大幅なバストアップ!人工乳腺法(豊胸バック法)

大幅なバストアップ!人工乳腺法(豊胸バック法)

豊かなバストに憧れる女性は少なくありません。
人工乳腺バックの挿入なら、大幅なバストアップが半永久的に持続可能です。また、様々なバストのお悩みも解消できます。

人工乳腺法とは?

人工乳腺法とは、インプラント挿入による豊胸術のことです。豊胸術でもっともメジャーな方法です。

主に、脇の下の皺に沿って1本線の切開をし、そこから人工乳腺(豊胸バック)を挿入します。挿入後、元の皺の状態になるよう綺麗に縫合します。皺に沿って切開するため、手術跡はわかりにくく自然な状態に仕上がります。
傷が最も小さいのは、生理食塩水バックとベッカータイプです。これは、風船のように、バックが小さい状態で体のなかに挿入し、その後、生理食塩水をいれて大きくしていくので、傷は2~3㎝でおさめることができます。

乳腺組織を傷つけることはないので、授乳に支障をきたしたり、感覚障害を残したりする心配はありません。

人工乳腺にはシリコンバッグをはじめ、生理食塩水バッグ、ハイドロジェルバッグ、CMCバッグ、コヒーシブバッグ、アナトミカルバッグ、様々なものがあります。形もラウンド型、アナトミカル型などタイプがあり、自分に合ったタイプを医師と相談した上で決定していきます。
一人一人乳房の形状や大きさは異なるので、その人に適した人工乳腺を選ぶ事が大切です。合わないタイプを挿入してしまうと、歪んでしまったり、不自然な感触になってしまう恐れがあります。

<おすすめの人>
*バストを2カップ以上大きくしたい
*半永久的にバストアップを持続させたい
*授乳後や加齢でバストが下垂してきた
*ハリやボリュームを取り戻したい
*元に戻せる豊胸がしたい
*左右差が気になる

人工乳腺の挿入方法

バストの悩みに合わせ、それぞれに合った人工乳腺の切開・挿入場所を選択します。

<切開場所>
①乳輪
乳輪の下縁を3~4cmほど切開し、真直ぐ下方向へ侵入していきます。大胸筋に達した後、上下左右にスペースを形成していきます。この方法の最大のメリットは、局所麻酔で、かつ直視下で手術ができることです。
デメリットは、バッグの張力が直接傷に波及するので、縫合不全を起こしやすく、傷が開きやすいことです。

②乳房下縁
主に、コヒーシブシリコンバックで使用されており、アンダーバストのラインに沿って4㎝程とかなり大きな切開が必要であり、そこから人工乳腺を挿入します。局所麻酔で、直視下に手術を行うことが可能なため、血管や神経を避けて挿入できるという利点から手術はやり易いと考えられております。また、人工乳腺と傷の位置が近いので、痛みが軽いです。
仰向けになると傷が見えてしまいますが、半年~1年ほど経過するとその傷口は目立たなくなります。ノースリーブが安心して着れるので、欧米では最も人気があります。

③脇
脇の下に沿って2~3cmの小切開を施し、そのまま大胸筋縁から乳首の方向へ筋下面を沿うように侵入します。筋肉を貫いて走る血管や神経は殆どないので、出血が最も少なく、容易にスペースを形成可能です。また、バックの張力が切開部位へ波及しにくく、縫合不全は一番少ないのもこの方法のいい点です。
最も傷は目立たない方法ですが、コヒーシブシリコンバックの挿入は難しいです。直視下での手術はできず、中がはっきり見えないず手探りなので、高度な技術と経験が必要です。麻酔方法も、全身麻酔が一般的です。術後は脇のつれ感がしばらくあります。


<挿入場所>
①乳腺下法の場合
乳腺と胸筋膜の間に人工乳腺バッグを挿入します。人工乳腺バッグの「動き」や「やわらかさ」がよく出るのが特徴です。谷間をつくりたい方、バストが下垂している方に適しています。
最新の施術方法では大胸筋の外側にバッグを挿入することにより腫れを抑えて自然な仕上りにします。

②大胸筋下法の場合
大胸筋と小胸筋の間に人工乳腺バッグを挿入します。胸のボリュームがほとんどない人に多い豊胸術です。大胸筋は分厚い筋肉なので、バストに触れたときに人工乳腺バッグの感触がしないのが特徴です。また、形もなだらかで自然です。

③大胸筋膜下法の場合
大胸筋を包む筋膜の下に人工乳腺バッグを挿入します。大胸筋膜内に入れることでより自然な仕上りになります。また、筋肉収縮によるバストの変形を起こしにくく、型崩れもしづらいのため、人気の施術方法です。

形状のタイプ

◎ラウンドタイプ(丸型)
身体の動きに順応しやすく、横になった時にも自然に広がり不自然さがありません。痩せていて、バストが小さい方でも、しっかりボリュームが出せます。ただし、上側の輪郭が強調されやすい場合があります。

◎アナトミカルタイプ(しずく型)
横から見たときに下にボリュームがある乳房の形状をしているので、立っている姿勢では自然な外観となります。しかし、横になると不自然になりやすいです。
乳房の上半分のボリュームが少ない場合は垂れた外観になりやすいです。そのため、バストが比較的大きく、さらにボリュームアップを目指したい方に向いています。

◎ハイブリッドタイプ
立つとアナトミカルで、横になるとラウンドになる優れものです。つまり、立っていても、横になっても自然な形状になりますが、まだ実績が浅いです。

施術の流れ

①カウンセリング
医師とカウンセリングを行います。希望や体型とのバランスを考慮した上で、最適な手術方法や人工乳腺バッグの決定をしていきます。

②血液検査
健康状態と、感染症の有無をチェックするための血液検査を行います。

③施術
全身麻酔をした後に、カウンセリングで決めた方法で手術を行います。いずれの場合も、手術時間は約1時間です。
手術後は2時間程度安静にし、入院せずに帰宅できます。

経過観察のための通院が必要です。
シャワーは術後3日後から、入浴は1週間後から可能です。

リスク・副作用など

*手術をすることで腫れが発生します。また、内出血となるケースがありますが、2週間程度で治ることがほとんどです。

*手術直後は切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。

*シリコンジェルバッグはレントゲン写真を撮影したときにわかってしまいます。生食バッグはレントゲン写真ではわかりません。また、豊胸バッグではありませんがヒアルロン酸注入豊胸術や自身から取り出した脂肪を注入するCRF豊胸術はレントゲン撮影ではわかりません。

*豊胸バッグは身体の中で常に刺激を受けているので、どのバッグも破れる可能性があります。しかし、バッグの中身によって対処法が異なるので、自分のバッグについて知っておく必要があります。
・生食バッグ…数日以内に内容物が吸収されていきます。再手術が必要になるので、乳房が小さくなってきたら、すぐに病院へ行きましょう。
・シリコンジェルバッグ…バッグが破れても気付きにくく、時間が経つと、周囲の組織と癒着をおこしたり、石灰化をおこします。術後5年経ったら、胸部レントゲン検査を受けることをお勧めします。

*個人差はありますが、見た目が自然に落ち着くには1~2ヶ月かかります。

*経過観察で通院の必要があります。術後3ヶ月はワイヤー入りのブラの使用は禁止です。

*ダウンタイムはありますが、痛みは3~7日程度で落ち着きます。また、1週間程度で抜糸を行うので、それまでは重いものを持ったり、湯船にはつからないほうが良いでしょう。

まとめ

豊胸をする目的は様々な理由があるでしょう。人工乳腺法による豊胸術は入れ替えが可能で、大きさや形の変更もできるので、それぞれのバストの悩みを解決が期待できます。また、日帰りで手術が受けられ、大きく傷口も目立つことがないのも嬉しいポイントです。
切開による手術にはなりますが、半永久的な効果が持続するので、一回やるだけで理想のバストを手に入れられます。

美容整形カテゴリの最新記事