顔にも脱毛ができる!?”顔脱毛について”

顔にも脱毛ができる!?”顔脱毛について”

「脱毛」と聞くと、ワキや脚、デリケートゾーン(VIO)などといった毛が濃い部分の脱毛を想像する人は多いのではないでしょうか?また、脱毛するならそのような部分をキレイにしたいですよね。
実は、脱毛は顔にもすることができて、そのメリットは様々です。顔脱毛ならではの注意点も含め、ご紹介していきます。

「顔脱毛」とは?

顔脱毛とは、鼻や頬、おでこ、口元など顔にあるムダ毛や産毛を処理することを言います。
女性に限らず、男性でも顔脱毛する方が増えており、特に口周りのヒゲ脱毛をすることで清潔感を保つことができるとして人気を集めています。


顔の脱毛法は大きく分けて、脱毛サロンの「光脱毛(フラッシュ脱毛)」と、クリニックの「医療脱毛(レーザー脱毛)」の2種類があります。
これまで、医療脱毛は力が強いので敏感な部位である顔脱毛には不向きとされてきましたが、脱毛機の進化によって、医療脱毛でも顔脱毛が一般的になりました。

同じ顔脱毛でも、脱毛法によって特徴が変わります。脱毛サロンの場合、痛みに弱かったり敏感である、なるべく低価格で脱毛したい人におすすめです。クリニックの場合は、痛みは強くても効果を重視したい人や、なるべく早く脱毛を終わらせたい人におすすめです。クリニックで行われる医療脱毛は医師や看護師しか施術ができないので、術中、術後に肌トラブルがあっても対処してもらえるという安心感もあります。

顔の毛も、他の部位と同様に毛が生え変わる周期(毛周期)があります。そのため、顔脱毛も毛周期に合わせて1〜3ヶ月の間隔を開けて通うことが一般的です。

顔の毛と他の部位の毛の違いとしてあげらるのは、顔は産毛が多いことです。光やレーザーは毛の黒色(メラニン色素)に反応するので、細く、メラニン色素の薄い産毛には反応しにくく、回数を重ねる必要があります。脱毛効果を実感しにくいので、ワキや脚は6〜12回で効果を感じられても、顔は12〜18回通う必要があることもあります。
顔の産毛は細く、密集して生えているので、照射しても毛が抜けている実感がしにくい点もあります。


<痛みはどのくらい?>
脱毛は部位や濃さ、使用する脱毛器によって痛みが変わります。痛みの感じ方も人それぞれです。
脱毛はよく「ゴムを弾いたような痛さ」と言われることが多いですが、顔脱毛は他の体の部位と比べて痛みを感じやすい人が多いでしょう。なぜなら、顔の皮膚は体と比べて薄いからです。

ムダ毛は濃く、太いほど熱を熱を持ちやすくなるため痛みも大きくなりますが、顔は細い産毛だとしても密集していて皮膚も薄いと痛みを感じやすいのです。
中でも、鼻の下やおでこは皮膚が薄いこと、敏感な場所であることから痛みを強く感じやすいです。
痛みを緩和させるために冷やしながら照射していくことが多いですが、痛みに敏感だったり弱い方は事前に伝えておきましょう。

顔のパーツ別ポイント

<おでこ>
髪型によっては、おでこが丸見えになる人もいるでしょう。短髪の方が多い男性にも人気の箇所です。
眉毛、眉間と一緒におでこの脱毛をする方も多く、スッキリとした印象を与えることができます。ヘアアレンジや流行に合わせて前髪が短くなる場合など、おでこを出す機会の多い方にもおすすめです。顔の中でも範囲が広いパーツなので、脱毛をするとお肌のトーンアップが際立ちます。

他にも、おでこの生え際にある産毛も脱毛できるので、理想のおでこの形も手に入れることができます。おでこの形や産毛が気になって前髪を上げることができなかった方も、脱毛をすることで様々な髪型を楽しむことができます。


<鼻>
鼻は一見毛が無さそうに見えますが、とても細かい産毛が生えています。目立つ毛がないことから、鼻を脱毛してもあまり効果がないようにも感じられますが、実は鼻・小鼻の脱毛はメイクのノリが良くなるだけでなく、小鼻の黒ずみの解消にも繋がるメリットがあります。鼻の毛穴がキレイになれば、スキンケアにかける時間も短く済むようになるでしょう。

鼻は顔の中でも凹凸が激しく、自己処理をするにしても中々きれいに処理しきれない上に、無理に処理をしようとすると肌を切ってしまう可能性もあります。そのため、鼻の毛は自己処理しない方も多く、サロンやクリニックで脱毛をしてもおらうケースが多いです。


<頬>
頬は、顔の脱毛の中でも一番行われているパーツです。頬を脱毛することによって、キメ細かくスベスベのお肌を手に入れられます。肌のトーンもアップし、ベースメイクがきれいにのるようになります。
目立つ毛はないものの、頬にも産毛は沢山生えているので、脱毛をすることで一段と美しいお肌になるでしょう。自分で産毛を剃るだけでは毛穴の引き締め効果は現れないので、脱毛をすることで効果が感じられます。


<顎>
顎の毛と聞くと、ヒゲを思い浮かべる人は多いでしょう。そのため、顎の脱毛は男性がするイメージが強いですが、実は顎にも産毛は沢山生えてて、女性でもストレスやホルモンバランス、食生活が乱れたりするとヒゲが濃くなることもあります。これは、鼻下のムダ毛にも共通して言えます。
女性のヒゲが濃くなっても、男性のようにまでなることはありませんが、なかなか気付きにくい場所です。頬や口周りを脱毛するときに一緒に顎の脱毛をしておくと安心です。


<もみあげ>
意外にも、もみあげも脱毛をすることのメリットが存在します。女性は長髪の人も多いので気にならない方も多いですが、もみあげの毛量が多いと、髪を結んだときやショートヘアにしたときに目立って、思うように髪型がきまらないことがあります。
もみあげの形や毛量を好みの状態にすることができるので、もみあげでお悩みの方は脱毛で改善させることができます。

「顔脱毛」のメリット

◎お肌に自信がつく
顔のムダ毛は、ワキや脚、腕などのように衣服で隠すことができません。メイクでも隠すことができないので、脱毛で処理することでキレイな肌が手に入ります。
脱毛をしておけば、大事な日にも関わらず、うっかり自己処理を忘れてしまった、なんてことも回避できるでしょう。人前に出ることが多かったり、人と接する機会の多い方にもおすすめです。

◎肌トラブル回避
顔の皮膚は他の部位に比べて薄く、外からの刺激に対して敏感な上に、自己処理をすることで肌を傷つける恐れがあります。顔は他人からの目も一番気になるので自己処理の頻度も高くなりがちですが、ちょっとしたカミソリや電気シェーバーの使用も長く継続すると肌の負担にもなります。
脱毛をすることで、ケガなどのトラブルも回避できます。

◎美肌になる
顔脱毛をすると毛穴が引き締まるので、肌がきめ細やかになってツヤツヤになります。毛穴が引き締まると皮脂汚れも溜まりにくくなり、毛穴も目立たなくなります。
産毛は細く、無色のようにも見えますが、実は茶色や黒色です。密集して生えていると顔全体がくすんでみえるので、産毛が脱毛されれば肌のトーンアップにも繋がり、透明感溢れる明るい印象になります。

◎メイク崩れしにくくなる
顔全体に生えている産毛は、メイクのノリを妨げてしまうことがあります。顔からの汗によって、産毛に汗が留まり、ファンデーションなどのメイクが浮く原因となります。
産毛を脱毛して肌がキレイになると、メイクの浮き上がりが防止でき、メイクのノリも良くなります。毛穴も目立たなくなるので、薄いファンデーションで十分になります。そうなると、よりメイクがラクにもなります。

「顔脱毛」の注意点

*目の近くは脱毛できない
顔のムダ毛で脱毛したい部分に「眉毛」を希望する人もいます。眉毛の形は顔の印象にも影響し、目立つので、眉毛は自己処理している人も多いでしょう。
しかし、目の近くの脱毛は失明の危険が伴う場合があるので脱毛ができません。なぜなら、使用されるレーザーは仕様上、黒色のメラニン色素に反応するので、瞳の色素に反応してしまい目にダメージを与える可能性があるからです。
そのため顔に限らず、他の部位の照射時にも目を保護して施術をする必要があります。
眉下は施術できませんが、眉上は施術できるクリニックが多いです。

*ニキビの悪化
赤く腫れていたり、膿が出ていたりするなどニキビの炎症が酷いときは避ける必要があります。レーザーの熱によってニキビの炎症を悪化させてしまうことがあります。
避けるべきニキビがある場合は、強い炎症を起こしているニキビにテープなどを貼って保護をした上で施術していきます。炎症が起きていない状態やニキビ跡であれば、通常は照射ができます。むしろ、光やレーザーなどの種類によっては肌のターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡が改善されることもあります。

*ホクロ・シミには照射できない
レーザーは黒いメラニン色素に反応してしまうので、色素の濃いシミやほくろの場合はその部分にテープを貼って照射します。小さなホクロや薄いシミには問題なく照射できます。
ニキビ同様、かえってシミもレーザーによって目立たなくなる効果も期待できます。

顔脱毛の事前準備について

顔脱毛の施術法やサロン、クリニックによっても変わってきますが、一般的には事前準備としてシェーバーでムダ毛の自己処理を行い、その後にしっかりと保湿ケアをしてお肌の状態を保っておきます。毛を剃る際は、カミソリではなく、できるだけ電気シェーバーの仕様がおすすめです。カミソリは肌への負担も大きい上に、傷を付けてしまう危険性もあり、脱毛当日に痛みが強く感じられる恐れがあるからです。
シェービングをするタイミングは、こちらも場所によって変わりますが、多くの場合は施術を受ける前日か2日前となっています。

照射に使用するレーザーは黒いメラニン色素に反応する仕様になっているので、日焼けをしていると施術が難しくなってしまいます。日焼けをした肌は、紫外線によるダメージを受け、火照っていたり乾燥したりしています。このような状態の肌にレーザーを照射すると、肌トラブルの原因になります。
そのため、施術前は日焼けをしないように生活する必要があります。特に顔は衣服で隠すことができないので、日焼け止めを塗ったり、帽子、サングラス等を使って日焼け防止をしっかり行いましょう。施術後も日焼けには注意しましょう。

施術当日は、メイクをした状態でサロン、クリニックに行っても問題ないことがほとんどですが、施術直前にはメイクを落とした状態で行われます。というのも、パウダールームやクレンジングが用意されていることが多いので、仕事や外出した帰りにも安心して脱毛しに行くことができます。化粧が付着したままだと、レーザーや光の妨げになり、脱毛効果が薄れてしまいます。
メイクを落として施術を受けた後は、肌が敏感な方は赤みを帯びたり刺激が残っていたりするので、再びメイクはせずに帰宅した方がいいでしょう。帰宅時の紫外線を避けるためにも、マスクを持参していくことをおすすめします。

顔脱毛のアフターケア

脱毛後のお肌はとても敏感になっていて、レーザーによる照射で水分が奪われ乾燥もしています。個人差はありますが、人によっては水ぶくれができてしまう方や肌が赤くなってしまうこともあります。
そのため、しっかりと保湿ケアをする必要がありますが、その際はいつも使い慣れているスキンケアコスメの仕様をおすすめします。初めてのスキンケアコスメやメイクアップ商品を使うのは思わぬトラブルを招く可能性があるので避けた方がベターです。逆に、普段使っている化粧水などが刺激の強いものの場合は、敏感肌用など低刺激のものに変えてあげるといいでしょう。

お肌が再生するには1ヶ月程度かかると言われています。過度な刺激は避け、スクラブ洗顔やピーリングなども避けるようにしましょう。
脱毛後は肌をしっかりと休ませて、保湿をすることが大切です。

まとめ

顔にあるムダ毛は自己処理で簡単にできてしまい、体の他の部位よりも目立つ毛が少ないので、わざわざ脱毛をしにいこうとする人はそう多くないでしょう。

しかし、顔のムダ毛はメイクや衣服で隠れることなく、人からも一番見られるので、ちょっとした自己処理を頻繁に行いがちですが、その都度皮膚には負担がかかっています。顔の皮膚は体よりも薄いので、頻繁な自己処理によって思わぬ肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。肌が荒れたり切ったりしてしまうと、ムダ毛よりも目立ってしまうこともあるでしょう。

顔の脱毛をすることでムダ毛がなくなるだけでなく、毛穴が引き締まったり肌に透明感がでたり、メイクのノリが良くなったりなど様々な嬉しいメリットが得られます。これらの効果は自己処理では得られず、脱毛ならではのメリットになります。
顔に気になるムダ毛がある方だけでなく、顔のお肌に更なる磨きをかけたい方は「顔脱毛」を検討してみてはいかがでしょうか?

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