お正月のアルコールは美容の味方「日本酒」を選ぼう!

お正月のアルコールは美容の味方「日本酒」を選ぼう!

もうすぐお正月ですね。お正月は家族や親戚の付き合いもあり、どうしても食事やアルコールの量が増えてしまい、美容的には魔の期間ですよね。特にアルコールは美容に悪いと言われていますが、コップに注がれてしまって断れない!という人も多いのではないでしょうか。気にしすぎてイライラしても肌に悪いです。こういう時は割り切って、美容に良いものをなるべくセレクトして季節の食事を楽しみましょう。

アルコールは美容の敵って本当?

アルコールは美容に良くないと言われている一方で、美容本などを見ると「ワインは抗酸化作用があって美肌に良い」と説明があったり、結局良いの?悪いの?と思われている人も多いのではないでしょうか。アルコールが肌に悪影響を及ぼすのは一日コップ2杯以上という目安があります。なので、付き合いで最初の1杯だけ…としておけば、そこまでアルコールに神経質になる事はありません。ただし、飲み過ぎはもちろん悪影響を与えるので、パーティー気分で毎日飲み過ぎたりは厳禁です。

アルコールによる美容への悪影響とは

アルコールは美容に悪影響と言いますが、一体何が悪影響なのでしょうか。アルコールを摂取すると、アルコールを分解するために大量の水分とビタミンB群が消費されます。お酒を飲み過ぎてしまうと、消費する水分も多くなり、脱水症状となって肌の潤いが奪われます。お酒を飲んだ後にのどが乾くのはこのためです。事実、飲酒を長年続けている人の方が肌の乾燥のダメージでシワが多く、飲酒の習慣が無い人と比較すると10歳以上老けてみえてしまうこともあります。加えて、10年単位で飲酒を続けた人が禁酒をしても、コラーゲンは一旦破壊されるともとに戻るのは難しいため、飲酒習慣前の肌に戻るわけではないんです。また、ビタミンBが大量消費されることで、セロトニンが生成出来なくなってしまい、睡眠障害を引き起こします。寝不足は肌のターンオーバーを乱し、肌のくすみの原因や肌荒れの原因になります。アルコールは飲み過ぎない事、飲酒の習慣を作らない事が大切です。

アルコールは太りやすい?

アルコールを摂取すると太ると言いますが、これにはあるからくりが。実はアルコールは食欲を促してしまい、食べ過ぎのリスクが伴うのです。連日飲酒している人は食べる量に気を付けましょう。加えて、お酒の席では塩分の多いものを食べがちです。枝豆や唐揚げに加え、〆に食べるのはたいてい味のしっかりついた炭水化物。無意識のうちに塩分を取り過ぎています。塩分を取り過ぎるとむくみも酷くなり、余計に太ったと感じる人もいるかもしれません。食べ過ぎを防ぐためには、なるべく脂質やタンパク質の低いものを選ぶようにしましょう。

男性より女性の方がアルコールの適量は少ない

実は男性と女性は胃の酵素の濃度が違い、女性の方がアルコールを男性よりも早く吸収してしまいます。また、女性は男性よりも小柄な分、肝臓も小さく体内の血液量も少ないため、男性と同じ量のアルコールを摂取すると、血液中のアルコール濃度も高くなってしまいます。男性のアルコール摂取量に合わせないよう注意が必要です。

ワインだって飲み過ぎは良くない!

ワインはポリフェノールが多く含まれていて、よく美肌に良いと言いますが、もちろん飲み過ぎはよくありません。特に赤ワインにはヒスタミンが含まれており、その量は白ワインの3~4倍と言われています。ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす物質で、赤ワインだけは体調を崩してしまう・酷い頭痛を起こすというような人はヒスタミンの分解酵素が欠乏している可能性があります。また、アルコールで顔が赤くなりやすい人は赤ワインで肌が炎症を起こしやすい体質なので、飲み過ぎに注意しましょう。

どんなアルコールを飲む時も気を付けたいこと

アルコールを飲む時は必ず水も積極的に飲みましょう。お正月は食事が既に決まり切っている場合が多いので、あまり塩分調整などがしづらい分、アルコールに対してお水を積極的に飲む事が大切です。わすれがちなのが飲酒前の水コップ一杯。飲酒後のお水の摂取だけではなく飲酒前のお水も忘れずに。もしダイエット中であれば、炭酸水を飲むと満腹感が出るので、食べる量も少なくできますよ。また、胃をいたわるという意味でも、アルコールを摂取する前に何かお腹に入れておくことも大切です。乳製品やタンパク質を含む食品は二日酔い予防が期待できるので、次の日二日酔いを起こしたくない場合におすすめです。ちょっとした事からアルコールの悪影響を改善させましょう。

お酒は身体を冷やしがち!

白ワインやシャンパン、ウイスキーのロックなど、身体を冷やす飲み物はなるべく避けるが吉。血行不良を起こしてしまい、美容によくありません。冷たいお酒を飲む場合は、身体をあたためる食事をチョイスしましょう。日本酒は熱燗にすると身体が温まります。

お正月に選びたいアルコールは?

お正月の季節に飲むなら日本酒を選びましょう。日本酒というと糖質がたっぷり…というイメージがあるかもしれませんが、日本酒はワインやビールに比べると、そもそも飲む量が少ないですよね。ビールジョッキ2杯と日本酒1合で比較すると、日本酒のほうが1/3程度糖質が少なくなります。もちろんワインと比較すると高いですが、それでもおにぎり一つの糖質よりもかなり少なくなります。

日本酒は美容に良い成分が沢山含まれている

よく「日本酒の作り手は手が綺麗」と言われていますよね。それは日本酒にコウジ酸が含まれているためです。コウジ酸にはシミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑えることでシミやそばかすの発生を防ぐ働きがあります。加えて、コウジ酸は美髪をつくる作用もあると言われています。また、日本酒にはポリフェノールの一種であるフェルラ酸が含まれています。フェルラ酸もシミの原因となるメラニンの生成を抑制するはたらきがある成分で、活性酸素の抑制が期待できるともいわれています。さらに、日本酒に含まれるアミノ酸は、20種類以上あります。アミノ酸はキメの整った肌、潤いある肌に必須の栄養素なんです。美容だけではなく、血行促進効果のあるアデノシンも含まれているので、冷え症や血行不良による肩こりが酷い人にも効果的です。熱燗で飲むと、さらに体も温まり血行に良いでしょう。

適量は一合

日本酒の場合、適量は1日に一合と言われています。男性であれば360ml程度まで大丈夫ですが、女性、特に小柄な人は一合に留めるのがベストです。

ダイエット中なら焼酎を

美容という観点から言えば、ワインや日本酒には負けてしましますが、焼酎はプリン体が少なく、製造過程でほとんどの糖分がとんでしまうので、糖質が低く太りにくいお酒と言われています。カロリーも100mlあたり145~200kcal程度と低めです。焼酎はお水やウーロン茶で割って飲む人が多いかと思います。必然的にアルコール摂取量も少なくなるので、ダイエット中の人にはおすすめです。焼酎に含まれるウロキナーゼという酵素を活性化させる成分は血栓を溶かす作用があるので、血栓予防の効果が期待できます。このウロキナーゼは芋焼酎と泡盛に特に多く含まれています。また芋焼酎には抗酸化成分が多く含まれており、肌荒れやシミ・シワから肌を守ってくれます。レモンやライムなどの柑橘系で割れば、クエン酸が含まれているのでさらに抗酸化作用がアップしますよ。

まとめ

忘年会シーズンが終わった後、とどめを刺すようにやってくるお正月。ダイエット中の人や美容を気にしている人からすれば一番嫌な季節かもしれませんが、状況は皆同じです。今年は久しぶりに親戚が集合するという人も多いのではないでしょうか。こういう時は神経質になりすぎず、久しぶりの時間を楽しんでくださいね。食事を取る時はなるべく塩分の少ないものを選ぶ、アルコールは水と一緒に、などなど出来る事をして楽しいお正月を過ごしましょう。

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