脱毛の種類について知ろう!

いざ脱毛をしようと思っても、脱毛には様々な種類があります。効果で選ぶのか、金額で選ぶのか、それとも回数で選ぶのかなど…特徴も様々なので迷ってしまいますよね。
脱毛の種類について詳しく知って、自分に合った脱毛を選んで行きましょう!

脱毛の種類は何がある?

近年、脱毛は需要が高まりつつあり、今まで以上に自分に合った脱毛を選べるようになりました。一方で、サロンやクリニックの数はどんどん増え、様々なサービスが展開されているのこの状況が、どのお店のどのサービスを選べば良いのかわかりにくくなっている反面も…。

脱毛に行かずに、カミソリやシェーバー、除毛クリームを使う方法は「除毛」になります。そのため、毛根の部分からはまた毛が生えてきてしまいます。

脱毛とは、脱毛サロンや脱毛クリニック、時には自宅で専用の機械を使って、光や熱のエネルギーで毛根にアプローチし、毛が生えてくる力そのものを弱らせて毛を減らします。

脱毛には「医療(レーザー)脱毛」「光脱毛(フラッシュ脱毛)」「電気脱毛(ニードル脱毛)」があります。
脱毛方法によって脱毛期間や脱毛回数が異なるので、脱毛について詳しく知ることで、後悔しない脱毛選びをすることができるでしょう。

医療脱毛(医療レーザー脱毛)

医療脱毛(医療レーザー脱毛)とは、毛の黒い色素であるメラニンにレーザーを反応させ、毛根を死滅させる方法です。医療脱毛は、その名の通りクリニックなどの医療機関だけで施術することができます。というのも、医療機関でなければ使うことができない高出力レーザーで施術を行うからです。光脱毛よりも圧倒的にパワーが強い照射を行うので、永久脱毛をすることが可能です。

そのため、個人差はありますが、脱毛サロンの場合、毛周期に合わせて照射は合計12〜18回必要ですが、医療脱毛のレーザーは5〜8回程度で済みます。1年程度で脱毛が完了するとされています。このように、医療脱毛の場合は脱毛に通う回数が少ないのも特徴です。
施術をするのが医療機関なので、万が一、肌トラブルなどがあってもその場でしっかり対応してくれる点が安心です。

医療脱毛で使用されるレーザーは、大きく分けて「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」の3種類があります。複数のレーザーを使い分けているクリニックも多いので、部位や痛みの感じ方によって調節することが可能です。他にも、ヤグレーザーとアレキサンドライトレーザーの2種類のレーザーを使ったハイブリット脱毛機もあります。
機械によってそれぞれ特徴が異なるので、痛みや効果に不安があればチェックしておくことをおすすめします。

◎「ダイオードレーザー」
最も人気な蓄熱式のレーザーです。医療脱毛の中でも最も痛みが少なく、太い毛から産毛まで幅広く脱毛効果が高いのが特徴です。

◎「アレキサンドライトレーザー」
アレキサンドライトレーザーは美肌効果がありますが、部位によっては痛みがあります。太い毛への効果が高いです。

◎「ヤグレーザー」
ヤグレーザーは剛毛への効果が高いので、毛の濃い方におすすめです。その分痛みも強くなるので、痛みに敏感な方は事前に相談しておくと安心です。



<医療脱毛のメリット>
*永久脱毛ができるので、一度医療脱毛をすれば今後ムダ毛に悩まされることがありません。光脱毛よりも高い効果が期待できます。

*他の脱毛方法と比べて通う回数が少なく済むので、忙しい方、短期間で脱毛を終わらせたい方にもおすすめです。

*医療機関で行われるので、何かトラブルが起きたときでもアフターケアが充実していて安心して脱毛することができます。

*肌表面に毛が伸びていなくても施術できます。


<医療脱毛のデメリット>
*光脱毛よりも強い出力のレーザーによって脱毛を行う方法なので、他の脱毛方法と比べて痛みが強く感じることがあります。特にVIOなどデリケートな部分は痛みを感じやすく、施術の途中でリタイアしてしまう方もいるほどです。

*施術マシンが高価で、医療資格者が施術を担当するため、一回の料金がサロンよりも値段が高い傾向にあります。相場として、全身脱毛の場合安くて50万円、高くて100万円近くかかるところもあります。

*医療脱毛でも硬毛化(毛が何らかの理由で濃くなってしまうこと)が起きる可能性があります。硬毛化してしまったら、脱毛を辞める、又は機械を変えてもらうなどの対応が可能です。

*医療レーザー脱毛は黒色に反応して毛を処理するため、黒染めした場合であっても毛根が白い白髪の場合は脱毛の効果を得ることができません。レーザーの種類にもよるので、事前に確認しておきましょう。

*熱による肌への負担が大きいため毛嚢炎や赤みなどの肌トラブルのリスクがあります。そのため、ホクロ、日焼け肌には施術することができません。

光脱毛(フラッシュ脱毛)

光脱毛(フラッシュ脱毛)とは、光を照射して毛根を少しずつ弱らせていく脱毛方法です。光脱毛のフラッシュは、医療脱毛のレーザーに比べると出力が弱く、1度の照射で毛根を死滅させることはできません。同じ毛に何度も照射する必要があるため、結果的に通う回数が多くなってしまいます。

その分、医療脱毛に比べると痛みがかなり弱く、美肌効果が高いのが光脱毛の良さです。割引キャンペーンやお試し脱毛を実施しているサロンが多いので、脱毛初心者にもおすすめで、施術経験者の多い脱毛方法のひとつでもあります。医療機関でなくても施術ができるため、エステサロンを中心に広く行われています。

光脱毛は使用する機械の違いによって、さらに「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」の3種類に分かれます。レーザー機によるムダ毛処理法と原理は同じですが、レーザー光線よりも波長が長く、複合波長光線において、多様な毛質、毛根の深さに反応し、光線が脱毛処理部の毛根にきちんと届くよう設計されたマシンを使用します。
「IPL脱毛」と「SSC脱毛」は毛周期に合わせて脱毛しますが、「SHR脱毛」や「ハイパースキン脱毛」は毛周期とは無関係に脱毛ができるので、最短半年で脱毛が完了できることもあります。

光脱毛は痛みの強さと脱毛効果はほぼ反比例しているので、毛が濃く効果をしっかり出したい方は「IPL脱毛」「SSC脱毛」が、痛みに弱く毛の薄い方は「SHR脱毛」「ハイパースキン脱毛」がおすすめです。

◎「IPL脱毛」
IPL脱毛は「インテンス・パルス・ライト」と呼ばれるメラニン色素に反応する特殊な光を照射し、毛母細胞や毛乳頭を破壊する方法です。

医療レーザー脱毛と基本的な仕組みは同様ですが、施術に伴う痛みが少ないため、敏感肌の方に人気な脱毛方法です。とは言っても、脱毛効果が最も高いので、その分、光脱毛の中では痛みが強く感じられます。毛が細くなっていけば痛みも減っていきます。
IPL脱毛の注意点としては、メラニンに反応して脱毛する方法のため、日焼けや色黒肌、ほくろの部分には脱毛効果が出ないだけでなく、火傷をする危険性があるので光を当てることができません。また、産毛や細い毛には効果が出にくいです。

◎「SSC脱毛」
SSC脱毛は「ビーンズジェル」と、「クリプトンライト」という光の照射を併用することで脱毛する方法です。SSC脱毛で使用するビーンズジェルは抑毛効果が期待でき、黒ずみ解消や毛穴を引き締める効果を発揮することから、美肌効果も期待できるのが特徴です。痛みも弱いです。

IPL脱毛が光の照射のみによって脱毛する施術であることに対して、SSC脱毛では抑毛効果のあるビーンズジェルを塗布することにより、新しいムダ毛の再生を抑えます。また、ビーンズジェルには黒ずみ解消や毛穴の引き締めといった美肌効果もあるため、施術後の肌が綺麗に仕上がるというメリットもあります。

◎「SHR脱毛」
SHR脱毛は蓄熱式脱毛とも呼ばれ、毛根だけでなくバルジ領域という毛を生み出す毛包部分に作用し、脱毛を行う方法です。
SHR脱毛で毛包部分にアプローチすることにより、成長中・退行中・休止中の全ての毛に反応し、肌色・肌質・毛質・毛周期を気にすることなく脱毛することができます。痛みはほぼないので、痛みが苦手な方におすすめです。
新しい概念の脱毛方法で、最近はSHR方式の脱毛器を導入サロンが増えてきています。


<光脱毛のメリット>
*キャンペーンが多く、施術もリーズナブルなので、他の脱毛と比べても比較的安価で施術が受けられます。店舗数も多いので、通いやすいです。

*広範囲にまとめて光を照射できるため、1回あたりの施術時間が短く済みます。

*レーザーに比べて美肌効果があり、痛みが少ないので、肌が弱い方や敏感な方にもおすすめです。

*表面に毛が伸びてなくても施術できます。


<光脱毛のデメリット>

*マシンから出る光の出力が弱いので効果が得られにくく、それだけ通う回数が増えてしまいます。部位や個人差もありますが、トータルで2〜3年程度の期間を要します。また、光が弱いので永久脱毛もできません。

*色に反応して毛を処理する仕組みであるため、日焼けした肌や毛を剃った直後の肌への施術はできません。

電気脱毛(ニードル脱毛)

電気脱毛(ニードル脱毛)は、毛穴一つ一つに針を刺し、その針に電流や高周波を流して毛根を破壊させ、毛の再生を妨害する方法です。皮膚科や美容整形外科のある病院で行われます。医療行為のため、医師、もしくは看護師でないと施術は出来ません。
使用される針は金属アレルギーを防ぐため、現在はチタンやゴールドで加工されています。 元々は1800年代の後半、アメリカで逆さまつ毛の治療法として誕生しました。そこから海外では100年以上前から実施されてきた、歴史のある脱毛方法なので安心感もあります。

光脱毛や医療脱毛のように一度に広範囲の施術を行うのではなく、1本1本処理していくので、毛が多い場合はかなりの時間を要します。ただ、打ち漏れがないので、処理した毛は確実に永久脱毛が可能です。毛の太さや肌の色も無関係なので、毛が濃くて脱毛完了できるか不安な部位にはおすすめの方法です。
電気と高周波を両方合わせて行う「コンビネーション法」「ブレンド法」というやり方もあります。

電気脱毛には、脱毛クリニックで施術を受ける「医療針脱毛」と、脱毛サロンなどで受けられる「美容針脱毛」があります。部位や肌質によってさらに細かく方式や針の種類が分かれるため一概には言えませんが、いずれの方法でも強い痛みを伴います。


<ニードル脱毛のメリット>
*一本一本の毛根を確実に破壊するので、脱毛効果や持続性が最も高いです。基本的にニードル脱毛で一度施術した毛根からは二度と毛は生えてきません。最も確実性の高い脱毛方法と言えます。

*ニードル脱毛は医療レーザー脱毛と違って、レーザーを照射できないデリケートな部位(目元や眉毛、色素沈着しているビキニラインなど)や、メラニンが反応しない白髪や色素の薄い毛、細い毛にも対応することができます。ホクロや日焼け肌でも可能です。

*処理したその場で毛が無くなるので、即効性を感じやすいです。


<ニードル脱毛のデメリット>

*極細とはいえ、直接毛穴に針を刺して電気を流す刺激は非常に強く、痛みに耐えられずに施術を断念する方も少なくないです。上記2つの脱毛方法と比べても最も痛みが強いと言えるでしょう。色素沈着や内出血等のトラブル事例も散見されています。

*毛穴1つ1つに針を指す地道な作業が必要なため、1回あたりの施術時間が長いです。よって、施術完了までにかかる総費用も、最も高額になります。全身脱毛などの広い範囲の脱毛にはあまり向いていません。

*施術を受ける場合には5ミリ~1センチ程度毛が伸びている必要があるため、毛の状態を気にしながら脱毛していく必要があります。

*施術を提供しているサロン自体がまだ少ないので、人によっては通いにくさがあるかもしれません。

まとめ

今回は脱毛の種類をご紹介しました。脱毛と一口にいっても、その種類と特徴は大きく異なり、どちらにもメリットもデメリットもあります。
エステサロンを中心に行われている「光脱毛」、医療用の脱毛レーザーを用いてムダ毛を処理する「医療レーザー脱毛」はよく耳にすることもおおく、店舗も多いので通いやすさがあるでしょう。実際の脱毛サロンや脱毛クリニックでは細かいサービスやプランが用意されているので、自分の毛質や肌色、予算などの希望にどの脱毛方法が合っているのかを考える必要があります。

マシンによる脱毛は、家庭用脱毛器もあります。自宅で手軽に光脱毛ができるように開発されたマシンなので、サロンなどに通うことが難しい方は、家庭用脱毛器を利用してみるのもいいでしょう。最近では脱毛サロンと同等の出力を出せるものも登場しています。しかし、セルフで行うには限界があるので、手の届きにくい場所の脱毛は難しいです。

脱毛に通うことを考えている方は、事前によく調べ、自分に一番合った方法で脱毛ができることが最も望ましいです。せっかくお金も時間もかけてキレイにするので、効率よく、失敗無く脱毛していきましょう!

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