5月だからって甘くみてない?紫外線対策

5月だからって甘くみてない?紫外線対策

5月の紫外線は、地域や天候によって異なりますが、一般的に春から夏にかけて紫外線が強くなる時期であり、日本国内では紫外線指数が高いことがあります。特に、晴れた日や風が強い日などは、紫外線の影響がより強くなる傾向があります。紫外線は、肌の老化や皮膚がんなどの原因になるため、紫外線対策は重要です。適切な紫外線対策をすることで、肌の健康を守ることができます。今回は5月の紫外線対策について紹介します。

春から夏にかけて紫外線は強い?!

日本において一年で一番紫外線が強いのは、概ね夏至前後の時期です。夏至とは、6月21日または22日ごろであり、この時期には太陽が一日の中で最も高く昇るため、地上に届く紫外線量が最も多くなります。春から夏にかけても、日本は北半球に位置しているため、太陽の位置が高くなります。太陽の高さが増すと、地表に届く紫外線の距離が短くなり、紫外線が強くなります。オゾン層は、紫外線を吸収する役割を持っていますが、人間活動による化学物質の排出などが原因で、オゾン層が薄くなると、地表に届く紫外線が増えます。春から夏にかけては、北半球の高緯度地域でオゾン層が薄くなる傾向があり、日本でも紫外線量が増える傾向があります。

雨や曇りでも紫外線は降り注いでいる

雨の日は紫外線対策をつい怠りがちです。しかし雨の日でも紫外線が降り注ぐことがあります。晴れた日に比べると紫外線量は少なくなりますが、雨によって紫外線が完全に遮られるわけではありません。また、雲によって紫外線を吸収するため、雨の日でも曇りの日と同様に紫外線対策が必要です。日焼け止めを塗る、日傘をさす、帽子をかぶる、長袖・長ズボンを着用するなど、紫外線対策をしっかりと行うようにしましょう。また、天気が曇っているとしても、紫外線は降り注いでいます。実際に、曇りの日でも紫外線量が高い場合があります。また、雲は紫外線を一部吸収するため、晴れの日よりも紫外線量は少なくなりますが、それでも紫外線が降り注いでいることは変わりません。さらに、窓越しでも紫外線は入り込むため、室内で過ごしているとしても紫外線対策が必要です。

正しい日焼け止めの使い方できてますか?

紫外線対策として皆が真っ先に行う事の一つに日焼け止めを塗る、というのがありますが、正しい使い方をしないと効果が半減してしまうので注意が必要です。まず、日焼け止めの使用量についてですが、一般的には、顔についてはティースプーン1杯分(5ml)を目安に使用し、体については大人で2円玉程度の量を1か所に塗ることが推奨されています。また、塗り直しは2時間から3時間に1回程度行うことが望ましいです。次に、日焼け止めの塗り方についてですが、肌にしっかりと密着させるために、手のひらで優しく押し込むように塗ることが大切です。特に、目の周りや口の周りなど、皮膚が薄い部分は紫外線によるダメージが大きいため、丁寧に塗るようにしましょう。また、日焼け止めの塗り方については、日焼け止めを塗る前に、保湿をすることが望ましいです。保湿をすることで、日焼け止めが肌に密着しやすくなり、肌の乾燥も防ぐことができます。さらに、日焼け止めを使用するタイミングについても重要です。日焼け止めは、外出する30分前に塗ることが望ましいです。また、汗をかいたり、水に触れたりした場合には、タオルで軽く水気を拭いた後に再び塗り直すようにしましょう。

紫外線を浴びる時間の許容範囲は?

個人差や肌の状態、紫外線の強さや照射時間などによって異なりますが、一般的には、長時間紫外線を浴び続けることが肌への悪影響を与える可能性があります。一日に浴びても良い紫外線量は、個人差がありますが、紫外線指数が高いときや、特に肌が敏感な人は、15分から30分程度にすることが望ましいとされています。ただし、シミの原因になるかどうかは、個人差があります。皮膚のタイプや肌の状態によっても異なるため、30分浴びただけでシミができるわけではありません。しかし、長時間紫外線を浴び続けることは、肌の老化やシミ、日焼けなどの原因になる可能性があります。

シミや美白対策になる食材を食べよう

いくら対策しているとはいえ、どうしても紫外線を浴びる時間が出てきてしまうものですよね。日傘や日焼け止めなど外からの対策も必要ですが、シミや美白対策に良い食材も積極的に摂って、中からの対策もしましょう。

トマト

トマトはリコピンを含んでおり、肌の老化を防ぐ効果があるとされています。また、トマトに含まれるビタミンCが、メラニンの生成を抑え、シミ予防にも効果があるとされています。リコピンは、加熱することで吸収率が高まるため、トマトジュースよりもトマトを加熱調理して食べる方が効果的とされています。また、トマトに含まれるビタミンCもシミや美白効果に効果的な栄養素の一つですが、ビタミンCは空気に触れると酸化してしまうため、トマトを切る直前に食べるようにすると効果的です。トマトをスライスして塩を振り、オリーブオイルやバルサミコ酢をかけて焼く、トマトを加えたスープや煮込み料理を作る、トマトソースをかけたパスタを食べるなどがおすすめです。加熱しすぎると栄養価が低くなるので、加熱時間は短くしましょう。

キウイフルーツ

ビタミンCが豊富で、抗酸化作用があります。ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力を保つために重要な栄養素です。ビタミンCは空気に触れることで酸化しやすいため、できるだけ新鮮な状態で食べるようにするとより効果的です。また、キウイフルーツをヨーグルトと一緒に食べる場合は、ヨーグルトの脂質がビタミンCの吸収を助けることが知られています。ただし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌とキウイフルーツの酸性が合わさると、食欲不振や下痢などの症状を引き起こす場合があるため、過剰な摂取は避けるようにしましょう。

レモン

ビタミンCが豊富で、美白効果が期待できます。また、レモンに含まれるクエン酸が、肌の代謝を促進し、美肌効果があるとされています。レモンに含まれるクエン酸の量は多くはありませんが、継続的な摂取によって日焼けや紫外線ダメージによる肌トラブルの改善には役立つと考えられています。

ほうれん草

ビタミンA、C、Eが含まれており、抗酸化作用があります。また、ほうれん草に含まれるルテインやゼアキサンチンは、目の健康や美肌効果があるとされています。これらの栄養素を効果的に摂取するためには、ほうれん草を加熱するとよいでしょう。ほうれん草は、加熱することで栄養素の吸収率が高まるため、蒸し煮やサラダ、スープなどで食べるのがおすすめです。一方で、ビタミンCは熱に弱いため、加熱する前に食べるのが効果的です。そのため、ほうれん草を生で食べることもおすすめです。また、ほうれん草に含まれるカロテノイドは、油と一緒に摂取することで吸収率が高まるとされています。そのため、ほうれん草をオリーブオイルなどの油と一緒に調理するとよいでしょう。

かぼちゃ

β-カロテンが豊富で、抗酸化作用があります。抗酸化作用は、体内で活性酸素を抑える働きがあることから、美白やシミ対策にも効果があるとされています。活性酸素は、紫外線などの外部刺激やストレスなどによって生成され、細胞や皮膚組織をダメージを与えることがあります。そのため、抗酸化作用がある食品を摂取することで、活性酸素の生成を抑え、美白やシミ対策につながるとされています。また、かぼちゃに含まれるビタミンCやEも、美肌効果が期待できます。

万が一長時間紫外線を浴びてしまったら?

長時間紫外線を浴びた場合は、「できるだけ早く」対策を取る事が大切です。紫外線を浴びた後は、肌にダメージを与えてしまっているため、できるだけ紫外線を浴びないように注意することが大切です。痛みやかゆみ、水ぶくれなどの症状が出てしまった場合は、はやめに皮膚科を受診しましょう。

冷却処置を行う

肌を冷やすことで炎症を抑え、赤みや腫れを軽減することができます。冷水や保冷剤を使って、冷やしましょう。ただし、氷を直接肌に当てたり、冷たすぎるものを使ったりすると、かえって肌にダメージを与えてしまう場合があるので注意してください。

水分補給をする

紫外線によるダメージで肌が乾燥しているため、こまめに水分を補給することが大切です。水やスポーツドリンク、ココナッツウォーターなどを飲んで、身体を水分補給しましょう。

保湿をする

肌を乾燥させないように、保湿をしましょう。保湿剤を使って、肌に潤いを与えることができます。また、アロエベラやヨーグルトなどの自然素材でも保湿効果があります。

UVカットつきの服を長持ちさせるポイント

最近はUVカットつきの服が気軽に購入できるようになりました。日焼け止めを塗り直すタイミングが無いような時もUVカット付きの服を着ていると安心ですよね。UVカットつきの服は、特殊な加工を施しているため、洗濯を繰り返しても効果は薄れていきますが、すぐに完全になくなるわけではありません。一般的には、5回から10回程度の洗濯を繰り返しても、効果はある程度残るとされています。ただし、洗濯の仕方によっては、効果が失われることがあります。例えば、強くこすったり、漂白剤を使用したり、ドライクリーニングをした場合には、効果が薄れることがあります。そのため、できるだけ手洗いや、弱い洗剤を使用するなど、優しく洗濯することが大切です。また、UVカット効果を持続させるためには、定期的に交換することもおすすめです。

雨晴れ兼用日傘も定期的な交換が必要

雨晴れ兼用日傘も1年経過したら、交換することをおすすめします。日傘は、紫外線を遮るために重要なアイテムですが、使用頻度や保管状態、天候の影響を受けて劣化することがあります。特に、雨の日に使用した場合、傘の生地や骨組みに水分が残ってしまい、カビや劣化の原因になることがあります。また、風が強い日に使用すると、骨組みや傘の生地が破損することがあります。そのため、1年に1度程度の頻度で交換することが、傘の性能を保つためには望ましいとされています。

まとめ

レジャーの機会がぐっと増えるけど、まだ夏でもないからと紫外線対策を怠りがちな5月。夏同等の紫外線が降り注いでいるので、天気に関係なく紫外線対策を行うようにしましょう。雨が降りやすい季節でもあるので、雨晴れ兼用日傘を持ち歩くなど、工夫してください。室内でも日焼け止めを塗るのを忘れずに。毎日の積み重ねが結果に繋がるので、効果が見えにくいですが、習慣化しましょう。

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