目の下のふくらみ・たるみ・クマを取ろう!

目の下のふくらみ・たるみ・クマを取ろう!

目の下にふくらみ・たるみ・クマがあると、元気であっても他人からは疲れて見えたり、老けて見えてしまうことも。
生まれつきや加齢による原因だと自力では治しにくいですが、施術で簡単に目の下をスッキリさせることができます。

目の下のふくらみ・たるみ・クマとは?

目の下のふくらみ・たるみ・クマとは、骨格上もともと存在することもありますが、主に加齢により筋肉が衰え、眼球の重みを眼窩脂肪(がんかしぼう)が支えきれずに押し出されることで、目の下の皮膚がふくらむ症状のことです。このように、たるみとともに袋が垂れ下がったような膨らみが目立つ状態を眼袋(袋状眼瞼症、バギーアイリッド)と呼びます。
加齢によって皮膚や眼輪筋の張りが失われてこの脂肪を抑える力が緩むと、器からあふれ出るように脂肪が膨らみ、眼袋の下縁に沿って眼瞼頬溝も目立ってきてしまいます。

目の下の脂肪が、下まぶたの方に突出することにより影が発生し、それがクマとなり目元が暗くみえます。クマができることで、周りから疲れてみえたり、老けてみえたり、暗い印象を与えてしまいます。これに伴ってしわも深くなっていきます。

加齢といっても、実は多くの方が10代の頃から目の下のふくらみがあり、若い人でも目の下がふくらんでクマができたり、たるんでいるように見えることがあります。

クマの原因は脂肪以外にもあります。
下まぶたの皮膚のすぐ下には、眼輪筋(がんりんきん)という表情筋があります。眼輪筋は通常、眼球をクッションのように支えている脂肪(眼窩脂肪)が前に出てこないように押し留める役割を担っていますが、この眼輪筋が年齢とともに緩んでくると、目の下の脂肪を支えきれなくなり、深いしわやたるみが生じます。これによってクマが発生して見える場合もあります。

また、お肌は肌内部の真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどの組織に支えられ、ハリを保っています。しかし、これらの組織は加齢や乾燥、紫外線ダメージにより減少してしまうので、その結果お肌のハリや弾力が低下し、たるみが生じることもあります。

その他にも、目の下のふくらみの原因は多数あります。
眼精疲労、紫外線、ストレス、睡眠不足、疲労、ドライアイ、血行不良、アイメイクが落としきれていない、目の周りへの刺激など、様々な症状が合わさることが多いです。

目の下の脂肪が多かったり、長期間放置しておくと、それ自体が皮膚のたるみを悪化させることにもなります。そのため、目の下のふくらみは早いうちに除去しておくと目元のたるみ予防にもなり、若々しい印象を保たせることができます。

目の下のふくらみやたるみを自力で治すことは難しいです。
セルフケアとして化粧品クリームなどで解消を試みる方もいますが、皮膚のハリや弾力といった表面への効果は発揮されても、脂肪そのものはなくなりません。また、エステやマッサージは血行促進にはなっても、一度たるんでしまった脂肪を元の位置に戻すことはできません。


◎理想の顔の曲線とは?
涙袋からほほにかけて無駄のないキレイなS字カーブを描いているのが理想的とされ、明るく若々しい印象を与えます。
目の下のふくらみやたるみができてしまうと、目の下に凸凹が増え、きれいなS字カーブが崩れてしまいます。凸凹が増えれば増えるほど影が生まれ、顔全体が暗く不健康で老けた印象を与えてしまうので、この凹凸を解消させることで若々しく健康的に生まれ変わることができます。

目の下のふくらみ・たるみ・クマの除去

目の下のたるみやふくらみは年齢を感じさせる大きな要素です。そのため、原因となる余分な皮膚のたるみを取り除き、下のまつげの付け根のあたりで細かく縫合することによってすっきりと若々しい印象へと変えることができます。
フェイスリフトと一緒に施術を希望する方も多いです。

症状が軽度であれば、ヒアルロン酸注入などといった注入療法で改善が可能ですが、効果に期限があったり、目の下のふくらみやたるみが強いと別の施術が効果的となります。

施術には、「下眼瞼の皮膚切除によるたるみ除去(下眼瞼切開法)」「目の下の脱脂(経結膜脱脂法)」「下眼瞼形成術(ハムラ法)」があります。
自分の症状や体質、希望に合った施術で改善することができます。


<おすすめの方>
*目の下のたるみが気になる
*目の下のクマやシワが目立つ
*目の周りのせいで実年齢よりも老けて見える
*疲れていないのに疲れて見える
*寝不足のような顔になっている
*目袋が大きく目立つ
*セルフケアでは限界を感じている
*若々しい印象になりたい
*目元にハリが欲しい
*化粧で誤摩化せなくなってきた

下眼瞼の皮膚切除によるたるみ除去(下眼瞼切開法)

下まぶたのしわやたるみ、クマ等を切開によって改善させるための手術方法です。皮膚のたるみがある場合に適応になるため、年齢では、30代か40代以上の方に多く用いられる方法です。

20代後半から加齢とともに進行する下まぶたのたるみは、眼窩脂肪の突出によってさらにたるんだように見え、それに伴ってしわも深くなっていきます。この目の下のたるみを切開することにより、目もとを引き締めることができます。また、同時に脂肪を取り除くことによって、さらにスッキリとした目元に仕上がります。

まつ毛の下より切開し、たるみの原因となっている余剰な皮膚を切除します。最後に切開部を縫合して終了です。切開というとハードルが高いイメージがありますが、傷跡は目立ちにくく、満足度の高い施術です。
脂肪のふくらみが強い場合には、同時に脂肪を除去することがあります。
幅広い症状を改善させることができますが、術後の腫れや赤みがあったり、小ジワ(ちりめんジワ)は改善しないというデメリットがあります。

目の下の脱脂(経結膜脱脂法)

目の下の脂肪取りは、たるみ・ふくらみ・クマ・シワの直接的な原因となっている脂肪そのものを取り除く施術方法です。正式には経結膜的下眼窩脂肪除去術と言います。
ダウンタイムが比較的短い事、皮膚切除の必要がないことから、20代後半の方が希望することが多い施術です。

目の下のたるみの原因の一つとして、眼球のクッションの役割を持つ、眼球下にある脂肪(眼窩脂肪)がはみ出すことで下まぶたがふくらみ、たるみを引き起こします。この脂肪をまぶたの裏(結膜側)から取り出すことで、眼の下の不自然なふくらみやたるみ、クマを除去させることができます。
皮膚を傷つけること無く簡単に改善でき、術後の腫れも少ないために忙しい方にもおすすめの施術です。

眼球は、ロックウッド靱帯というハンモック上の靱帯によって吊るされています。加齢とともにこの靭帯が緩み、眼球が下垂し、目の下の脂肪が眼球の重みで圧され、徐々に前方に突出してふくらみを作ります。下まぶたの皮膚は薄く、簡単に突出するために、たるみも生じやすくなります。
下まぶたのふくらみは疲労顔に見えてしまい、影ができることで顔全体が不健康で疲れた表情に見えてしまいます。この膨らみを取り除くだけで、スッキリとした健康的な表情に変えることができます。

皮膚を切開しないため傷跡が目立ちませんが、皮膚までたるみが生じている場合には下眼瞼の皮膚切除、またはハムラ法により施術をしたほうが良い場合があります。

下眼瞼形成術(ハムラ法)

目の下の凹み、目の下の出っ張り、皮膚のたるみを同時に改善する方法です。米国のハムラというドクターの発案を基に工夫を加えた方法で、眼窩脂肪の処理法に特徴があります。
やや手間と時間がかかりますが、特に眼袋に対する手術として優れた方法であり、眼窩脂肪の切除は最小限にとどめるため、凹みの心配がありません。

眼輪筋や皮膚の処理、切開線はたるみ取り基本と同じですが、眼窩隔膜を切開してあふれ出てくる脂肪を切除する方法ではありません。周囲の凹みに広げて凹凸をなくし、若々しいボリューム感を得るのに利用します(脂肪の量があまりにも多い場合には一部を切除します)。

下まつげのすぐ下を切開し、眼窩隔膜より下方にはみ出してくる分だけ眼窩脂肪をくぼみへ移動します。 目の下のくぼみを埋めるように眼窩隔膜と脂肪を移動し骨膜にへ縫合、固定します。次に眼輪筋肉を目尻の方へつり上げて張りを出し、頬骨の骨膜に固定します。最後に余剰皮膚の切除を行って、切開部を縫合して終了です。

このような丁寧な脂肪の処理により、たるみ取り後に起こりがちな、目の下や眼瞼頬溝が凹むというリスクを回避できます。しかし、術後の腫れ・赤みがある、小ジワ(ちりめんジワ)は改善しないというデメリットがあります。

ヒアルロン酸注入

下瞼のたるみやシワ、くぼみ、クマを解消するために、ヒアルロン酸を注射するという、とても手軽に出来る方法です。
メスを必要としないため、プチ整形とも言われます。当日からお化粧や洗顔が可能です。腫れや赤みも少なく、その日から自然な仕上がりになることから、ダウンタイムがほとんどないために、幅広い年齢層に人気の治療です。切開するのは怖い、なるべく短時間で済ませたい、仕事が休めないなどといった方におすすめです。

目の下のしわを平らにするように極細い針の注射を用いてヒアルロン酸を注入し、ハリを出してシワをなくします。
しかしヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていってしまうので、効果は永久的ではありません。効果が薄れてきたと感じたら再び注入をすることもできます。

プチ整形ではあるものの、少しの治療でも大きな若見え効果があるので、気軽な治療で見た目を若々しくしたい、実年齢よりも老けて見られる印象を治したい、疲れているように思われる目元にハリを取り戻したい、という方に特に人気です。上記のような施術で、より満足度の高い完成を目指すために注入法を併用することもあります。

まとめ

年齢に関係なく、目の下のふくらみ・たるみ・クマは老けて見えてしまいます。それだけでなく、疲れて見えたり、寝不足にみえたり、若々しく健康的な印象を失ってしまうこともあります。
セルフケアでどうにかしようとしても、原因が目の下の脂肪や、老化による筋力の低下、靭帯の緩みであった場合は改善が難しいです。諦めて放っておいても治ることはなく、むしろ悪化するケースもあるので、症状がでたら早めの対応がいいでしょう。

施術方法はいくつかあり、金額もそれぞれ異なります。
ヒアルロン酸などの注入法は、ダウンタイムやリスクが低く手軽に受けれるので人気ではありますが、時間が経つにつれて元に戻ってしまうので、一時的な改善を求める場合や、お試し感覚で挑戦してみたい方におすすめです。

皮膚のたるみが原因であれば「下眼瞼切開法」、余分な眼窩脂肪がはみだしている場合には「経結膜脱脂法」、たるみ取り後におこりがちな目の下のへこみを回避したい場合には「ハムラ法」がおすすめです。
年齢によって治療が制限されることはないので、気になった時に施術を受けることができます。

自分ではどうしようもできないと思っていた、老けて見える目元トラブルでお悩みの方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

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