夏がやってくる!デトックスウォーターで水分補給しよう

夏がやってくる!デトックスウォーターで水分補給しよう

日中は夏日になるような暑い日が増えてきました。この時期積極的に摂りたいのは水分です。人は一日に1.5〜2ℓの水分を摂った方がいいと言われています。特に暑くなってくると水分を積極的に摂らないと熱中症になる可能性も高くなります。とはいえただの水はなかなか飲みづらいという人も多いのではないでしょうか。そんな人たちにおすすめなのが、デトックスウォーターです。デトックスウォーターとは、ミネラルウォーターや炭酸水に果物や野菜、ハーブなどを入れて数時間置いたフレーバーウォーターのことです。ボトルに入れるだけで手軽に作れるというのが魅力的。水に味がつくので積極的に飲みやすくなるのと、美容効果もあると言われています。最近ではインスタでも見かけるようになりましたし、デトックスウォーター用のボトルを売っているお店も出てきました。今回はそんなデトックスウォーターについて紹介します。

デトックスウォーターの美容効果

デットックスウォーターは美容効果があると言われています。水に果物や野菜を漬けることによって、栄養素が水に溶け出し、手軽に栄養が取れると言われています。例えば、ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、水に果物や野菜を漬ける事で水に溶け込み、ビタミンCを効率よく摂取できると考えられます。また、ビタミンCと同じくカリウムも水に溶けやすいミネラルです。余分なナトリウムや水分を体の外に排出する働きがあり、むくみが気になる人に効果が期待できます。ミキサーなども必要なく、手軽に作れるというのもおすすめできます。

専門家の中には効果が無いという人も

美容効果があるとされているデトックスウォーターですが、専門家の中には効果の根拠が無いという人もいます。ただ、特別な効果がないとしても、水を飲むのが苦手な人や積極的に水を飲みたいという人にとっては、フレーバーのついた水は飲みやすく、一日に飲むべき量を達成しやすくなるでしょう。

デトックスウォーターの作り方のポイント

簡単に作れるデトックスウォーターですが、保存料なども使用せずに作る分、作る際にいくつかのポイントもあります。効果的に飲めるようにするためにポイントは押さえておきましょう。

容器の選び方

水は常温で置くと傷む(腐る)というのをうっかりわすれがちですが、水は常温で保存すると傷みます。容器を選ぶ時は、冷蔵庫や冷凍庫に使えるボトルにしましょう。炭酸水を使う場合は炭酸が抜けづらい蓋がしっかりしたタイプがおすすめです。また、透明な容器に入れた方が目でも楽しめます。

食材の注意

種類によっては、農薬が使われている食べ物があります。特に外国産の果物の皮は防腐剤が使用されていることが多いです。皮を剥いて使用するか、国産の無農薬のものを使うようにすると良いでしょう。水に漬ける前にしっかり洗っておくことも大切です。お水の選び方にも注意が必要です。日本のミネラルウォーターは殺菌が義務づけられていますが、海外直輸入のミネラルウォーターはメーカーによっては殺菌されておらず、傷みやすいので取り扱いに注意が必要です。果物を使用する時は、缶詰などの甘味料が使用されているものはつかわず、生の果物を切っていれるようにしましょう。せっかくのデトックスウォーターの意味がなくなってしまいます。

作ったら一日で飲み切る

デトックスウォーターは加熱処理や保存料などを使わないので傷みやすいです。また、いくら清潔なボトルを使用していても、食材を切ったりする家庭で雑菌が入りやすいので、放置すると腐りやすくなります。デトックスウォーターを作ったら一日で飲み切るようにして、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。外に持ち歩いたり冷蔵庫で保存できない状態が続く場合は、とにかく早めに飲みきる事が大切です。特に夏は中に入れた果物や野菜も傷みやすくなるので注意しましょう。どうしても持ち歩きたい時は冷凍庫で凍らせたものを持ち歩くのもおすすめです。

飲み過ぎない

デトックスウォーターの大きな注意点として、飲み過ぎが挙げられます。味と風味がつく事で、通常の水よりかなり飲みやすくなります。思っている以上にごくごくと飲んでしまう人も多いので注意が必要です。飲み過ぎると逆にむくみの原因となってしまします。一日の水の摂取量は1.5〜2ℓですので、あらかじめそれを超えない分だけ作るなど工夫して、飲み過ぎを防止しましょう。

おすすめのデトックスウォーターのレシピ

デトックスウォーターを作る際、果物や野菜は自由に選べますが、自分の気になっている美容や健康に合わせた食材を選ぶのがおすすめです。

美肌におすすめの食材

美肌におすすめなのはベリー系の果物です。水溶性のビタミンCを多く含み、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。美肌を気にしつつアンチエイジングがしたい人におすすめです。また、日焼けをしてしまった時のケアに取り入れるのもよいでしょう。生のベリー類が手に入らなければ、冷凍のものを使っても良いでしょう。レモンやミントなどをいれると爽やかな味に仕上がりますよ。

むくみにおすすめの食材

むくみが気になる人におすすめなのはきゅうりです。きゅうりに含まれるカリウムが老廃物の排出を促し、浮腫み解消につながります。疲労感がある人にもおすすめです。ただしきゅうりだけだと飲みにくい味に仕上がってしまうので、一緒にレモンを入れるといいでしょう。

夕方以降におすすめの食材

夕方以降、小腹がすいてしまった夜などにおすすめなのはオレンジを使ったデトックスウォーターです。ビタミンCが多く含まれ、肌荒れが気になる人にもおすすめです。柑橘系には紫外線を吸収してしまう栄養素が含まれているため、朝に飲むとシミが出来やすくなってしまいます。飲む時は夕方以降に飲むといいでしょう。

リラックスにおすすめの食材

リラックスしたい時におすすめなのがレモン+ライムの組み合わせです。リラックス効果のある柑橘系は疲れやストレスが溜まっている時におすすめです。オレンジやグループフルーツもおすすめです。

代謝促進におすすめの食材

運動中など代謝を良くしたい時におすすめなのはりんごです。りんごには老廃物を排出するデトックス効果があります。さらにそこにシナモンを加えると、血管を広げて血流を良くするので、冷え性などにも効果的です。

飲みやすく美容や健康に良いけれど…

デトックスウォーターは水と比較して飲みやすく、美容や健康にもいいので毎日飲むという人も多いでしょう。特に夏の季節は水の置き換えで一日中飲んでしまいがちです。しかし、フルーツや野菜に含まれる酸は歯の表面のエナメル質がすり減る原因となる酸が含まれています。慢性的ともいえるほどに水に置き換えて毎日飲んでいると、デトックスウォーターに含まれる酸によって、歯の表面が溶けてしまう「酸蝕歯」になってしまいます。歯は、ミネラル成分が溶け出す「脱灰」と、唾液に含まれるカルシウムなどがそれを修復する「再石灰化」を繰り返しています。飲食物に含まれる酸が脱灰を起こし、再石灰のサイクルのバランスが崩れミネラル分が溶け出した状態が続くのが酸蝕歯のしくみなのですが、デトックスウォーターで常に脱灰していると酸の影響を受けて歯の艶がなくなったりすり減ってしまいます。進行すると、冷たいものが歯にしみたり、歯が黄色くなります。美味しく水を飲めるデトックスウォーターですが、毎日水の代わりに飲むというのは避けて、小腹の足しにしたり、水の摂取が不足していると感じる日にだけ飲むなどして、酸を摂り過ぎないよう注意しましょう。

まとめ

最近は店舗などでもデトックスウォーター用のボトルの販売を見かけるようになってますね。お手軽に水分と栄養を取り入れられるデトックスウォーターですが、暑くなる夏は水自体も傷みやすくなるので、保管に注意してたのしみましょう。お水に入れる果物や野菜は自由なので、色々な組み合わせを試して、自分の好きなフレーバーに出会いましょう。これからどんどん暑くなる季節なので、しっかり水分補給しつつ、美容と健康にも気を配ってくださいね。

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