痩せているのにおばさん体型?!その原因と対策

痩せているのにおばさん体型?!その原因と対策

20代後半になってくると体の新陳代謝が衰えて急に太りやすくなり、いわゆる「おばさん体型」になってしまう人が急増します。20代前半までは気にしなくてもどうにかなった食事をコントロールしたり、運動量を増やすなどして努力している人も多いのではないでしょうか。一方でそこまで太ってないのに昔と違ってなんかおばさん体型になった…昔の服を着ても、服は入るのに何故か同じ着こなしにならない、などの違和感を抱える人も多いです。体型がコンプレックスになると、お尻の隠れる服を着たり「おばさんっぽい服」を選ぶ事でますますおばさんっぽく見えてしまいます。年齢と共に体型が変化する事は自然な事ですが、綺麗に歳を重ねられるように、おばんさん体型の原因と対策を知りましょう。

おばさん体型の特徴って?

おばさん体型に見えてしまう原因はなんでしょうか。太っているというだけではありません。おばさん体型を特徴づけるものをまず知りましょう。

1.腰回りが太い

下っ腹や腰まわりにたっぷりと脂肪がついていると感じたら、あなたはおばさん体型かもしれません。これは、年齢による基礎代謝量の変化や運動量の減少、骨盤の歪みなどが原因です。また、比較的痩せているのにお腹まわりがぽっこりしている場合は腹筋が弱くて内臓が下へさがってしまっている可能性もあります。生活習慣の見直しが必要そうです。

2.お尻の形が四角い

四角いお尻もおばさん体型の特徴のひとつ。お腹や腰まわりに肉付きたっぷりの状態でお尻まで太ってしまうと、全体的に「四角い形のお尻」に見えてしまうのです。お尻の形はなかなか自分では見えないので、定期的に鏡でチェックしてください。

3.猫背

猫背も、おばさん体型だと思われてしまう特徴のひとつです。最近では、在宅ワークも増えているため、背中を丸めた姿勢で長時間過ごしてしまう人も多いですよね。猫背だと頭も下がって二重顎の原因にもなってしまうので、注意が必要です。

4.肩周りががっちりしている

若い頃のように肩周りが華奢ではなくなってくるとおばさんっぽく見える原因になります。猫背が悪化したり、長時間のデスクワークで巻き肩になっていると肩周りの血行が悪くなって脂肪が付きやすくなったり浮腫みやすくなります。なんでもないTシャツを着るとおばさんっぽく見えると感じたら要注意。積極的に体を動かしたいです。

5.足が太くて短い

足が太くて短い、というのは元々の長さや太さにかかわらず、以前と比較して太く見える・短く見えるというのを指します。お尻が足れたりお腹が出ると足との境界線がはっきりしなくなり足が短く見える原因に。また、慢性的な冷え性などが続く事により足が浮腫みやすくなり、足首が太くなったりすると足全体が太く見える原因にもなります。

6.膝の上に脂肪が乗っている

若い人の膝まわりはスラッとしていますが、歳を重ねると膝の上に脂肪が乗ったり弛むことで、足がおばさんっぽく見える原因となります。膝上丈のスカートが似合わなくなるのはそのためです。

7.肋骨が開いている

あまり注目されにくい肋骨ですが、おばさん体型に大きく関与しています。肋骨が広がってしまうとウエストの幅が広くなり、痩せていても上半身全体が寸胴に見えてしまりのない体に見えてしまいます。また、肋骨がひらいたままだと呼吸が浅くなり、全身の血液の巡りが悪くなるので冷えやむくみなどを起こしてしまいます。

おばさん体型が健康や美容にも影響する

上記にも述べたようにおばさん体型をつくる原因にむくみや冷え、新陳代謝の低下や筋力の衰えなど、体型だけではなく健康や美容にも悪影響を及ぼすものが多いです。普段から美容には気を付けているのに体型管理が上手くいかない!という人は是非普段の生活を見直してみましょう。

おばさん体型の解消方法

おばさん体型になってしまう要因が沢山あることがわかったと思います。自分の体型のどんなところがおばさんっぽく見えるのか把握したら、それを解消する方法に的確に取り組みましょう。

1.筋トレをする

おばさん体型の大きな原因の一つが、単純に基礎代謝量が減り、太ってしまうことにあります。そのため、筋トレの習慣をつけるのはまず一番効果的な方法です。これは太っている人だけではなく痩せているのにおばさんっぽく見えてしまう人にもおおきな効果があります。痩せていても年齢を重ねるとどうしても体はたるんでしまいます。筋肉をつける事で体が引き締まり、たとえ筋肉の分だけ体が分厚くなっても、若々しい印象を作る事ができます。筋トレをする場合は部分痩せというような事を狙うより、全身をバランスよく鍛える事で基礎代謝を上げ、結果的に痩せるという方法が一番効果的です。気になる部分がある場合は、全身の筋トレに加えて気になる部分を鍛えるトレーニングを加えるようにしましょう。普段まったく運動しないという人は、急に激しい運動をすると関節などを痛める可能性があるので、ウォーキングなど体への負担が少ないものから始めましょう。部分的な筋トレで特に効果的なのは腹筋です。腹筋はお腹周りの脂肪だけではなく、内臓を支えてくれる重要な役割を持っているので、腹筋が無いと内臓が下におちてお腹がぽっこりして見えてしまいます。やせているのにお腹まわりだけぽっこり太っているという人の中で普段からまったく運動しないという人も多いのではないでしょうか。内臓を正しい位置にもどすだけでも体は締まってみまえす。そのためにも積極的に腹筋をつけるようにしましょう。

2.巻き肩を解消する

デスクワークをしている人の多くに見られる巻き肩。巻き肩は猫背の原因となり、おばさん体型を加速させる原因となります。自分が巻き肩かわからないという人は、仰向けに寝てみてください。正しい姿勢であれば仰向けに寝たとき、肩全体が床につきます。しかし、仰向けになったとき肩が床につかず、肩の後ろ側と床の間に隙間がある場合は、巻き肩になっている可能性があります。巻き肩の解消方法として、横向きで寝る癖がある人は仰向けで寝るようにしましょう。横向きに寝ると肩が前に倒れるので、巻き肩の原因になる場合があります。また、デスクワークをしている人は肩甲骨や胸周りのストレッチを普段から習慣づけましょう。長時間同じ姿勢になるのはなるべくさけて、仕事途中に肩周りのストレッチをして肩を動かしましょう。ピラティスやヨガでは肩周りや胸まわりをよく動かすので、自分で習慣づけるのが苦手という人はレッスンに通うのもおすすめです。普段のウォーキングなどでもなるべく腕をふって肩周りを動かすとボディラインの崩れも防げます。

3.肋骨を閉じる

肋骨が閉じているのか開いているのかわからないという人は鏡を見ながらゆっくり呼吸をしてみましょう。息を鼻から吸ったときに肩が上がるようであれば、肋骨とそれに伴う肋間筋や横隔膜がうまく使えていない可能性があります。肋骨を締めることで、肋骨と骨盤の距離ができるのでウエストのくびれを作りやすくなり、メリハリのある体に見えやすくなる上、骨盤が正しい位置に戻るため、姿勢が整うメリットもあります。開いている肋骨を締めるのに一番手っ取り早いのが腹式呼吸を意識する事です。両腕を胸より高い位置で組み、出来る限り大きく息を吸ってお腹を膨らませます。息を吐きながらお腹をへこませて、肺の空気を絞り出すようにします。息を吐ききったら5秒息を止めてキープ。これを何度か繰り返しましょう。また、肋骨を締めるような筋トレもおすすめです。床に仰向けになり、肋骨あたりに両手を当てて足を垂直に上げます。両足をゆっくりと左右に移動させる動きを数回繰り返します。左右に大きく動かす事で、肋骨を内側に強制的に寄せる運動になります。

4.冷え性を改善する

段々と寒くなってきて冷え性が悪化しやすい季節になってきました。冷え性は新陳代謝の低下や血の巡りが悪くなるなど、脂肪がつきやすい体質になったり浮腫みが悪化する原因となります。慢性的に浮腫みやすくなると、足首が太くなったり顔周りがもたついてみえたり、すらっとした印象から遠のいてしまうので、冷え性をまず改善するというのはとても大切です。むくみが取れるだけでも見た目には大きな変化になるので、積極的に改善に取り組みましょう。冷え性を改善させるには、運動はもちろん食事を気をつける事も大切です。おばさん体型になてしまったからといって偏った食事をすると冷え性の悪化につながります。体温が下がっている朝はお米とお味噌汁で体温を上げる、生野菜を食べる時はスープなど胃を温めるものを一緒に摂る、しょうがなど体を温める香辛料を積極的に摂るなどして体の内側から体温を上昇させましょう。また、湯船につかるというのも冷え性改善にとても大切です。体型を気にして締め付けのきついガードルなどを習慣的に着用する人もいるかもしれませんが、長時間の着用は血流が悪くなり、むくみや冷え性の原因になります。体のラインが出てしまうドレスなどここぞという時に着用するにとどめ、普段からの長時間着用は避けるようにしましょう。

5.骨の歪みを解消する

姿勢が悪かったり、足を組んで座る癖があったりすると骨盤や背骨が歪みおばさん体型の原因となります。特に骨盤の歪みはお尻が垂れたりする原因にもなるので、整体に行ったり骨の歪みを解消する体操を取り入れるなどして歪みを解消しましょう。足を組む癖がある人は組まないようにする、片足重心をやめるなどして骨が歪むのを防止しましょう。

6.メリハリのある服を選ぶ

体型隠しの為にサイズの大きい服を選ぶと余計おばさんっぽく見えてしまう原因になります。特に上半身にだぼっとした服をもってくるとメリハリの無い印象に。また、だぼっとした服を着る事で自分が太っても気づきにくいというデメリットもあります。鎖骨だけは見せる・ウエストだけはきゅっとしまった服にするなどメリハリのあるファッションをする方が逆にすらっとして見えるので、隠すことだけに意識を向けないようにしましょう。下着も定期的に取り替えて自分に合うものを選びましょう。サイズの合わないブラジャーは胸が垂れてしまい老けた印象を与える原因になります。必ず試着をして、サイズがあっているのかわからない時はなるべく店員さんに相談するようにしましょう。

7.パーソナルジムやピラティスなどに頼る

なかなか自分だけではおばさん体型を抜け出せないという人はパーソナルジムなどを利用するのも効果的です。自分の悩みを相談すればそれにあったメニューを提供してもらえるので、一人でやみくもに運動するよりも短期間で効果を実感できます。ジムだと筋肉が付き過ぎるのが心配・メニューがきつすぎてついていけないという人にはピラティスがおすすめです。体のバランスを整え、柔軟性をつけながら筋力もつけられるので、若々しい印象を作れるようになります。

8.食事の内容を見直す

過度な食事制限とまではいかなくとも、食事の内容を見直す事はとても大切です。運動量などを増やしたとしても、若い頃に比べると基礎代謝はどうしても落ちてしまいます。20歳前後の頃のようにスイーツや脂っこいものをいくらでも食べていた頃とは体が違います!揚げ物やラーメンなどつい脂っこいものを選んでしまうという人はなるべくヘルシーな食事に置き換えるようにしましょう。スイーツも食べ過ぎは要注意です。スイーツの代わりにフルーツを食べたり、砂糖の代わりにハチミツを使ったり、年齢に合った食事を心がけましょう。ただし、過度な食事制限は禁物です。肌荒れや冷え性悪化の原因になってしまいます。3食のうち少なくとも1回は必ず炭水化物を摂る、栄養価の高い肉や魚を必ず食べるなどして最低限の食事は必ずとるようにしましょう。

まとめ

おばさん体型はある日突然なってしまった、というものではありません。毎日の習慣が積み重なり、きがついたらおばさん体型になっているものです。また、説明した通り太っている事だけがおばさんっぽい体型に見える原因というわけではありません。浮腫みやたるみ、巻き肩など体型の歪みがおばさんっぽい体型の原因にもなります。私は痩せているから平気…と思っている人もこまめに鏡で自分の体型をチェックして、改善すべき部分を見逃さないようにしましょう。30代以降はおばさんになるか綺麗なお姉さんになるかの分かれ道です。綺麗なお姉さんでいつづけるため、普段から意識して生活しましょう。

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