脱毛契約をする時に気をつけるべきこと

近年はサロンやクリニックで脱毛するという事がとてもメジャーになりましたね。男性の脱毛経験者も増えていて、一般的にも色々な情報を手に入れやすくなりました。とはいえ脱毛はまとまった金額を支払う必要があり、契約する時にどうしてもためらってしまうという人も多いのではないでしょうか。金額も大きく、プランによっては契約期間も長いので、通い続けられるのか不安にもなりますよね。今回は契約する時に不安になってしまう人むけに、注意すべきポイントをまとめます。

とにかく怖いのは倒産?!

今年脱毛関係でメディアを賑わせたのが、「脱毛ラボ」の倒産や「キレイモ」の未払い問題ではないでしょうか。どちらも脱毛について調べていれば必ず出てくる有名サロンなので、ニュースに驚いた人も多いはずです。自分が契約したサロンやクリニックが倒産したらどうなんてしまうんだろう?こんなに頻繁に問題が起こってしまうものなの?まずは脱毛業界の根本的な事を知るようにしましょう。

サロンが倒産してしまった場合

脱毛サロンの倒産は、実は珍しいことではありません。脱毛ラボなどに限らず、有名芸能人をCMに起用していたようなサロンでさえ、過去倒産をしています。20年ほど前には業界2位の大手の脱毛サロンが、店舗を拡大しすぎて大きな負債を負って倒産したこともありました。もちろん大きな会社であれば大々的に報道されますが、個人経営や小規模な店舗であれば報道もされず倒産しています。「私の契約先は大手だから大丈夫」「有名芸能人がCMしているから安心」と思うのは危険です。倒産する可能性もあると頭の片隅に入れて契約しましょう。脱毛の途中でサロンが倒産すると、もちろんもう施術が受けられなくなります。その時に気になってくるのが、未消化分の代金が返金されるのかどうかです。もちろん返金して欲しいというのが誰もが持つ気持ちですが、実はお金は返金して欲しくても返金してもらえない可能性が非常に高いです。倒産をして破産手続きがされると、資産は弁護士の管理下に置かれ、清算が行われます。その際、まず優先されるのが、税金や従業員の給料で、その次に消費者への清算となるのです。倒産するような会社なので既に従業員の給与が払えないような状態になっている中、消費者への清算へまわるような資金が残っている可能性はとても低いのです。

倒産しそうなサロンかチェックした方が吉

どんな企業も倒産しない事が前提で経営をしていますが、個人が契約する時はリスクもあると理解しましょう。自己防衛のためにも、契約前に「変だな?」と違和感を覚える事があれば一度立ち止まってチェックしましょう。例えば、支払いの際に現金払いをしつこく求めてくるようなサロンは事業が厳しくなっている可能性があります。カード払いやローン払いは会社にその瞬間に入る現金はないので、今お金が必要というような状態に陥っている会社の場合は現金を求めてきます。また、勧誘がしつこすぎる店舗も避けましょう。カウンセリングは営業活動を兼ねているので、どんなスタッフの人もある程度のコース勧誘などは行います。その勧誘の度合いがあまりにも強引に感じる場合は契約を避けた方が無難です。加えて、スタッフ全体のモチベーションが低いように感じたり、掃除が行き届いてない、受付の観葉植物が全部枯れてるなど、環境に問題がある場合、経営が上手くいってない事が社員のモチベーションを下げ、全体の環境も悪くなっている場合があるので注意しましょう。

どうしても不安ならリスクを減らす契約をしよう

倒産がどうしても心配という場合は、契約の仕方を工夫しましょう。例えば脱毛は契約する場合に分割払いより一括払いの方がお得ではありますが、一括払いをした後に倒産した場合、お金が戻ってくることはほぼありません。月額生か分割払いのように小額の支払で脱毛を利用するというのもリスクを減らせる手段です。また長期の契約や全身脱毛は支払う金額も大きくなり、その分リスクも高くなります。12回コースではなく6回コースを選ぶ、まずは部分脱毛を選ぶ、なども検討しましょう。これは再契約する場合も同じです。

途中解約の方法を必ず確認しよう

一度契約すると、解約するのに解約手数料が発生するサロンやクリニックも多いです。そもそも途中解約しなくていいように事前に確認しておく必要もありますが、トラブルにならないよう途中解約の方法を確認する事も大切です。解約の方法は各社ホームページなどに記載されている場合もあるので、カウンセリングを受ける前に確認しておきましょう。

クーリングオフ制度も利用できる場合もある

期間が1か月、金額が5万円を超えるエステ契約は、特定商取引法上の「特定継続的役務提供契約」に該当し、クーリングオフ制度が適用されます。解約の仕方は、脱毛契約してから8日以内であれば【クーリングオフ】で無条件で契約解除ができます。それ以降は各サロンの規定に基づいた途中解約となります。どちらも法律上かならず解約できるようになっているので安心してください。契約した日が契約1日目となるので注意しましょう。クーリングオフはかならずはがきなどの書面で通知となります。消印が契約してから8日以内であれば、サロン側に届くのが8日を過ぎても適用されます。クーリングオフのやり方がわからない…という方もいるかと思いますが、書き方を掲載しているサイトなどもあるので参考にしましょう。

医療脱毛はクーリングオフも途中解約制度も法律で定められてないので注意!

医療行為にあたるレーザー脱毛はクーリングオフも途中解約制度も法律では定めだれていません。エステ脱毛のような解約ができない場合があるので注意が必要です。ただし、クリニックによっては途中解約について独自の規約を設けています。中にはエステ脱毛より良心的な解約ができるクリニックもあるので、契約前の検討材料に入れましょう。ただし、解約手数料や解約できる期間、解約にあたっての注意事項などがクリニックによってまったく異なってくるので、契約前に内容をきちんと確認することが大切です。

契約書の内容を確認しましょう

どうしても倒産が怖い場合、「前受金保全措置」が契約条項に含まれているかどうか契約書で確認しましょう。この前受金保全措置が含まれている場合は、脱毛サロンが万が一倒産をしても、事前に預かっている未利用分の料金を利用者に返還できるシステムなので支払った料金が金融機関から返金される場合があります。この措置は義務ではないので、設けている場合は少ないですがもしあれば内容を確認しましょう。

ローンを組む場合はローン会社の規約も必ず確認すること!

脱毛契約はコースによっては高額なので、ローンを組んで契約する方法を選ぶ人もとても多いです。ローンを組む場合は、ローン会社への解約手数料が発生します契約の際一括払いで契約した場合はサロンへの解約手数料のみですみますが、ローンを組んで契約した場合は、ローン会社にも解約手数料を払わなければならないので注意しましょう。ローン払いは分割手数料も加算されるので、分割手数料と相殺すると返金額が無いこともあります。ローンの手続きは脱毛サロンやクリニックが代行してくれる場合が多いですが、ローンを組む際に途中解約についての規約を自分自身で必ずチェックしておきましょう。

途中解約してしまいそうな要因がないかチェックしよう

脱毛は解約手数料が発生するにも関わらず解約する人が一定数います。その主な原因は「施術が痛くて我慢できない」「スケジュールが合わなくて通うのが億劫になってしまう」「妊娠した」「引っ越しをすることになった」「期待していた効果を得られなかった」が圧倒的に多いといえるでしょう。契約をする時に、解約してしまいそうな不安要素が無いかを確認しましょう。施術の痛みが不安なら、テスト照射ができるかを確認しましょう。脱毛は通年通っている人がお多いので、店舗によっては予約がとりづらいという事もあります。口コミなどをチェックして、予約のとりやすさを確認する事もおすすめです。妊娠に関しては、サロンによっては契約延長などをしてくれる事があるので、妊活と平行する予定がある場合などは必ず契約する時に確認しましょう。契約期間中に仕事の転勤や学校への入学で遠い地域へ引っ越しとなってしまう場合があるかと思います。全国展開しているサロン等であれば、サロン変更が可能な場合がありますが、小さなサロンですと引っ越し先に無く、やむなく解約という事もあります。転勤の多い職種の方や、現在住んでいる場所とは違う地域の学校入学を控えている場合は、サロン変更ができるかどうか予め確認しておきましょう。

自分の生活の背丈にあった契約なのか改めて考える

脱毛はお金と時間がかかります。無理をせずに継続して通い続けられるサロンと契約するという事が大切です。
脱毛料金は毎月支払える価格になっているか
脱毛回数が何回か
脱毛期間はどのくらいか
施術時間は何分か
痛みがどの程度あるか
予約は取りやすいか
自宅や職場から近い店舗はあるか
店舗移動が可能かどうか

必ず無料カウンセリングを受けてから契約する

契約前に必ず無料カウンセリングを受けましょう。実際店舗に行ってスタッフの人と話す事で、前に述べた通り倒産の可能性に気がつける場合があります。また、スタッフとの相性も大切です。カウンセリングを受けて、『自分が通いたくなるサロンかどうか?』をしっかり見極めてください。

まとめ

脱毛は毎年進化しており、色々な機械やコースがあるので、実際契約するとなると「本当にこれが一番自分に合ってるのかな?」「契約して大丈夫かな?」と色々と不安になりがちです。おおきな金額の契約になるので、不安になる事があればカウンセリングの場で相談できるよう事前に必ずチェックしておき、わからない事があればカウンセリングで聞くという流れにできるようにしましょう。また、周囲の人の経験を聞く事も大切です。どんなコースで契約し、順調にいっているか?ローンを組んでいる人は返せているか?痛みの程度は?リアルな声を聞く事で自分に置き換えて考えやすくなります。以前脱毛経験があって久しぶりに脱毛をするという人も、日々脱毛業界は進化しているのぜ是非情報収集から始めてください。

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