思ったより日差しが強くて日焼けしてしまった…うっかり日焼け止めを忘れて長時間日に当たってしまった…この時期よくあるうっかり日焼け。うっかり紫外線にあたってしまっても、すばやくケアすれば色白美肌を保つことができます。逆にそのままほおっておけば、メラニンが生成されてしまい、シミやソバカスの原因となってしまいます。メラニンは紫外線にあたってから3日後くらいから生成されはじめます。早め早めの対策が美肌への道です。また、こまめに日焼け止めを塗っていても、一日中外で日に当たっている場合は、日焼けケアはマストです。今回は日焼けした場合のアフターケアを紹介します。
日焼け後の肌は、軽いやけどをした状態
日焼け後の肌は、軽いやけどをした状態と同じです。紫外線によって炎症を起こしているので、まずはできるだけ早く冷やしてほてりを鎮め、肌をクールダウンさせましょう。肌の冷やし方としては以下が有効です。
- 流水で冷やす
- ガーゼやタオルで包んだ保冷剤で冷やす
- 濡れたタオルで冷やす
- ミネラルウォーターをスプレーする
また、肌が熱をもっている間は温めるのは厳禁。入浴の際は、肌の熱が落ち着くまでは湯船につかるのは避け、さっとシャワーを浴びる程度にしましょう。洗顔のお湯の温度をいつもよりも低めにすることもお忘れなく。
日焼けは極度の乾燥を招くので保湿が命
赤みやほてりが引いたら、しっかり保湿しましょう。太陽のよく出る日に洗濯物がよく乾くのと同じように、日焼け後の肌は角層から水分が失われて肌が乾燥してしまいます。赤みやほてりが落ち着いた後は、化粧水で肌にたっぷり水分を補給してください。ただし、日焼け後の肌はバリア機能も低下しているため、刺激に敏感でトラブルを起こしやすい状態です。普段使っている化粧水でもしみることがあります。スキンケアはとにかく刺激が少なく保湿力が高いものを選び、パッティングせずに優しく丁寧に馴染ませるのがコツです。
肌の赤みと脱水症状が落ち着いたら美白ケアを!
肌の赤みと脱水症状が落ち着いたら、日焼けによるシミになってしまう前にしっかりと予防ケアを行いましょう。通常のスキンケアを美白効果のあるものに変更したり、スキンケアに美白美容液をプラスします。美白化粧品は、メラニンの排出効果を促し、未来のシミをできにくくするものを選ぶのがポイントです。また、まだまだ肌トラブルが出やすい状態なので、保湿効果のあるものを使用するのもおすすめです。美白化粧品は日焼け後一ヶ月間きちんと継続させましょう。日焼け予防をしていたという方も、夏の終わり頃から一ヶ月間美白化粧品を使う事をおすすめします。
唇だけは肌より「早く」が大切
肌のターンオーバーは約1カ月であるのに対し、唇は3日~4日と短いです。そのため早めにケアすることで早期改善が期待される一方、放置すると悪化しやすく、日焼けしたら早急な対策が必要になります。肌の日焼けケアはしっかりおこなってもうっかり唇のケアを忘れてしまいがちですが、肌より「早い」対応が大切です。保湿保護効果の高いリップクリームをこまめに塗りましょう。また、日中のケアはSPF入りのリップクリームを使用しましょう。
うっかり日焼けしやすいのが手や足の甲・デコルテ
顔は日焼け予防をするのに、手や足の甲・デコルテには日焼け止めを塗らないという人も多いのではないでしょうか。紫外線は身体中まんべんなく降り注ぐので、必ず日焼け止めを塗りましょう。ケアの仕方は顔と同じですが、予防を忘れやすいエリアである事を注意しましょう。
髪や頭皮は摩擦を避けて傷めないケアを
強い日差しを受けた髪や頭皮は肌と同様のダメージを受けます。日焼けが蓄積すると秋の抜け毛に繋がるので、普段から帽子をかぶったり日傘で日焼けしないように心がけましょう。
日焼けしてしまった場合は、摩擦を避けて普段より優しくケアするのがポイントです。まずは肌と同様頭皮をクールダウンさせ、シャワーはぬるま湯程度の温度を使用しましょう。
- シャンプーの前にブラッシングをして、絡んでいる髪の毛のもつれを取ります。髪が長い場合は、毛先→中間→根元の順にブラッシングする事が大切です。先に根元からブラッシングすると傷みやすくなるので避けましょう。
- ぬるま湯で髪全体と頭皮を洗い流します。爪は立てず、指の肌でなでるように洗いましょう。
- シャンプーを泡立てて頭全体を洗い、トリートメントします。髪や頭皮はこすらず、泡で包み込むように洗いましょう。
- 乾かす時は、まずタオルドライを行います。タオルでこすらずに、優しく押し当て水分を取ります。
- ドライヤーで、15㎝~30㎝程度離して乾かします。内側と根元→表面と毛先の順に強い風を当てて短い時間で乾かします。
食事でのケアも忘れずに
日焼けのケアは外側からだけではなく内側からのケアも大切です。食生活は体内の炎症に多大なる影響を与えると言われており、食べ物次第で日焼けを予防したり日焼け後のケアをしたりすることが期待できます。日焼け後の食事は、できればその日の夜から栄養素を摂るのがおすすめです。
日焼け後の食べ物は「ACE」と覚える
日焼け後の食べ物はビタミンA、C、Eを含む食べ物を積極的に摂取しましょう。紫外線を浴びると、体内に活性酸素が発生します。活性酸素はメラニンの生成を促進する働きがあるので、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを一緒に摂ることが有効です。
ビタミンA
皮膚や粘膜を保護する働きがあり、抗酸化作用も含まれているので、活性酸素を抑制して老化にストップをかけてくれます。また、乾燥予防や免疫力を高める効果が期待でき、日焼けした肌に効果的なビタミンです。かぼちゃ、にんじん、緑黄色野菜、うなぎに多く含まれています。
ビタミンC
日焼けしたらビタミンCとよく聞きますよね。メラニン色素の過剰生成を抑制して、肌のハリの元になるコラーゲンの生成も助けてくれます。緑黄色野菜、オレンジなどの柑橘系、キウイ、いちごなどに多く含まれています。ただし、同じビタミンCでもその日に屋外に長時間する場合、朝食などのタイミングに摂ると日焼けの悪影響を促進させかねないものがあるので注意が必要です。
ビタミンE
抗酸化作用があるだけでなく、血流を良くする働きがあるので、肌の新陳代謝を高めてくれます。ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。ターンオーバーが正常になれば、古い角質などを落として肌の生まれ変わりをサポートしてくれるでしょう。アボカド、イクラなどの魚卵類、大豆、ごま、アーモンドなどに多く含まれています。
ACE以外ではリコピンが有効
活性酸素に対しての抗酸化力が高く、メラニン生成も抑える効果が期待できるので、屋外にいる時間が多い日は積極的に摂りましょう。トマトの場合、生よりジュースなどの加工品の方がリコピンが多いと言われているので、トマトジュースを朝食に飲むのもおすすめです。
日焼けにNGな食べ物に注意!
日焼け対策にNGな食べものがある事をご存知でしょうか。せっかくビタミンACEを取っても、NG食品を沢山とれば台無しに…日焼け後しばらくは大量の摂取を避けましょう。
- ソラレンを含む食材…柑橘系の果物やきゅうりなどに含まれます。この成分は紫外線の感受性をよくし、紫外線の吸収をよくする働きがあると指摘されており、食べてから日にあたるとシミの原因になります。ビタミンC摂取のために柑橘系を食べる場合は、朝ではなく夜食べるようにしましょう。
- アルコール…アルコールを分解する肝臓は、紫外線を浴びて作られるシミの元“メラニン色素”を排出してくれる器官でもあります。お酒を飲んで肝臓が弱っている時に紫外線を浴びると、シミもできやすくなります。また、アルコールは血管を広げ血流をよくするので、肌に起きた炎症反応を強めてしまうことがあります。肌トラブル防止の観点からも、日焼け後のアルコール摂取は控えましょう。
まとめ
近年は日本も以前より日差しが強くなり、春でも眩しいと感じる日が増えましたね。春のうちから屋内でも屋外でも日焼け予防をする事がまず大前提として大切になってきます。シミやソバカスやしわ・たるみの予防のためにも日焼け対策は必ず行いましょう。それでも、うっかり日焼けしてしまったり、日焼け予防はしていたものの長時間外に出ていた場合には日焼けケアをしっかり行いましょう。早い対策が美肌への第一歩です。内側からも外側からもケアをする事でキレイな肌を目指しましょう。
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