隆鼻術とは?

隆鼻術とは?

欧米人と比べて鼻が低く、短く、鼻筋が通っていないのが日本人の鼻の特徴です。そこにコンプレックスを抱く人も多いのでは?
しかし隆鼻術によって日本人でも欧米人のような鼻に変えることができます。隆鼻術とは一体どんな施術なのでしょうか。

日本人の鼻の特徴

東洋人の中でも特に日本人は鼻が低いです。
日本人は鼻筋と目と目の間の彫りも浅く、平べったい印象の顔立ちの人が多いです。そのため、鼻そのものを高くするだけでは美しい鼻にはなれません。
今回ご紹介する隆鼻術は鼻の高さに適応した施術法ですが、東洋人の鼻は鼻翼が横に広がる広鼻、あぐら鼻、鼻先が丸鼻翼も広いだんご鼻などといった特徴もあり、これらは整鼻術が適応します。

隆鼻術について

隆鼻術には、シリコンなどの人工軟骨を使う場合と、軟骨や骨、筋膜などの自分の組織を使う方法(移植術)、保存軟骨を使う方法があります。どれも鼻の穴の中を切開するので、傷は外から見えず、施術がバレにくいです。

◎人工軟骨
人工軟骨は柔らかさや大きさを自由に調整ができるので、自然な鼻筋を作ることができます。
しかし無理なサイズのものを入れると、皮膚が薄くなってくることがあります。そういったことが無いよう、熟練した医師によるデザインが必要となります。

◎自分の組織(移植術)
自分の組織とは耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨のことを指します。
自分の組織を使う方法は、周りの組織と一体(生着状態)になり、皮膚に影響を与えることはありません。また、アレルギーの心配が無く組織が安定し、動いたりしないという利点があります。ただし、余分な切開が必要となり、時間と共に変形することがあるので、かなり特殊な場合の手術になります。

◎保存軟骨
保存軟骨とは、他のドナーから提供された肋骨の肋軟骨のことです。過去に耳介軟骨を採取している方、軟骨の採取が難しい方、オペの時間を短くしたい方におすすめです。

鼻を高くするだけで美しい鼻が得られるわけではありません。どの方法を使うにしても、正面・横・斜めのどこから見てもバランスの取れた鼻の形を見つけ、事前に医師と相談をした上で自分に合った鼻の高さを決めていきましょう。

手術方法

◎オープン法
両側の鼻孔内部と鼻柱を切開し、広い視野を確保します。そこに移植する軟骨を早く、正確に挿入し、細かい部分の調整をします。
傷跡はほぼ目立ちません。

◎クローズ法
鼻の穴の片方から切開し、軟骨を挿入します。傷跡が目立つ心配が無く、回復も早いですが、鼻の穴が小さい方は不向きな場合もあります。

*鼻全体を高くしたい…鼻根部から鼻筋にかけて軟骨を入れる
*鼻筋を長くしたい・鷲鼻を治したい…鼻根部のみに軟骨を入れる
*欧米人のような鼻筋が通った存在感のある鼻にしたい…眉間から鼻根部・鼻背部に保存軟骨を入れる

手術の流れ

①カウンセリング
医師が患者様の悩みやご希望を聞き、顔全体のバランスを見ながらデザイン確定していきます。
②麻酔
手術中、痛みを感じさせないよう局所麻酔をします。
③挿入する軟骨の成型
鼻に挿入する軟骨を、患者様の希望の形に作っていきます。挿入する軟骨は選ぶことができます。
④手術
ご希望の鼻の高さ、形に形成した軟骨を、鼻の穴の内側を切開して挿入します。手術は約30分程度で終わります。手術後、鼻のギプスやテーピングの必要はありません。
⑤アイシング
手術後は5〜10分ほど手術部分をアイスノンで冷やします。冷やすことで腫れを最小限に抑えます。腫れや内出血は個人差があります。
⑥抜糸
約1週間後に、接合した部分の抜糸とギプス除去をします。

術後の注意点

手術後は挿入した軟骨材が真っ直ぐ入っていることが重要となります。
術後約2週間は強く鼻をかんだり、鼻の中をこすらないようにしましょう。強い力が加わることで、変形などの恐れがあります。また、内出血の誘発や、感染の可能性を引き起こすので、術後は清潔・安静を心がけましょう。
そのため、1週間程度は眼鏡、サングラス、メイクなどは避けましょう。

まとめ

ダウンタイムは1週間程度で、傷口も表面上ではわからないので、比較的お手軽に鼻を高くすることができます。また、人工軟骨は異物なのでメンテナンスが必要ですが、生体軟骨は特に入れ替えなどのメンテナンスは不要です。
理想的な鼻にすることで目元まで強調され、顔全体が整った印象になります。
西洋的な顔立ちになりたい方、是非試してみてはいかがでしょうか?

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