秋に目立つくすみ肌…その原因と対策

だんだんと朝夜は過ごしやすい気候になってきました。運動などがしやすい一方、秋が近づくと、天気の悪い日が多くなりなんとなく顔が暗く見える日が多いと感じている人も多いのではないでしょうか。秋に目立つくすみ肌は決して天気のせいではありません。夏の間に蓄積されたダメージや、秋だからこそ手抜きになりがちなお肌のケアがくすみ肌に繋がります。ただでさえ天気の悪い日が多く、肌の色も暗くみえがちです。秋になっても透明感のある肌を目指すため、くすみ肌の原因と対策を知りましょう。

そもそもくすみ肌って?

くすみ肌とは、顔全体が本来の明るさよりも暗く見える状態です。くすみ肌が酷くなると、肌が茶色くくすんだり、肌が色ムラになってしまうので透明感や明るさ、みずみずしさなどが失われ、不健康で暗い印象や老けた印象を与えてしまいます。朝はぱりっと透明感があるのに、夕方顔を見るとなんとなく顔が疲れて見えたり暗く見える人も、くすみ肌が原因になっている可能性があります。くすみと一言に言っても、青っぽい・黒っぽい・茶色っぽい等肌の見え方は様々です。

くすみ肌の原因

くすみ肌は体質的な要因もありますが、普段の環境や生活習慣も大きく影響します。くすみ肌が気になったらまず自分の生活習慣を振り返ってみましょう。

肌の乾燥

肌が乾燥しているとキメが乱れてしまったり、肌表面に不要な角質がたまり透明感を失ってしまい、くすみの原因になります。秋は夏に比較して乾燥する季節ですが、雨が降ると一気に湿度が上がるので室内ではドライ空調の利用も多い季節です。まだまだじんわりと汗ばむ気候の中、汗をふかずに乾燥した室内で過ごすと肌が乾燥する原因になります。季節の変わり目に肌が荒れやすい人や、毛穴が目立っている人は肌が乾燥している可能性が高いです。

紫外線ケアを怠っている

秋になると日差しも弱くなるので、日傘をやめたりこまめな日焼け止めの塗り直しをしなくなる人が多くなります。しかし、秋も紫外線は強いです!まだまだ暑い季節で汗をかくと日焼け止めも落ちて紫外線を直に浴びてしまいダメージを受けやすくなります。その結果大量のメラニンによって肌が茶色っぽい色にくすむ原因となってしまうのです。UVケアは秋になってもしっかり行い、こまめに塗り直しをするようにしましょう。また、美顔ローラーなどを肌の薄い目の周りで使うと余計に肌に負担をかける原因になります。

血行不良によるくすみ

秋になって一気に増えてくるのが血行不良によるくすみです。朝晩が冷えるような季節になると、冷え性をおこして血行不良になりやすくなります。夏に比較して雨の日も多いので、外に出て運動しなくなって屋内で過ごす日が増えたりすると、運動不足となって余計に血行不良をおこします。血液の流れが滞って肌に充分な栄養が届かず、毛細血管が青く目立つことにより、顔色が悪い感じのどんよりしたくすみに。顔や足がむくみやすかったり、目の下にクマができやすいような人は血行不良が原因のくすみである可能性が高いです。

角質が厚くなる

湿気や汗でまだまだ肌がべたつく季節。過剰に皮脂が分泌された状態で紫外線を浴びると、肌が酸化してダメージを受けます。結果はだのターンオーバーが遅くなって、皮膚が分厚くなりくすみの原因になります。年齢と共にターンオーバー速度は低下しますが、睡眠不足や栄養不足など生活習慣が乱れる事も要因です。洗顔の時に顔を洗うと肌がごわごわしている感じがする、外食にたよりがちという人は角質が厚くなる事でくすみ肌を起こしている可能性があります。

改善できる!くすみ対策

くすみの原因で説明したとおり、くすみと一言に言ってもくすみの原因は様々です。自分のくすみの種類を観察して、原因となる要素を取り除くよう習慣づける事が大切です。

乾燥が原因のくすみ肌

乾燥によるくすみには、保湿ケアが重要。環境から潤いを保ち、しっかり保湿をしましょう。ドライや冷房はなるべく控えめにして部屋が極度に乾燥しないよう心がけましょう。汗をかいたらそのままにせず、なるべく早く清潔なタオルで拭き取りましょう。自然に乾かせるのはNGです。朝晩がさむくなると洗顔の時に熱めのお湯で顔を洗う人がいますが、油分の落とし過ぎの原因になるので、ぬるま湯程度の温度にしましょう。スキンケアは化粧水をたっぷりつけて、水分を補う事を意識しましょう。最後にクリームで蓋をして、水分の蒸発を防ぐところまで忘れずに。日中も汗をふいたり、化粧直しをする時にミスト化粧水などで保湿するのもおすすめです。

紫外線対策

メラニンによるくすみを防ぐために、夏同様、紫外線対策をしっかり行いましょう。紫外線は肌の乾燥を招くため、乾燥によるくすみの対策にもなりますよ。一見太陽がでていないような日も紫外線は降り注いでいるので、焼け止め・日傘・サングラスなどを使用し、紫外線から自分自身を守ってください。屋内にいる時も、窓からはいる日差しで紫外線を浴びるので、必ず日焼け止めを!朝塗ったら午後にもう一度塗り直す習慣をつけましょう。

冷え性・血行不良によるくすみ肌

冷え性や血行不良によるくすみ肌は、動いたり温めたり、内外から血流を促すことが大切です。なんとなく外に出る回数が少なくなりがちな寒い季節も、定期的に運動して血液を循環させましょう。軽いランニングやウォーキングなど適度な運動をこまめに行い、習慣づけることが重要です。また、入浴もシャワーだけではなく浴槽につかって入浴しましょう。顔が浮腫んでいると感じたら、顔を適度にマッサージして血流を促すのも効果的です。マッサージをするときは、肌を摩擦しないようにマッサージクリームを使うようにしましょう。何もつけずに行うと、摩擦により逆にくすみが悪化する恐れがあります。顔だけではなく、頭皮のマッサージもおすすめです。頭皮は凝りやすく、老廃物がたまると顔のむくみや血行不良に影響をもたらします。朝起きて顔がくすんでいると感じたり、浮腫んでいると思ったら是非頭皮をマッサージしてみてください。血行が良くなる上にフェイスラインのもたつきもぱっと改善されて、時間のない朝にも有効な対策方法です。食事も冷たい水やサラダ・ジュースなどはなるべく避け、体をあたためる食材を取るようにしましょう。体を内側から温めることも大切です。

ターンオーバーを促す

角質が厚くなってくすみが目立つという人は正しいターンオーバーを促してくすみを取りましょう。具体的には生活習慣の見直しです。肌のターンオーバーに睡眠は不可欠なので、夜早めに寝て朝は太陽の光を浴びて起きる、偏りのない食事で肌を健康に保つ、というような事が挙げられます。もしてっとりばやくくすみを取りたい場合は、エステサロンなどのメニューも効果的です。ジェルピーリングで溜まった角質をオフすれば古い角質が取れて透明感のある肌を引き出します。ビタミンCを導入すればコラーゲンの生成も助けてくれますし、マッサージされる事で血流が良くなり、浮腫みもとれてくすみ感が改善されます。

糖質を避ける

糖質を取り過ぎるとくすみの原因になると言われています。米やパン・麺・スイーツなど糖質の多い食事はなるべく避け、キノコ類や海藻類などくすみを改善する食べ物を積極的に食べましょう。

今日をなんとかしのぎたい人はメイクでカバー

朝から顔がくすんでいるけどどうにかしたいという人はメイクでぱぱっと肌のくすみを隠しましょう。コントロールカラーがまずはおすすめです。肌が黒っぽくくすんでいたり、色ムラが気になるときはイエローのコントロールカラー、透明感のある肌に見せたいならパープルのコントローラー、茶色くくすんでいる肌をぱっと明るく見せたい時はオレンジのコントローラーがおすすめです。また、微細なパールが入った化粧下地を使うとぱっと肌が明るくみえるようになります。

まとめ

なんとなくどんよりとした天気の日が増える季節。夏ほどアクティブに体を動かさなくなったり、夏の紫外線ダメージが肌に現れはじめたり、なにかと顔が暗く見えやすい時期でもあります。メイクでくすみをカバーもできますが、これは最終手段と取り、スッピンでも華やかに見えるような輝かしい肌を手に入れられるよう肌をケアしましょう。もちろん短時間で劇的によくなるという事はありませんが、日々の積み重ねが秋〜冬の肌の印象を決定づけます。秋も丁寧な肌ケアをしてキラキラの肌で秋と冬を過ごしましょう。

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