受けてない場合でも解約手数料が発生するので注意しましょう。解約手数料は返金される額の10%の金額となりますが、上限が2万円と決まっているので2万円を超すことはありません。月額制プランの場合は途中解約でも解約手数料は発生しません。途中解約は一旦コールセンターへ連絡したのち、契約した店舗に出向いて解約の書面を記載する必要があります。電話のみでは解約できないので注意しましょう。
銀座カラー:妊娠による休会制度は期限無しで安心!
銀座カラーでは途中解約すると解約手数料がかかります。残りの代金の10%分(上限2万円)の解約手数料となり返金は残りの回数分料金から解約手数料を差し引いた金額が返金されます。妊娠による解約を検討する場合、休会制度を利用できます。銀座カラーの休会制度は期限がないので安心です。
医療レーザー脱毛の解約方法
エステのようにクーリングなどが法律で適用されないものの、クリニックによって独自の解約制度やクーリングオフ制度を設けています。比較的良心的なクリニックが多いので、きちんと調べると安心できます。
リゼクリニック:途中解約の返金がある上独自のクーリングオフ制度も!
リゼクリニックでは途中解約した場合にコース未消化分の残額が返金されます。解約手数料は5万円または未消化分残金の20%に相当する額のいずれかとなります。ただし回数保証期間が過ぎた契約については解約できませんので注意してください。医療脱毛ではありますが、契約した日から8日以内に申告・契約プランの有効期限が1か月以上・契約金額が5万円以上の場合クーリングオフが有効になります。
アリシアクリニック:解約手数料無しで残高返金!
アリシアクリニックでは契約期限内で途中解約した場合、解約手数料がかからないうえで、未消化分の残高が返金されます。妊娠した場合は契約期限が1年半延期されるので、出産後に脱毛を再開させる事が可能です。
湘南美容クリニック:解約手数料無しで残高返金!
湘南美容クリニックでは途中契約した場合、手数料がかからないうえで未消化分の残高が返金されます。回数無制限コースを解約する場合は、「回数を6回として計算」して返金となります。6回以上施術を受けた後は返金が無いので注意しましょう。全てのコースに消化の期限が設けられてないので、コース終了までに何年かかっても大丈夫です。よって途中で妊娠した場合も、退会休会をせずに、授乳期間終了後再開することができます。湘南美容クリニックは一度途中解約した部位は再契約ができない規定となっているので、再度契約する予定がない場合だけ解約しましょう。
ローンを組んでいる場合は途中解約も要注意!ローン会社へも解約手数料が発生します
ローンを組んで契約した方はローン会社への解約手数料が発生します契約の際一括払いで契約した場合はサロンへの解約手数料のみですみますが、ローンを組んで契約した場合は、ローン会社にも解約手数料を払わなければならないので注意しましょう。ローン払いは分割手数料も加算されるので、分割手数料と相殺すると返金額が無いこともあります。ローンの手続きは脱毛サロンやクリニックが代行してくれる場合が多いですが、ローンを組む際に途中解約についての規約を自分自身で必ずチェックしておきましょう。
解約を賢く乗り切る方法―次は乗りかえプランで契約する
別のサロンへの乗り換えを前提とした解約の場合は、新たに契約を検討しているサロンで乗りかえプランがあるかどうかを確認しましょう。サロンによっては、別の脱毛機関からの乗り換えの場合に割引が適用されます。解約の際に手数料がかかってしまった、という場合は乗りかえ割引のあるサロンに変更することで、解約手数料の痛い出費を抑えることができます。
無駄な解約を防ぐために…カウンセリングの前にかならず情報収集しよう
脱毛はカウンセリングに行く前に情報収集をしてある程度めぼしをつけてからカウンセリングをうける事がおすすめです。情報が何もないままカウンセリングに行くと、どうしてもその場の空気に流されてしまったり、カウンセリング当日契約の割引キャンペーンなどに推されて、意思があやふやなまま契約してしまう人がどうしてもいます。契約した後に「やっぱり痛かった」「金銭的に無理だった」等の理由で解約するのは無駄な時間ができてしまい、解約手数料など余計なお金の出費に繋がります。金額の大きな契約、契約期間が長い契約という事をよく考えてから契約しましょう。
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