そもそも乾燥肌って?
乾燥肌ってよく聞くけど、どんな状態の肌のことを指しているのでしょうか?
乾燥肌とは、文字通り肌のうるおい・水分が不足している状態の肌のことです。本来、肌は角質がバリアとなり、水分を保持しています。健康な肌は、汗などの水分と皮脂が混ざり合ってできた皮脂膜で覆われています。この天然の保湿クリームが少なくなると、肌の乾燥をまねいてしまうのです。そのままにしておくと、皮膚のバリア機能が損なわれ、さまざまなトラブルや肌荒れの原因になってしまいます。
皮膚には細菌や汚れ、紫外線などさまざまな外的要因から守ってくれるほか、体の内部から水分を外へ出さないように防ぐ役割があるのですが、このバリア機能が低下すると、ちょっとした洗顔でヒリヒリと痛みを感じたり、化粧品でかぶれ赤みやかゆみなどの症状が出たりしてしまうことも…皮膚が乾燥することで、刺激に敏感になってしまうのです!
乾燥肌の原因
紫外線からのダメージ
紫外線は乾燥肌を引き起こす原因のひとつと言われています。紫外線と言えば夏を連想する人も多いと思いますが、そんなことはありません。一年を通して日焼け対策を行うのがベストです!夏はもちろん、その他の季節でも、そして家の中にいても、紫外線対策はしっかり行うようにしましょう。ここでケアを怠ると、時間がたってからシミやしわになってしまうこともあるので要注意です!
ターンオーバーの乱れ
本来、肌は約1カ月(28日前後)の周期で新陳代謝を繰り返し、古くなった角質は垢となってはがれ落ちて行くのですが、それをターンオーバーと言います。ただし、不規則な生活習慣や偏った食生活、ストレスなど、さまざまな原因によってターンオーバーは乱れて遅くなり、古くなった角質は排出されず、肌に蓄積されていくのです。その結果、シミやくすみなどの肌トラブルや毛穴の開き、ニキビの原因にもなっていきます。
間違ったスキンケア
ファンデーションをつける前にはきちんと洗顔し、すぐに化粧水や美容液で潤いを浸透させましょう。その次は、肌の水分を逃さないように、乳液やクリームで保湿ケアまで行ってあげてください。肌は外部からの刺激に弱いため、洗顔料はしっかりと泡立ててから使い、こすらず優しく洗うのもポイントです。タオルでもゴシゴシ拭くことはせず、ふんわり押すイメージで。
食生活
先ほど肌は外部からの刺激に弱いとお伝えしましたが、体の中から肌を整えていくことも大切です。乾燥に負けない肌をつくるために、バランスのいい食生活を目指しましょう。
美肌効果が期待されるのは、果物や野菜に含まれるビタミンC、ナッツ類やアボカド、かぼちゃなどに含まれるビタミンE、レバーやうなぎなどに含まれるビタミンA、赤身の肉類や卵、大豆、はちみつに多く含まれるL-システインなどなど。食事で摂取しにくいものは、サプリメントで補ったり、美容皮膚科で点滴を打ったりするのもおすすめです!
乾燥肌の対策法
保湿の徹底
大切なのは毎日の保湿ケア。“乾燥がひどいな”と感じたら、化粧水だけでなく乳液や美容クリームなどを重ねるほか、保湿効果のあるファンデーションを選ぶのもおすすめです。
また、さっきも記載した通り、肌に刺激を与えると皮膚のバリア機能が破壊されてしまうため、タオルでゴシゴシこするなど、ついやってしまいがちな行動にも注意が必要です。コットンやスポンジを使用する場合は、肌には極力軽く当てるようにするなど、皮膚を摩擦しないように心がけてください。(コットンやスポンジ・タオルは常に清潔な物を使用してくださいね!)
食生活、水分補給を意識する
体内の水分不足も乾燥肌の大きな原因のひとつと言われています。夏場はもちろん、冬場でも1日に1.5リットル以上の水分補給を心がけてみてください。ただし、冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、常温or温かいお湯(白湯)がおすすめです!
利尿作用が高いコーヒーや緑茶は乾燥肌予防には逆効果になるため、なるべく控えてくださいね。食生活はビタミンやたんぱく質をバランスよく摂ることを意識するといいでしょう!
湿度、加湿器を活用する
外気が乾燥しやすい冬場は、肌から水分が蒸発しやすく、水分不足になりがちです。また、エアコンの風も乾燥肌を悪化させてしまいます。室内の乾燥が気になるときは室内の湿度を50~60%に保つことを心がけてください!加湿器などを利用するのがお手軽ですが、加湿器がない場合は、濡れたタオルを干しておくだけでも効果的です!
紫外線ケア・UV対策を徹底する
紫外線は乾燥肌の原因になるだけではなく、シミやしわなどさまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。紫外線対策は夏だけ、という考えは無くして、1年を通してUV対策をしてください。紫外線は見えないのでうっかり対策を忘れがちかもしれまんせんが、日々のケアが命取りになってきます。
外出時にうっかり日焼け止めクリームを塗るのを忘れてしまった日は、念入りに保湿ケアを行ってあげてください。最近流行りの“飲む日焼け止めサプリ”を併用するのもおすすめですよ!
まとめ
いかがでしたか?乾燥肌は身近に起きる肌トラブルです。
でも、基本は洗顔と保湿の対策、紫外線対策をしっかり行うことで回避できます。やさしくお手入れ、そして習慣づけることを心がけてくださいね!
一般的に、目の周りや唇、両頬とあごのUゾーンが乾燥しやすいので、部位に合ったケアで大切なお肌を乾燥から防いであげましょう!
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